Music S.T.A.R.T!！【ひぼ】

だから…赤くなってたの、わかった？
（納得してくれたのでどうにか話はそれているので嘘をつくなんて嫌だが、仕方なく嘘をついたのだと心に決め頭を撫で続けながら首をかしげ）

うん、それじゃあ真姫ちゃん、アイスを買いに行こう！駅前に美味しいアイス屋さんがあるんだよー(当然相手が嘘をついているとは思わず、暑い時期にはやはりアイスだと単純に考えて提案し

えぇ、ちょっと気になってたし行きましょ
（嘘とはいえアイスは食べてみたかったので小さく頷くと相手に合わせていこうとしてるのか、ジッと相手を見つめ）

あっ、真姫ちゃんも知ってたんだぁ、それなら話しは早いね。それじゃあ行こっ(店の存在自体は知っている風な口振りの相手に笑顔で上記述べては鞄を手に立ち上がって

えぇ、こういうのって先輩がおごるのよね
（先輩と食べに行くなんて初めてかもしれないと考えると、ドラマとかでよく見る先輩が奢るというのに少し憧れを持つが冗談混じりで呟いてみて）

うぇ！？…ちょ、ちょっと待ってね…(さも当然のように言ってのけた相手に慌てて財布を取り出しては中身を数え始めて

なんて冗談よ
（本気にし始めたので冗談にしておこうとクスクス笑いながら、冗談だから安心してくれと述べれば苦笑いして）

だ、大丈夫、先輩におまかせだよ！(先輩という呼び名にすっかり気を良くして実はあんまり余裕がなかったのだが強がって胸をドンと叩いて

…あ、先輩禁止って誰かが言ってたような…
（何かに火をつけさせてしまったかと思い、内心憧れを抱いたシチュエーションを相手に対して間違えたかもなんても思うも、メンバーの一人が言っていた先輩禁止に一言だけ添えて）

うーん…そうだけどさ、たまにはμ'ｓのこと抜きにしての付き合いもいいかなって(確かにμ'ｓのメンバーとしてはそういった決めごとがあったのも事実だが、純粋に同じ学校の先輩と後輩、そういった付き合いもたまにはいいのではないかと思えて

…先輩後輩とかじゃなくて友達としてが良いし…わかったわ
（μ'sメンバーとしてではない友達としての言葉に嬉しそうにすると小さく頷き、そういうことなら仕方ないしたまには息苦しい感覚もないし歩けるよねと考え）

駄目だよー。真姫ちゃんと穂乃果は友達だけど今日は先輩と後輩なの(まるでごっこ遊び的なノリで友達である前に今日は先輩と後輩という雰囲気を楽しみたいんだと言ってのけては本人はすっかりその気でいて

はいはい…わかったわよ。穂乃果先輩？
（その気でいるならいう事も聞かないだろうから諦めようとため息をついて、からかいを交えた呼び方で相手を呼んでみると、騒ぎそうで怖いのか後ろに下がり）

くぅー！いい響きだねぇ。今の穂乃果なら可愛い後輩のためになんでもしてあげられそうなぐらいだよー(年上らしからぬ性格のせいもあるのだろう普段こうして周りから先輩扱いしてもらえる機会が殆どないせいかすっかり上機嫌になってキラキラした瞳で相手を振り返り

へ、へぇ…まぁ、穂乃果は…少しくらいは先輩らしいところはあるからいいんじゃない？
（眩しいほどの瞳が自分の方に飛んできたので驚いてしまうついでに何か相手を騒がせるトリガーを引いた気がしてならず戸惑ってしまうが、相手も相手で先輩らしさがあるので呼ぶのにも問題はないかなと褒める形で伝え）

す、少しくらいっ…酷いよ真姫ちゃん！(相手からしたら誉めたつもりなのだろうが此方からすれば引っかかりを感じる部分であったようで思い切り詰め寄っては涙目で抗議し

うっ…でもね穂乃果…いっちばん先輩って感じるところがあるのよ？エリーになんて比べ物にならないくらいの先輩らしさが
（言葉の選択を間違ったと涙目で講義されては元もこうもなく、相手の前向き差というか何がしたいかというよりも、有言実行するその姿は絵里よりも凄いところだと優しく方を掴んで説得して）

あの絵里ちゃんより…えへへ(なんとも単純なもので相手が引き合いに出した人物の名前を聞けばヘラッとだらしのない笑顔を浮かべてすぐに機嫌を直し

言っておくけど…あのエリーでさえ有言実行することは早々できないし学校を楽しむって出来てないわよね？だから…先輩らしいって言ってるの
（機嫌が直っても油断さてはいけないのが相手なのでゴリ押しになるが褒め倒せば暫くは何も起きなさそうなので優しく頭を撫でながらたとえ話にをさなて）

いやぁ、そこまで言われると照れちゃうよー。まさか普段真姫ちゃんが穂乃果のことをそんな風に思ってくれていたなんてねー(普段は聞けない相手の本音が垣間見えたことでニヤニヤとウザいぐらいの笑顔ですっかり調子に乗っていて