臆病な自分と冷たい相手

はい(相手の言葉に軽く頷いて布団は暖かいのかなと考えていて)

だったら、この部屋は土足厳禁にした方がいいだろう。扉の前に靴箱を置くか。
(屋敷内は基本土足の為そう提案し、確か余っていた棚があったはずだと考えていて、)

土足禁止とはなんですか？(靴箱も土足禁止と言う意味がわからなくてまず土足禁止の意味を聞こうと思い上記を述べて首を傾げて)

あー……つまりあれだ、靴を履いたまま部屋に入るのはだめだっていう……。
(相手の反応に最早驚きもせずに、なるべく噛み砕いて説明し、)

主人は靴を履いて僕たちが靴を脱ぐのでは？(今までは上記のとうにしていたため不思議に思いながら上記を述べて首を傾げて)

いや、別にそういう訳では……というか、それで言うなら今お前が靴を履いているのはどうなんだ。
(首傾げる相手に溜め息混じりに言えば相手の足元指差し、)

あ、ごめんなさい(相手に言われてはそう言えばと思い靴を脱ごうとして)

(上げます)

いや、誰も脱げとは言ってないだろう…っ！
どうしてそう予想の斜め上の反応をするんだ、お前は……。
(靴を脱ごうとする相手に思わずツッこみ、後半は溜め息混じりに呟き、)

いやだって…(さっきの相手の言い方は靴を脱げといわれているようなものだったのでつい口が滑って口答えをしそうになり両手で口を押さえて)

何か文句でも？
(腕を組んで首傾げ、さして他意はないがつい癖で高圧的な物言いになってしまい、)

すみません(相手の物言いに怒られると思い目をギュッと閉じて小さく震えて)

(/最近置きレス気味ですみません！)

……そんなに怯えるな。
別に怒りはしない。
(腰に手をあて溜め息つけば言い、)

はい…(怯えるなと言われては目を開けて頷いて頭では分かっているのだが体が無意識のうちに怖がっていて)


(いえ、大丈夫です)

……誰にだって怖い物の１つや２つある。それを悪いとは思わない。
それに、俺にだってある。
(相手の様子に何か言ってやらなければと思うものの、上手く言えずとりあえず怒っていない事だけでも伝えようと思い、)

一紗様にも苦手なものがあるのですか？(相手の言葉に驚きながら首を傾げてキョトンとして)

まぁ、そりゃ…な……。
(首傾げる相手から視線逸らし、言いにくそうに言い、)

誰にでも苦手なものがあるのですね…(言いにくそうな相手は気づいてなくてボソッと呟き)

当然だろう。苦手なものがない奴なんていない。
(腕を組めば、相手に視線戻して言い、)

じゃあ前のご主人様もあったのかな…(ボソッと呟き昔のことを思い出してはいろんなことを思い出してしまい泣きそうになり相手の顔を見るとふと前のご主人様に似ていると思い相手から顔をそらして)