フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-05-21 18:19:00 |
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おっと!びっくりしたか?すまない
(しがみついてくる相手にびっくりしたと同時に申し訳ないと思いながら何とかソファの前まで来たので相手を下ろそうとかがんで)
あっ、ダニエルまって
(自分の身体を抱き上げ、降ろそうとする相手に声をかけ)
もう少し、甘えてもいい……?
(少々頬を染めながら上目遣いで見上げて)
かしこまりました、お姫様
(柄じゃないなと笑いながら)
えっと、とりあえずいかがいたしましょうか?下ろしましょうか?
(相手の反応も見たくなったのでしばらく続けることにして)
もーっ、俺お姫様なんかじゃないよー!
(女の子のような扱いをされていることに頬を染めるも、相手の騎士のような包容力が似合いすぎて内心ときめいて)
あ、あのね…もっと触っていてほしい、って言うか……
(「抱き締めていてほしいって言うか」と、最後は消え入りそうな声で)
申し訳ございません
(幾つか予想していた反応の中の一つだったので笑いをかみ殺しながら)
ではこれでお許しください
(相手を座らせてその隣に自分も座って、肩を抱き寄せて)
うん、いいよ…
て言うかその話し方やめてよー
(「なんか恥ずかしい…」と、弱々しく呟きながら相手から隠すように顔を埋めて)
(可愛いのと純粋に面白いのとで声を立てないように笑って)
い、いや...すまない。オレも何だか変な感じがするからやめる事にするよ
(相手の頭に囁くように言って)
さっきの話…、
(下から切なげに相手を見上げて)
ダニエルは、俺のこと、…軽蔑したりしないのかなぁって……
そうだな...お前のやったこととして受け止める事が出来ないというのが正直な気持ちだな
(少し考え込んで「軽蔑か」と呟き、そんな言葉も覚えてしまったのかと思うとそこに自分の知らない相手を見た気がして複雑な気持ちになり)
俺だよ、間違いなく…
(なんとも言えない表情をしている相手から、何も読み取ることかできなくて)
ほんとはね、あの話のことで、ダニエルになら責められてもいいと思ったんだ…
(穏やかな声で、静かに語りだし)
(軽蔑されて目の前からいなくなることは考えなかったのだろうかと思ったが、ここは相手の言い分を聞こうと黙って相手の話に耳を傾けて)
ダニエルがいなかった間、不可抗力だけど、動いちゃった、俺の時間…
あの頃は、生きるために、ただがむしゃらに、世界の言う“悪いこと”をしてきた
それを、ダニエルには知ってほしかったんだ…
(自分の肩を抱き寄せる、相手の大きめの手に、そっと自分の手を重ねて「俺が一番、愛している人」と呟き)
(相手の最後の言葉に驚いて目を見開いて)
ありがとう。お前はツラかったかもしれないけど、その悪いことをしてきたおかげで今こうしてお前と話が出来ているのなら、罰を受けるかもしれないがオレはそれを感謝しよう
(言ってから少し恥ずかしくなって顔を背けて)
……っ
(予想もしていなかった相手からの返答に、今度はこちらが驚いて、忘れていたはずの涙を思い出しかけて慌てて顔を背けて)
ダニエルが罰を受けるなら、俺も一緒だよ…
俺が“悪いこと”をしたから、当然だけど…、ダニエルの分も一緒に受ける
(控えめな動きで指を絡めて)
......?どうした?
(相手の声にならない声を聞いた気がして振り返ると相手が顔を背けていたのが見えて)
そうか、一緒に罰を受けてくれるのか
(相手を愛しそうに見つめながら幼子に語りかけるように)
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