僕 2015-05-14 13:16:14 |
通報 |
(自分が手に取った物を、どうやら彼も気に入ってくれたようだ)真尋も良いって言ってくれるなら、これで決まりかな?(そう告げると、その陰にあった色違いのカップを彼が取り出した。淡いオレンジが薄らとピンクを帯びたアイボリーの地色に馴染み、自分が見つけたカップとはまた違った優しい色合いになっている。2つのカップを見比べ困っているところを見ると、どちらにするか迷っているらしい。どちらも良いと思う自分は大人の発想で「両方2客ずつ買おうか」と出そうになったが、言葉を飲み込んだ。彼の意図するところはそう言うことでは無くて、2人で大切に使うそれぞれのカップに意味があるのだろうと思ったからだ)真尋はどっちの色が好きなんだ?(そんなに高い買い物では無いのに一生懸命悩む彼を微笑ましく思い、優しく声を掛けた)
(問い掛けに「うーん…」と悩んでると言うように唸り声を返す。普段物を買う時は目的の物以外目も呉れず即決するし、色や形も無難な物を選ぶ事が多くこだわりがあまりない方でこんなに買い物で悩むのはほぼ初めてに等しい。全く同じ物を使うのもお揃い感があっていいし、色違いだと自分と相手のといった見分けもつき尚且つ同じ形でお揃い…別にどっちがどっちを使っても構わないが、後悔しない様に選ばなくちゃ、と真剣に悩む。両方の使っているイメージをしては、確かドラマの中の人達は赤と青の色違いで同じ形の物を使用していた事を思い出し…色違い、いいな…気持ちが色違いの方に傾く。暫く悩んだ後「色違いにして、篤は緑で僕がオレンジ…ってのはどう?」と相手の意見も聞こうと視線を合わせる。)
(こちらを上目遣いで見ながら、色違いにしようと提案される。もちろん自分に異論は無い。だから、その上目遣いは止めなさい。こんな目で見つめられて、「篤…。僕、都内に分譲マンションが欲しいな」なんて言われた日には、速攻で実印を押してしまう自信がある)良いよ。そうしようか。俺が緑で、真尋がオレンジね(帰ってからの食後のコーヒーが、今から楽しみになってくる。一緒に選んだというだけで、随分と愛着が湧いてくるのが不思議だ。決まった早々店員さんを呼んで、箱詰めしてもらう。目当ての買い物が終わり、あとは店内を回りながら小鉢を2つと、グラスを2個購入した。彼のカップに触発され、自分もお揃いのものが欲しくなったからだ。それらも全て包装してもらい、会計を済ませ店を出る)でも、なんで急にカップだったの?ここに来るまで教えてくれなかったから、一体何かと思った
(相手が自分の提案を受け入れてくれれば分かりやすく表情が明るくなる。「有難う、篤。」良かったと安堵すると同時に自分が憧れていた物が現実に近付いた事に心底嬉しく僅かに頬が緩む。後は家に帰ってお互いの好きな物を入れて使えば実現する…楽しみ…嬉し過ぎてもうこのカップしか使わないかもしれない…いや、勿体無くて使えないかも…と浮かれ気分で想像を膨らませる。相手が購入の手続きをしてくれるのを隣で嬉しそうに眺める。他の物も見て回る相手について行きながらあまり来ない為、色々な物が珍しく見えるとあちこちに視線を遣る。小鉢やグラスを購入する相手を見て自分の言動が原因なんて思っていなく、新しいのが欲しくなったのかな…なんて呑気に考えながらはぐれない様に着いて行く。店を出れば問われた事に少し気まずそうに視線逸らせば「…何かちょっと恥ずかしくて言い出せなかっただけ。」とぶっきら棒に告げる。大きな買い物をさせられるとでも思っていたのだろうか…とちらりと相手を見る。)
そっか。(これ以上聞いても、きっと本当のことは教えてくれないだろうと思い、あえて詮索はしなかった。二人して歩きながら会話を続ける)でも、真尋からこうやっておねだりしてくれるのは嬉しかったな。欲しいものがあれば、もっと言ってくれても良いんだから。(左手には先ほど買った食器の入った袋でふさがっているため、空いている右手でさりげなく後ろ髪を軽く撫でる)あんまり高いものは、事前に相談して貰えるとありがたいですが(ぽりぽりと頬を掻きながら呟く。好きな子のために何でもしてあげたいのは嘘偽り無い事実。あまり我儘を言わない彼に、最初はあまり自分のことを頼られていないのかと思うこともあったが、一緒に居るとそうでないことが段々分かって来た。そんな不器用な彼のことが好きだってことを分かってもらえると良いのだが。ちらりとこちらを見る視線に気付き)なに?ベンツのSクラスでも欲しかった?
