某アイドル 2015-05-30 00:37:51 |
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私も、ね ‥ 希の事が、ずっと好きだった。
(相手からの予想外の言葉を聞けば、驚きを隠せない様子で大きく瞳を見開いてはドキドキと鳴りやまない胸の鼓動の音が聞こえてしまうのではないかと言う程、周りの音は一切聞こえず時が止まったかの様に暫し静寂が辺りを包み。それからゆるやかな時間を得ては、今にも逃げ出してしまいそうに一歩後退する相手の手を掴み、そっと握ればゆっくりとした言葉で己の気持ちを伝え。まさか、こんな拍子に相手の気持ちが聞けるとは思ってもおらず、未だにお互いが想い合っていた事が信じられず、夢なのではないかと思う反面嬉しさで心が満たされれば少し照れ臭そうにはにかんだ表情を浮かばせ、「私たち、両想いだったみたいね。」と今まで、お互いだいぶ遠回りして居たんだな、と心で思いながら声色を弾ませ相手の様子を伺う様に言葉を告げて。)
うそ…、絵里ちも…?
(手を握られ、逃げ出す術も失った己はぎゅ、と強く目を閉じて相手の言葉を待ち。しかしその言葉は己の思っていたものとは違い、両想いだったことを意味するもので。強く閉じていた瞳を大きく見開き、その驚きは空耳だったんじゃないかと思わず疑ってしまうほどで。それでも、続いた両想いだったみたいという相手の言葉で空耳じゃなかった、嘘じゃないと実感すれば、その喜びから薄ら瞳に涙まで浮かべ、心の底から嬉しそうにふわりと柔らかく、はにかんだ笑顔浮かべて「こんなに近くにおったのに…そりゃ絵里ちが恋してるの、気付かない筈や。…恋は盲目、ってやつやね。」と言葉を並べて。)
ふふ、‥ そうね。近くに居るからこそ、見えない事もあるのかもしれないわね。
(今まで叶わないと思っていた淡い恋心、ずっと言おうか言うまいか迷っていたのが馬鹿らしく思える程その想いは良い意味で呆気なく幕を綴じ。相手が言う様に、「恋は盲目」とは誰が言った言葉なのか。本当にその通りだなと思いつつ、はにかみ乍瞳に涙を滲ませる相手を見詰めては此方もじわじわと実感が湧いてきたのか頬をそっと染め彼女の手をぎゅっと握ったまま幸せを噛み締める様に微笑みを漏らし上記告げて。互いの気持ちは確認出来たものの、付き合って欲しい、等の言葉はまだ言えておらず。流石に此所で言っては ‥ と思い、「続きは、また後で。ね ?」とふわりと子供っぽい笑みを浮かべてはメンバーの元へと戻り食べ物等を注文して。)
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