>15 天玉 三風 「え、求める物が無いって…?まさか本島から遠く離れた孤島だったりするんですか?」 女性を見ると悲しそうな顔をしている。 それだけで少しの希望も無いことが分かった。 「は?店?はぁ……」 少し考えたが、ここでは他に頼る物も無い。 「分かりました。俺は本堂有栖って言います。貴方について行きますよ」