鶴丸国永 2015-06-09 14:39:26 |
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そりゃ良いねえ…じゃあ鶴丸さんに起こしてもらおうかな。
愛情か…気持ちを込めて作ろうかな、その方が腕が鳴るしね。
(毎朝相手の顔が第一目に飛び込んで来ると言うのは悪く無く、寧ろ嬉しいと言った感情の方が大きくて。「どうせなら格好良いほうがいいかな…」謝罪する言葉を耳に聞き入れながらも尚頭を左右に振っては常に格好を気にしている自分からして可愛いと言うのはおっくうにすぎなく。台所に着くなり掛けてあったエプロンを手に取り首に掛けて後ろで紐を丁寧に結び、冷蔵庫を眺め簡単なものが作れる食材を探し当て、中から卵を二つ程取り出しては卵焼きを作ろうと考えていて)
俺に起こされるんだから驚きは覚悟しておけよ?
あぁ、よろしく頼むぜ!ははっ、いやぁ楽しみだ
(普通に起こす日もあると言っておきながら考えているのはどう起こせば驚いてもらえるか、驚きに飽きが来ないよう毎朝考えなければと策をめぐらせて。「…分かってるさ、君はいつだって格好いいぜ、光忠」さっきまではあくまでからかい、己の目には相手は常に格好良く映るもので。エプロンを掛ける姿すら格好良く見えてはじっと見惚れてしまって。頬に熱が帯びていくのを感じては冷ますために手で顔を扇いで)
鶴丸さんは驚かせるのが好きだね、僕の心臓いくつ持つかな…。
…いきなり誉めないでくれるかな。でもありがとう、嬉しいよ。
(毎日驚かされたり普通に起こされたりとする状況に対し密やかな覚悟を胸に決めていて。卵を溶いて温めたフライパンに落とした時に聞こえた己を讃頌する声は照れくさそうに笑って返事。「そう言う鶴丸さんはいつでも凛々しいよね」と思ったことを口に出してみれば卵焼きはいつの間にか完成、皿に乗せて均等に包丁で切れ目を分け、二人分の魚を焼いていたコンロを止めてそれも長い皿に盛り着けては彼の居る場所へとそれを持って向かいつつ手で仰いでいる様子に怪訝そうにしては「暑いのかい?」と質問をして)
ははっ、人生には驚きが必要なのさ。ま、心臓止めるほど驚かせはしないから安心しろ!
…君こそ、いきなりで驚いたぜ。褒められ慣れてないから恥ずかしいというか…
(退屈こそ死に値すると自負しているものの、心臓がもたないくらいの驚きを与えようとは思っておらず。いつも驚きという名の悪戯で怒られはするが褒められることはほとんどと言っていいくらいなくて、僅かに頬を赤く染めてはどことなく嬉しそうな表情を浮かべて。「俺より凛々しい奴なんてごろごろいるだろ。三日月の爺だろ、太郎太刀に江雪、そして光忠、君もだ」指折り数えていけば料理が出来上がった様子、その完成度の高さに目をきらりと輝かせて。本当は暑いわけではないのだが相手に悟られないよう「あ、あぁ!そうだ、急に暑くなってなぁ」と苦しい言い訳紛いなことを言って)
本当かい?寝起きドッキリとか仕掛けそうだね、鶴丸さん。
…ははっ、逆ドッキリ成功って事かな?
