暗闇に堕ちた愛【非募】

あぁ、できるまで眠っていても構いませんよ？
できたら起こしますので。
(相手の声に返しながら鍋に水を張り、)

・・・・
（相手の言葉を聞かず、寝息を立てながら眠りにつき）

おや…もう寝ちゃいましたか。
(相手の寝息聞けばくすりと笑い、ちゃっちゃと作ってしまおうと調理に戻り、)

・・・ん・・・でっ！！
（寝返りを打とうとしたとき背もたれとは反対方向に寝返りを打ったため背中から床に落ち）

(/しばらく来れなくて申し訳ありません！)

大和くん!?
(相手の声に駆け寄れば、「大丈夫ですか？」と手差し伸べ、)

（/いえ、こちらも忙しくてこれなかったので・・・！）

～っ・・・！へ・・平気
（打った場所をさすりながら出された手を握り）

怪我とかしてませんか？
(相手を引き起こせば相手の横にしゃがみ、心配そうな目向け、)

あ・・うん、大丈夫・・
(少し涙を浮かべながらソファーに座り)

(/最近なかなか来れず、本当に申し訳ありません。
こんな主でございますが、まだお相手してくださるようでしたら、お願いいたします)

よかった。
じゃあ、もう少し待っていてくださいね。
(相手の返答ににこりと笑えば、立ち上がってまた台所へと駆けていき、)

(/大丈夫ですよ、気長に待ちます)

・・あぁ
(台所に行く相手を見つめながら、再びソファーに座り直してテレビを見始め)

(/ありがとうございます
これからも置きレス気味になるかと思いますが、よろしくお願いします)

……痛っ！
(野菜を切っていて誤って指を切ってしまい、思わず声あげれば切った部分咥え、)

(/上げます)

本文：・・・、大丈夫？
（キッチンの方を見ると指をくわえる相手を見て、怪我をしたのかと思い相手の元に行き）

(/すみません、遅くなりました・・）

あ、えぇ…平気ですよ。ちょっとドジしてしまっただけです。
(寄ってきた相手に苦笑するも、思いの外深く切ってしまった指はじくじくと痛み、傷口からは血が流れ、)

(/いえいえっ、大丈夫ですよー！)

ちょっとじゃねぇーじゃん
（流れ出る血を見てはため息をつき、ティッシュで傷口を包み「バンソーコーってどこにある？」と尋ね）

(/ありがとうございます・・！）

…っ！ 確か…あの戸棚に救急箱が……。
(相手にティッシュをあてられれば痛みに思わず息詰め肩震わせ、相手の問いに空いた手で戸棚を指差し言い、)

戸棚・・っと、あったあった。
（取り出した救急箱をテーブルに置き、バンソーコーを取り出しガーゼ部分に軟膏を塗って傷口に貼り）

ん…っ！
……っ手際いいですね……。
(手当ての最中はやはり痛むのか声あげるも、手当てが終われば恐る恐る身体の力抜き、巻かれた絆創膏見て呟き、)

相当深いんじゃないの・・？
（痛みを我慢する相手の顔を片眉を上げながら見上げ、絆創膏のガーゼ部分から染み出す血を見て）

まぁ…大した事はありませんよ。痛みには慣れてますし。
(心配そうな相手に苦笑して言い、)