フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-05-21 18:19:00 |
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そっ、か…、成長した、僕なんだね……
(震える声で、まるで自分に語りかけるように呟き、弱々しい彼の声で不安そうな表情を見せて)
ねえ、ダニエル、…大丈夫って、言って?
(視線を下げたまま、弱々しい声で呟き)
サボっ……、た?
(首をかしげて)
うん、でも…、僕、諦めなかったことも、頑張ったことも、何も思い出せないんだ……
(目に涙をいっぱいためて)
そう、この姿が成長した自分だってことは理解したな...よしよし、大丈夫だ。
(頭を打った所はなるべく避けて撫でて)
サボったっていうのはやらなきゃいけないことがあるのに、それをやらずにいること。オレも最近覚えたんだ!
(スゴいだろ?と笑いながらも、どういう理由であれ自分は『生きること』をサボったために成長できなかった、ということをこの状況ではとても言えずに誤魔化す形で)
思い出せないならそれをこれから少しずつ思い出していこうな
(とはいえ彼がどのようなその後を送ってきたか分からず内心困惑しており)
うん…、ありがと……!
ダニエルが大丈夫って言うんだったら、大丈夫だよーっ
(そばにいたのが見知った相手であったこともあり、完全に信頼しきったように、相手に本心からの笑顔を向けて)
そう、なの?
じゃあ、ダニエルもこれから、やらなきゃいけないこと、やっていくんだね?
僕にできることがあったら、お手伝いするよ、いっしょにがんばろー??
(彼の言葉を真摯に受け止め、必死に呼び掛けて)
(とりあえず不安は取り去れたと安堵して)
え、あ、ああ...そうだな
(フェリシアーノの記憶を取り戻す事に集中していたので完全に不意をつかれて)
で...頭痛いのは少しはましになったか?
ふぇ?
どうしたの、ダニエル
(惚けたように見つめられて、首をかしげて覗き込んで)
うんっ、もう大丈夫だよ!
ありがとう、ダニエルが助けてくれたお陰だよ
(ふわりと微笑んで)
落ち着いてきたなら、何か思い出してきたことはあるか?
(記憶が一時的に混乱しているだけだろうから、少しずつ記憶が戻っているのではないかと期待を込めて聞き)
そ、そうか!ちょっと焦りすぎた、ごめんな!
(相手の申し訳なさそうな顔を見て)
あ、そうだ。オレのこと待ってたって言ってたけど、オレが出ていったあともずっとローデリッヒ達と一緒にいたのか?
(自分が出ていった後の記憶はあるのに最近の記憶がないことに疑問を覚え)
........それだけこいつにとって衝撃的だったってこと...なのか?
(相手に聞こえないように小声で)
ううん、ごめんなさい…、心配させちゃって……
うん!
ローデリッヒさんと一緒だよ?
あ……っ
(突然、なにかを思い出したように顔を赤らめて目をそらして)
ど、どうした?何か思い出したのか...顔が赤いぞ?大丈夫か?
(最初は何か思い出したのかと期待したが、頭を打っていることから突然顔が赤くなった事が心配になってきて)
えっと…、思い、出したの……
ダニエルと、お別れしたときのこと…
(相手が求めている答えではないことはわかっているため、ばつが悪そうに上目遣い気味になり)
大切な記憶、思い出せて良かったな。これから何でもいいからこんな感じで思い出していこうな
(にっこり笑って相手の頭を撫でながら言ったが、覚えてなかったんだと少しびっくりして)
あのときの『絶対また会おうね!』って約束を守ることができて良かったよ
うん…、久しぶりにダニエルに会えたから、だよ……
(相手が微笑んでくれたことに対して、嬉しそうに頬を染めたまま、不意に唇に指をやって)
あのとき、ダニエル…、き、キス、してくれたんだよね……?
(高鳴る鼓動を抑えて告白する乙女のように、ひとつひとつ言葉を確認するように呟いて)
あ、ああそうだな。うん...
(恥ずかしいのでその話題には触れたくなかったが相手の反応が可愛かったので、何も言えずに顔を背け)
い、嫌じゃなかったのか?
(この際だから聞いておこうと)
そ、そうか。最後の最後まで嫌がらせしたままお別れしたんだと思ってたよ
(気まずそうに笑って)
あ、えーっと...オレが出ていったあともずっと掃除とかさせられてたのか?
(こうなったら相手が覚えている話をしてそこから思い出せない記憶を引き出すことにしようと思い)
そ、そんなことないよぉ…
(真っ赤な顔のまま、ぶんぶんと顔を横に振って)
うん…、ローデリッヒさんと、エリザベータさんと、三人きり……で…
(「寂しくなっちゃったの…」と、悲しそうな顔をして肩を落として)
お前は優しいな...そうか、寂しかったか...エリザベータ辺りなら暇なときに遊んでくれそうなものだが...よしよし、もう寂しくないぞ
(三人とは言うものの後の二人は忙しかっただろうし、実質一人だったのではないかと思うと胸が締め付けられる思いがいて)
お、おい!頭を打ってるんだから気を付けろ!
(慌てて押し戻そうとして)
ああ、お前が嫌だって言ってそばを離れないからな
(覚悟しとけよ、といたずらっぽく笑って)
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