(寝起きの際に一番に目の内に飛び込んで来るであろう相手、未だにどんな仕掛けが待っているのかと身構えてならず。せめて可愛いちょっとした悪戯だといいかな、等と悶々とした気持ちを心の内に秘めさせて。此方が讃頌する言葉を投げれば綻ばせる表情、己も表情が釣られるように崩れてしまって双眸を柔く細めて見遣り、「いや…僕が言っているのは鶴丸さん個人の事なんだけど」と指先で頬を微かに掻いて頭を緩く傾げ。先程より一層と仰ぐ手つき、相手の前にお皿を持って静かに机上に置くと首筋に流れて沿う相手の長い髪を指先で掬い、「…嘘だね」金色の瞳の面積を狭くさせると目敏く見抜いてしまっていて)
…ばれたか、毎朝仕掛けてやろうかと思ってたんだがなぁ…
まさか驚かされるとは…なかなかやるな、光忠
(相手の寝顔や寝起きの顔が毎朝見られるだけで満足なのだが、これに便乗して悪戯ができれば上々だと。相手の驚く顔を見るのはなかなかに楽しく、たまには大掛かりな悪戯もいいだろうと内心企んでいて。常に格好を気にする相手だが、やはり笑った顔が一番だと照れ笑った表情から柔く口元を緩めて「へ…?ちょっと待て光忠、俺を凛々しいなんて言った奴は初めてだぜ?本当にそう思ってるのかい?」間の抜けた声とともにキョトンとした表情、声には驚きと戸惑いが混じっていて。急に首筋に感じた指の感触にびくりと肩を震わせ「…君は千里眼でも持っているのか?鋭すぎるだろ…」と片手で己の顔を隠すように覆ってしまい)
…じゃあ僕も鶴丸さん起こしに行ってあげようか?
流石に僕もやられっぱなしは性に合わないってやつだよ。
(寝顔を許すのも自分の許容範囲へ容易く受け入れるのも彼だけで、それならば逆に同じ条件なら良いだろうかと思考の末に自分も相手の部屋に赴くと言う結論に至っては質問と言う問い掛けを一つ。間抜けにも似た発言、驚愕の瞳は心境そのものを語っており、簡易に困惑していると理解。「ああ、困らせたなら御免ね、謝るよ。だけど…僕が思う凛々しい人に当てはまるのって鶴丸さんぐらいしかいないかな」頬に掻いた指を下ろし、何処か照れ臭げに口元をだらしなく緩ませつつ彼を真っ直ぐに見詰めて気持ちを伝えれば指先越しの滑らかな髪質を緩く弄ぶよう人差し指にその糸のような襟足をくるりと絡め、様子を面白げに傍観。「僕の目は誤魔化せないよ?…なんて」揶揄を口にし、空いた片手で相手の顔を覆う手を退けるよう手首へと添え、柔く掴んでみせて)
それは構わないが…驚きを用意して起こしに来てほしいな!
君に驚かされるのは悪くない、寧ろ嬉しい…かな
(相手が起こしに来てくれるのは大をつけてもいいくらい歓迎していて、しかしただ起こしに来てもらうだけでは面白くないと一つ条件を提示してみて。困惑していないと言えば嘘になるが、相手が謝ってしまえば緩く首を横に振って「あぁいや…すまん、困っているわけじゃないんだ。君にそんな風に言ってもらえて驚いたんだが、でも嬉しくて…」整理のつかない今の心境を素直に述べてみれば相手の真っ直ぐな視線に頬を赤らめて。髪を触られることで首筋に甘い痺れに似た感覚が走り、自身の意思に反してびくびくと体が震えて。「…こんな時に格好いい台詞を言わないでくれよ…」ますます熱を帯びていく頬、柔く掴まれた手首に一瞬力が入るも抵抗することなく力を抜いて)
うーん、鶴丸さんを驚かすのは気が引けるけど…そう言うなら何か練ろうか。
…それじゃあ、起こしにがてら驚きも用意しておくよ。
(ふとした提案に目を数回か呆けたように瞬きを。その後どういう意味かを脳内にて理解、驚きを用意するとは言ったものの今の所そんな策略は何一つ思い浮かばなく、少し視線を斜め上方一点見遣って考える素振りをするが取り敢えずと言ったように一つ頷き。視線を相手の方に戻し、「…ははっ、喜んでくれて何よりだよ。」相変わらず真白の姿を注視していれば仄かな頬の赤み、熱でもあるのかと微かな心配を伴わせては小刻みに震えた身体に「…鶴丸さん、熱でもあるのかい?」矢張り心配の色を乗せ、柔く掴んだ手首を自分の方へ寄せて顔を上げるように催促をして)
是非そうしてくれ!朝一番に驚けるのはこの上ない幸せというものだ!
ははっ、今から楽しみになるな!
