匿名ゆき 2015-05-17 09:59:59 |
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でも、僕は別の道を選ぼうとしているような気もしている。
あまりにも自分に囚われていたと思う。
僕にはなかった感覚なので、僕はこれ以上今の感覚を正確には話せないけれど、しかし僕はそうしたいと本当に願っているような気がする。
新入生歓迎会
僕が歓迎されたときは、F1や鳥人間コンテストの機体を作り上げるサークルや、ジャグリング、計算機研究会などに足を運んだ。F1サークルは機械工の人間が集まり、海外と素材交渉などをする意欲的な空間だった。そこでは溶接という作業をやらせてもらった。防護服風のメットで顔を覆い、殆ど真っ暗な視界の中、ガスバーナーの光だけが鮮明に浮かび上がってくるのを見ると、遮られた他の光のことを思わずにはいられなかった。ぼんやり散らばる星々は何処に消えてしまったのだろう。メットに隠された火花は、勿論何も身に付けていない人からはよく見える。その火花を遠目から眺める、出来たばかりの友人はその時は不安で溶接体験を避けてしまったが、僕が体験した光景について語ると少し後悔していたように見えた。鳥人間サークルの方は、F1と比べるとおおらかな雰囲気で親しみやすい空間だったと思う。機体を作り上げるまでの失敗談や、部員どうしの仲の良さの話などをたくさん聞かせてもらったような気がする。しかしそれほど印象に残っていない辺り、あまり感動的なことはなかったのかもしれない。ジャグリングサークルは楽しかった。17才の頃ヨーヨーに興味を持っていたので、日常では見かけることの無い技巧的な動作、連続的で滑らかな腕の動きを見るとわくわくした。一緒に回った友人にもう少し引っ張られたら入部していたかもしれない。結局一年の前期は僕と最も関わりの深い計算機研究会に所属することになったのだが、僕にとっては上下の繋がりを作る場所でしかなく、溜まり場のような印象を覚えた。影は影でも美しさを感じない影の集まりだった。学科の友人の付き合いで、一年間だけ所属していたけれども、結局活動的になったことは一度もなかった。そんなわけで前期は殆ど何処にも所属していなかったのだが、数学や哲学の講義を受けている内にどうも僕は数学に関心があることがわかった。図書館に籠りながら証明を繰り返し、自己研鑽に明け暮れ、僕を気味悪がるものもいたが、勉強会を開いて緩く定義や定理の意味や現実空間への対応の想像を語り合ったりするのは楽しかった。後期からは数学研究会で、入学前から気になっていた位相空間論を始めることにした。数学的な厳密な証明になかなかついていけず、苦労したが、ゼミのための準備を根気深くやる癖はここで身に付いたような気がする。
時間がなくなったので続きはまた今度。
なんか焦げ臭かったなと思っていたら消防車が横切っていったので、嗅覚はそこまで腐っていないのだと思ったが視覚は鈍っているのかなと思いました。
周囲から何かぽちゃん、ぽちゃん、と、気味の悪い水音が響いていたので、黒い電線の下を眺めてみました。そこには天の川のように真っ白な点が大量に描かれていました。仕方がないので僕は車道の中央を歩きました。ふと、私が大きく手を鳴らすと、大量の羽の音が辺りを賑わしました。電線の方へ思いっきり駆けていくと、今度はさっきよりも小さな羽のざわめきが生じました。私は落ちてきた羽の一枚をへし折って髪飾りにしていたら、こんなところで何をしている、と声をかけられたのですが、僕にもよく分からなかったので、僕は今整った制服を着た人間の前でとりあえず何をしていたか思い出そうとしてこれを書いています。
好きなドーナツはオールドファッション系だよ。
美味しいよね…あの、適度にサクサクした食感がいいんだよね、分かるよ、エンゼルフレンチもフニャッとつぶれる感覚があってさ、甘いクリームがはみ出るかはみ出ないかのところでさ迷っているんだよね。
よく分からない。
私は目を閉じると言葉の書かれた魚の群れの中で先頭にいる。
僕はずっと言葉に追われ続けているような気がするし、言葉から逃げ続けているような気がする。
イルカは海の中でコミュニケーションを取っているが、そのコミュニケーションの精度を高めるために工夫を始め、いつか世界を陸主体から海主体に変えてしまうかもしれない。何故私は幼虫が自身、幼虫を食べているところを想像するのだろう。何もわからない。
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