シノアと優さん

わかってるって
（相手をからかうのをこの程度でやめると相手の文句を軽く受け流しながら答えて。「別にいいぜ。付き合う」ポケットに手を突っ込めば相手の買い物に付き合うと言い、「さっそく行くか」と言えばどの店だ？と聞いて

（気にしないでください、大丈夫ですよ！いつも楽しくやらせてもらってます！）

え、あ、ありがとうございます！
(付き合ってくれると思わなかったのか、予想外な返事で驚きながらも礼をし、「二階のお店に良い生地を扱ってるところがあるんですよ。」と言って二階を目指し歩き始め

よく知ってるな。一人で何度か来た事あるのか？
（一人でと決めつけたように言えば歩きだした相手の横に並んで相手についていき。「結構人が多いな…」ショッピングモール内をキョロキョロと見回しながら言うと1つの数人の兄弟たちに目が止まり、立ち止まってしまい

いいえ、初めてです。って私が友達いない人みたいな言い方しないでください！
(雰囲気的にも綺麗な場所だなと相手と同じく周りを見回し、「ですね。最近有名らしいですよ～」相手が立ち止まるのをみて自分も立ち止まれば相手の視線の先をみて、「どうしました？……仲良そうですね…」と言えば、内心では優さん大丈夫でしょうか…と思い、心配そうな目で相手を見つめ

あぁ…そうだな
（しばらく眺めていると相手の視線を感じて相手の方を見ると心配しているような顔が目に入り。「あぁ、悪い。大丈夫だ…」と言えばポケットに手を入れたまままた歩き出して、もう一度兄弟たちの方を見れば再び歩き出して

ほ、本当に大丈夫ですか？
(また歩き出した相手をみて自分も歩き出し、相手の隣に並び。「無理はしないでください…」と相手に聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟きように言い。

大丈夫だって。お前が心配することじゃねーよ
（相手の方を見るとまだ心配しているような顔をしている相手の額に軽いデコピンをして。「今は与一や三葉にバカ。それにお前が居るからな」と言えば少しフッと微笑み

痛っ…でも、良かったです。
(いつも通りの相手をみて安心したのかホッとした表情をし、「まぁ、あれだけうるさい仲間がいれば、寂しさも忘れられますよね。」とこちらもふふっと笑い

ほら、早くいこうぜ。三葉とお揃いが欲しいんだろ？
（相手をチラッと見れ先を歩き数分歩いていると店が見えてきて「お、あれじゃねーか？」と店を指差して

はいっあれですね！
(相手が指差した先をみてみれば目的の店があり、中に入って一枚のタオルを持ってみればモフモフで「やっぱり品質良いですね～」と笑みを浮かべ

はー…？どれも一緒じゃねーか
（相手が手に取ったものと同じものを手に取ればそう言って「どれでもいいじゃねーか」とタオルを見れば他のタオルも手にとって見てみて

いやぁ、お風呂上がったあととかはモフモフなタオルで拭きたいじゃないですか！
(どれも同じと言った相手に「きっと優さんにはわかりませんよ～」と少々バカにしたような言い方をし。

あぁ？わかるっつーの
（他のタオルも手に取るが正直よく分からず「あー…そうだな……こっちだろ？」と曖昧な回答をし、ごくごく普通のタオルを相手に見せれば手触りがいい方を相手に渡し

（「手触りが悪い方」をです！ミスです）

……私てきには、こっちかと…
(渡されれば受け取り、苦笑して、もう一つのタオルを指差せば上記を言い。「はぁ…全く～優さんわかってないじゃないですか！」と言えばへらりと笑って。

わ、分かってるに決まってんだろ!?
（相手に自分がわかっていないことがバレたかと思うと急いで相手の言葉を否定して「あー、たくっ…どれも一緒だっつーの！」と開き直れば頭をかき

わかってないのを隠そうとしても無駄ですよ～
(ニヤリと笑みを浮かべ、どれも一緒だという相手を見て「あはは～優さんからみては一緒なのかもしれませんね～」とバカにするように笑って

どれも一緒だろ…
（頭をかきながら相手の顔から目線をそらしながら言えば相手の言葉が耳に入ってきて「あ？バカにしてるように聞こえるんだが」と頭に軽い怒りマークを浮かべながら相手に聞いて

いやいや～！一緒じゃないですよ～！
(まだ一緒だと言い続ける相手をからかうように言えば、バカにしてるように聞こえると言われキョトンと首を傾げれば「あれ？バカじゃありませんでしたっけ？」とさらにバカにするように言って

なんだとぉ？
（頭に怒りマークを浮かべると眉をピクピク痙攣させながら相手に言えば「車の運転が出来ないチビに言われたくねーよ」と仕返しとばかりに新宿での事を思い出せば相手の禁句を言って