(相手の返答には満足げに笑み、どんな乙な驚きをくれるのかと密かに期待していて。実際のところ朝に相手が起こしに来てくれるということ自体が驚きであって、考える素振りを見せる相手にくつりと喉を鳴らして。相手の金色の目は自分を射抜いてしまいそうで視線を少しずらせば「君が俺に向ける言葉は何故か嬉しく感じるんだ」白の衣装では赤が際立ってしまうとなるべく顔は見られたくないところ、しかし相手には抵抗できず「ち、ちが…っ。首…くすぐったいんだ」促されるままに顔を上げては空いた片手で項を包んで)
鶴丸さんがそう言うなら尚更仕掛けを考えないとな。
任せておいて、あっと驚くものを鶴丸さんに仕掛けるよ。
(考える素振り、その中で唯一ひとつだけいい案が思いついて。途端に表情はいたずらを発想した童のように隻の瞳を緩くさせ、笑みを抑えきれないとばかりに格好が悪くも口元も和らげ。相手の白い和装は赤を引き立てるもの、故に白い肌も赤に染まれば分かりやすいもので、合わない視線に僅かだが心の中に靄が掛かっては浮かべた笑顔でうまく笑えたかも分からない。ひと拍遅れ「…あ、ごめんね。さ、朝ご飯食べようか」と申し訳なさげに眉を下げては首筋に垂れる髪を弄る手つきを潔く止めて指先から離れさせていき)
あっと驚かせてくれるなら大掛かりじゃなくてもいいぜ?
ふふふ、期待してもいいかい?
(考えている様子が窺えればわざわざ仕掛けなくても驚ければ満足だと。表情が変わるのを見れば何かいい案でもあるのかと相手へ手を伸ばしてはその頬を撫でて。赤く染まれば鶴を連想させるため衣装は白を好んで着ているが顔を赤く染めてしまっては示しがつかないというもの。「あ、あぁ。折角作ってもらったのに冷めちまうな」先程から驚きを通り越した感情が渦巻き、調子が狂いっぱなしで理由が分からず項を包んだ手はそのままに小首を傾げて)
僕が考えたのはちょっとした悪戯さ、大掛かりは思いつかないかな。
ああ、でも大したものじゃあないんだけどね…。
(思案顔で百面相でもしていたのだろうか、一点を見詰めて考え事をしていれば不意に頬へ触れた温もりに釣られて顔を上げ、「ん?どうかしたかい。」優しさを思わせる撫ぜる手付きは心が和らいでしまっては頬へと添えられている手元の上から己の黒い手袋越しに包んで華奢な指先を軽く握り締め、温もりの方角へ頭を傾け柔和な声音にて問うて。先程用意したご飯、冷めるといけないと言う事でひとつ頷いてはエプロンの紐を解けば片腕に持ち、「鶴丸さんもご飯を運ぶの手伝ってくれるかな。」一人で皿を持つのは運びきるのに時間がかかると思考を巡らせ、徐に腰を上げてはそこで相手に手伝ってもらおうかと思いつくと未だ台所は味噌汁とご飯と、それと自分のおかずが残っており、怪訝そうに傾げる小首を見つめては真意を悟られないようにするのが精いっぱいで)
ちょっとしたものでも嬉しいもんだね、君が驚かせてくれるというならな
君が仕掛けるものは皆乙なものさ、確信できるぜ
(相手も悪戯っ子のような表情を見せるのかと口元を緩めては頬を撫で続けて「いや、君も表情豊かだなーと思ってな。…その顔、好きだぜ」相手の手に包まれる感触、相手の優しい声色に心臓が跳ねるような感覚を覚えてはポツリと呟くように言葉を続けて。此方の我が儘を聞き入れてくれて折角作ってもらったというのに冷ましてしまっては申し訳なくて「あぁ、分かった。何も手伝えなくて悪かったな」改めて考えてみれば己は何も手伝うようなことはしておらず、ガタンと慌てて立ち上がってはせめて相手の分だけでも運ぼうと足早に駆けていって)
そうかい?それは嬉しいな。
何でばれちゃうかな…まあ、でも本当にちょっとしたいたずらだから…さ。
