鶴丸国永 2015-06-09 14:39:26 |
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光忠…?忙しかったならいいんだ、事故か病気かと考えたら心配でな
(突然玄関が開く音に吃驚しながらも待ち望んだ姿を捉えれば駆け寄っては勢い余って真正面から抱きついて)
わっ、と…!心配させてごめん、鶴丸さん。
(勢いよく掛かる体重を受け留めると背中に腕を回してその身体をしっかと抱き締めては切なげな表情を堪えつつ肩に頭をうずめ)
あぁ、まったくだ。この三日間が長く感じたぜ…
(抱きしめられる感覚に心が満たされていくのを感じ、安心感からじわりと目に涙を浮かべていて。肩に埋められた相手の頭を撫でては「おかえり」と呟いて)
鶴さんに出迎えられると…ああ、帰って来たんだなって思うよ。
待たせた上に寂しい思いをさせてしまうなんて…これじゃあ格好がつかないなぁ。
(ふわりとした抱き心地の良い羽織をくしゃりと握り締め、髪に通る指先に安堵の息を漏らせば頭を左右に揺らして押し付けながらも「ただいま」と挨拶を返して)
心配こそしたがこうして帰ってきてくれたんだ、何も言うことはないさ
(抱き付いたことで伝わる相手の体温は相手が確かに自分の目の前にいることの何よりの証であり、抱きしめる力が自然と強まってはすり、と甘えるように擦り寄っては)
ごめん、本当にごめんね。
(震えた声で謝罪の意を表し、罪悪感に押し潰されそうな勢いで切に声を上げ。自然と強まった腕の力にはへらりと口元が思わず緩まってしまっては甘える素振りの動作に相手の後ろ髪へ手を伸ばしさらりと指先に絡め)
もう謝るな、君を咎めるつもりなんて微塵もない
(相手の声が震えているのが分かればきっと気負っているのだろうと察して、気にするなと付け足して。相手の指に絡めとられる髪、くすぐったさにハッと我に返って擦り寄ったのが無意識だったと自覚しては頬を赤く染めて)
…鶴丸さんは優しいね、ありがとう。
(相手の優しさに思わず涙ぐみそうになりつつ、いい加減顔を見ようと身体を離せば見える頬の赤さ。後ろ髪に絡めている指を徐々に首筋へ向かわせれば頬へと撫で上げ、親指で擦るように動かして「何、照れてるの?…鶴丸さん」と潜めた声で呟き)
君を待つのは全く苦じゃない、待ち焦がれるのもまた一興だ
(頬に帯びた熱は引きそうになくて、隠してしまいたいのにそれも出来ず。首筋から背筋へとぞくぞくとした感覚が走り、肩をびくりと跳ねらせては「…君のお陰で調子が狂いっぱなしだ、今まで何ともなかったのに…」と僅かに視線を外して)
全く鶴丸さんと言ったら嬉しい事を言ってくれるよ…。
(首筋に触れた際に異様に反応する跳ねた肩を怪訝そうに見遣るものの頭で追って理解し、口元は柔らかい笑い方に変わって眉を下げ。「僕に翻弄されているのかい?…困ったな、そんなつもりはなかったんだけど」とわざとらしく惚けた発言をすれば襟に伸びる髪を掬って頭をそこに近づけ、唇に白い毛先を触れさせ口付けをし)
まぁ、一つだけ不満を言ってしまえば少し寂しかったんだ…長らく生きていたが、これだけ待ち遠しかったことはない
(普段は狂わせる立場であったはず、なのに此処まで乱されては戸惑いを隠せなくて。翻弄されている…相手の言葉はまさしく正論、返す言葉が見つからなくて「…そうかもな。君に触れられただけでここが…きゅぅって締め付けられる」可笑しいだろう?と視線を外したまま述べれば相手の所作に驚愕、目を見開いては頬の熱が更に高まるのを感じて)
たった3日しか空いていないのにな、僕も鶴丸さんの事久々だなあって思うよ。
(唇を触れさせた襟の髪から頭を離れさせ、次は脳裏に刻み込むかのように相手の顔をしっかりと見つめて居ればやはり心の内から温かくじんわりとしたものが感じられ。相変わらず肌の体温が下がっていないような見た目に「鶴丸さん、別の意味で鶴らしくなってどうするの。…かくいう僕も、結構心臓が締め付けられているんだけど」と告げれば額同士こつんと合わせ、答えを促すような視線を相手に遣って)
そう思うくらい、俺は君を…いや、何でもない
(もう己の心臓は暴れるくらいに跳ねてしまっていて、思考も止まってしまうほど。相手といられればそれでいいと思っていたのに今ではそれ以上を望んでしまっていて、それでも今自分が抱いている感情の名が分からず「…君が格好良すぎるのがいけない。お、れは…この気持ちが分からない」答えを促されているのは視線で分かるが、言葉に詰まってしまって)
…はは、僕はこの感情の意味を知ってる。
主に教えて貰ったんだ、鶴丸さんは知らない様子だけれどね。
(合わせた額から動脈が激しく脈打っている事に肩を僅かながらも震えさせて笑いをこらえ。答えを言ってしまったら相手はどんな顔をするだろうかと好奇心と不安で混ざり合う気持ちのまま「…好き、だよ。」消え入るように掠れた声音で告げ、口元はぎこちなく笑みを描いていき)
…っ!好き…?これが?
(笑いをこらえる相手に気付きながらも咎める余裕なんてなくて、赤い顔はそのままに相手の言葉に目を見開いて。己の気持ちが理解できないまま「俺は…光忠が好きなのか?好きだからこんなに苦しくて…幸せ、なのか…?」ギュッと己の胸元を掴んでは震えた声で)
そう、…だったら嬉しいんだけどなあ…。
(主に聞いたものと言えど自分の気持ちと相手の気持ちは異なるかもしれない、もしかしたら一方的に想いを寄せているのも自分だけではないかと不安に陥ってしまうと自然と声は小さくなっていって。震えた声で気付いた胸の内、あやすような手つきで頬を撫でながら頭を僅かに傾け)
…君はどうなんだ?この気持ちは俺の一方的なものかもしれない
(あと少しで自分の気持ちの正体が掴めそうなところで、もしこの気持ちを相手に押し付けるだけだったら嫌だと思うようになって。相手に撫でられれば安心感と共に満たされる感覚、無意識に擦り寄ってはこんな行為を許すのは相手だけだと気付いて。この感情が「好き」であると気付くのに時間は必要なくて)
僕も、鶴丸さんを見ると胸が締まって苦しい。
…好き、だよ。
(相手も自分と同じ気持ちだと言う事はもう迷いは無く、素直に想いを呟くように伝えると堪えていた感情は今にも溢れ出しそうで。掌に擦り付く温もりの肌を柔く指と指で挟みつつ、答えを聞くまで落ち着いていられずに)
(ごめん、操作が誤ったせいで大事な場面台無し。やり直させて貰うね。)
僕も、鶴丸さんを見ると胸が締まって苦しい。
…好き、だよ。
(相手も自分と同じ気持ちだと言う事はもう迷いは無く、素直に想いを呟くように伝えると堪えていた感情は今にも溢れ出しそうで。掌に擦り付く温もりの肌を柔く指と指で挟みつつ、答えを聞くまで落ち着いていられずに)
そう、か…やっと分かったぜ。俺も好きだ、光忠
(先程まで真っ赤だった頬は桜色に落ち着いていて、視線を上げればやっと出せた答えを。その表情には戸惑いも迷いもなく、ただ照れたように微笑んでいて。答えを出せた今でも胸は締め付けられ、鼓動は早まる一方で)
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