(今も尚触れ続ける頬の温もりはとても心地が良く、心は静かに安らいでいく感覚。ほっ、としていたのも束の間で、褒め言葉よりも特定の単語を意識してしまって、一瞬肩が強張りつつも深い意味は無いんだと思い、「そ、そうかな…ありがとう。僕は鶴丸さんも豊かだと思うな」と自分の事の話を逸らすような形で相手に返し。心臓が煩いくらい、嬉しく跳ねてしまうのは気のせいでありながらもこのまま彼に触れて居れば気持ちを制御できる自信が無いと思い、そっと手を離れさせようと身じろいで。折角の朝餉が冷めてしまうのでは勿体ない、慌ただしく台所へ駆けていった相手の背を切なげに無言で見つめるものの、数秒とすれば追うように台所に向かって「僕の分は僕が運ぶから、鶴丸さんはこっち」優しく誘導した先は味噌汁やご飯で)
君が与えてくれるものは何でも嬉しい、何だって特別に思うのさ
ははっ、何となく…さ。楽しみにしてるぜ
(手の平から伝わる相手の体温はずっと感じていたいと思ってしまうもので。相手の様子の変化が少し気になっては先程の呟きが聞かれてしまったのかと頬を染めては視線を逸らして「い、今のは本音だからな…。俺…?確かにそうかもなぁ…」聞かれたならはっきり伝えてしまおうと目を伏せながら述べてはどこか上の空と言ったような様子で言葉を続けて。最近自身の様子がおかしいことを自覚し始めていて、相手の言葉の一つ一つ、所作の一つ一つに胸が高鳴ってしまい、平静を保てなくなってしまっている…ここまで思考を巡らせたところで身動ぎする相手、ハッと我に返っては名残惜しげに手を離して。相手の分の朝餉を運ぼうと手を伸ばしたところで相手に誘導され「あ、あぁ…分かった。こっちを運べばいいんだな?」どこかぎこちない手つきで盆を手に取っては味噌汁やご飯をその上に乗せていって)
そっか…、僕も鶴丸さんの事なんだって特別に思えるよ。
(何処か様子が変に思う動作は自分も同じようなものだろう、本音と呼ばれるその心は果たして期待しても良いのだろうかと心内動揺を隠せずにいて。「嬉しい本音をありがとう、鶴丸さん。僕も鶴丸さんのいろんな顔、好きだな。」動揺は未だ揺らいでいるものの、確りと自分も本音と言う本心を告げなければとひとりでに思い、微かに照れ臭げに目元を緩めており。離された手元は少々名残惜しくも仕方のない事、誘導しても未だに動作がぎこちないものであると見ては頭を僅か横へと倒して傾げて藍色の毛先を揺らして。乗せられていく朝餉のメイン、「だ…大丈夫?気を付けてね。」心配そうに眉を下げながらも自分の分の朝餉のおかずも盆へと手際良く乗せていくと縁へ手を添えそれを持って相手の横へ付いてゆっくりと相手に合わせて運ぼうと足取りは遅く)
そうかい、そりゃあ嬉しいことこの上ない!
(好きという言葉…自身にとっての意味と相手にとっての意味はきっと違う、割り切らなければと内心で自身に言い聞かせるも顔の赤みは中々引かなくて。「…俺も嬉しいぜ!ただ…ちと恥ずかしい」相手の言うことは直感的に本音だと悟り、照れ笑った表情を見せては頬を掻いて。相手が動揺していることは普段の自分なら気付いていただろうが、こうも気持ち的な余裕がなくては気付くことができなくて。離した手には相手の体温が少し残っていて、その温もりを愛おしむかのように拳を作ってみれば。どうも相手の前では身体がうまく動かず動揺しているのは明らかで、どうしてこんなにも緊張するのか自分でも分からなくて。「だ、大丈夫だ。心配無用だぜ」なるべく相手に動揺を悟られまいといつも通りに振舞うように意識して)
途絶えて三日…忙しいのかい?考えたくはないが…俺に飽きたか?
急かすつもりはないが上げさせてもらうぜ、光忠
俺は待ってる、君の帰りをずっと…な
ああごめんね鶴丸さん!はあ、っここのところ本当いそがしくて…っ!(息を切らしながら本丸の玄関を半ば強めに音を立てて開けると急いで両靴を脱ぎ、格好悪くも焦った様子で白い姿を探していて)
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