(なかなか言い出せなかった理由は恥ずかしかったのもあるが"今ある分で賄えているんだから必要ないんじゃないか"や"いい歳して男同士でお揃いなんて…"と言われたらどうしようといった不安が僅かながらにあったからで、深く聞き込まれたらどうしようかと思ったがあっさりと受け入れてくれて密かに安堵した。次の目的地、本屋に向けて相手を隣に並び歩調を合わせながら歩く。物を強請らないのは遠慮している訳でなく自分の物は自分で買う事を当たり前と思っている事と、あまり物欲が無いから。しかし彼は自分が物を強請ったのが嬉しいと言う…後ろ髪を撫でられながら少し照れくさくなる。「じゃあ、また何か買ってもらお。」と何時になるか分からないがまた何か欲しくなった時は強請ってみようかと機嫌良さげに言ってみる。「大きい買い物を僕一人で決める訳ないじゃん。」小物なら兎も角、家具やら電化製品なら家の持ち主である相手に相談するに決まってると、そんな自分勝手な事しないと少しむくれる。視線が合えば相手の発言に冗談と分かっていながらも眉を寄せ何言ってんだとばかりの視線を向け「…そもそも、そんなお金あるの?」と生意気に尋ねる。)
(一人暮らしが長いため、家電や家具は生活に支障がない程度にはそこそこ揃っている。彼が来てから変えた唯一の家具はベッドだ。いままで付き合った子は幾人か居たが、一緒に住むまでには至らなかったのでシングルベッドを使っていたのだが、男2人が寝るのには狭いだろうと彼がここで一緒に住むと決まってから急ぎ買い変えたのだ。つまり、「同棲」は自分にとって彼が生まれて初めての相手になる。唐突に「金があるの」と返され、思わず吹き出した)ぷっ…!真尋くんにご心配いただき、ありがとうございます。一応こう見えても、日々働いておりますので、何かご所望とあらばお応え出来るつもりですが。何でもお申し付け下さいませ(少々大袈裟に答えてみるがその言葉は真実だ。物だけではなくて、例えば彼が今より上の学校へ行きたいだとか、資格が欲しいだとかそういう望みがあるのなら、全力でサポートするつもりでいる。機会があればまた話をしてみよう…)見えて来たよ。本屋。真尋もゆっくり見たいだろうから、後で待ち合わせにする?
(お金の話題を出せば吹き出す相手を何かおかしな事を言ったかと慌て気味に彼を見る。その後何故か丁寧な口調で告げられる言葉を聞き終わればさっきと考えが変わる。真剣な顔付きで見詰めては「やっぱり駄目。篤が頑張って働いたお金なんだから、僕の事より篤の事に使って。僕は一応バイトしてるから、何とかなるから。」と告げる。押し掛けて同棲までさせて、生活費の大半を相手に出してもらっておいて今更だが大変な思いをして働いている相手のお金を、自分なんかに使っては勿体無い…申し訳ない、と。バイトもう少し多く入れて貰って、彼の負担を少しでも減らせる様にしよう…そして、卒業したらちゃんと会社に勤めて今までの分を返そう!今まで彼にどれほど甘えていたのか思い知った。将来の大きな目標が出来たが、これは内緒だ。なんて考えていると本屋が見えて来た。彼の提案を聞けばここへ来たかったのは自分だけで彼は特に用事もないだろう…自分が見てる間、休憩するなり一服するなり出来るだろうし少し自分から解放しようと考え「そうだね、じゃあ30分後くらいに此処に待ち合わせる?」と尋ねる。)
(真剣な顔で「ダメ」だと告げられた。「自分のことは自分でするから」と。聡い彼のことだ、自分の思惑を感じ取ったのだろう。年下の恋人に気を使わせるなんて、自分もまだまだだと思い知らされれる。ったく、バカだな。そんなに正直に自分の気持ちを言わなくっても良いのに。もっと俺を利用すれば良いんだから。でも、そんな実直な彼の側に居られることは、今では自分の自慢なのだ)学生風情が生意気なことを言いやがって(真剣な彼の面持ちを崩そうと、指でこめかみのあたりを軽く小突き、そっと顔を覗き込み、微笑み掛ける)んなの気にすんな。俺が勝手にやってることなんだから。(古書街に着き、あとで待ち合わせと言うと30分後の待ち合わせと言われた…。が、心の声が全力で叫ぶ「真尋、嘘だろそれ!!!!」本屋に入った途端「少しだけ」「あと5分」「もうちょっと」この3言にどれだけ騙されたことか。最近では彼のペースが分かって来たため、こちらも対処法を覚えた)適当に時間つぶしてるから、終わったら連絡くれればくれる?(これがお互いの為のベストアンサーだ)
(自分はどんな時でも相手と対等でありたいと思っている。埋められない歳の差、認められない同性…自分たちには一般の恋人達より難しい関係にある。元々ノーマルな相手をこんな関係に持ち込んだのは自分だ。だからこそ、自分に合わせてもらうより自分が相手に合わせる事で少しでも彼への負担を無くそうと思うが、立場上やっぱり難しい…気持ちだけではどうこう出来ない物が大半だ。これが自分の中の最大の悩みである。彼は気にするなと言ってくれてるようだが腑に落ちない…小突かれたこめかみを抑えて不服そうな表情をする。言われた事にきょと、とするも「分かった、見終わったら携帯に連絡するよ。」と頷く。店に入る前は何時も思う、目的の物だけ見て買うなら買って直ぐ帰ろうと。しかし、大好きな本を目にしてしまえばついあれこれと目移りして、気付けば1時間以上過ぎている事が何時ものパターン。今回は相手を待たせている事もあり、早く済ませようと気合いを入れて店内に入る。目的の小説まで他の物には目も呉れず直進する、目当ての物は直ぐに見付かり手に取り会計に行こうとするが視界の隅に肉じゃがの写真が入ってき、ちらっと見るだけと言い聞かせて足を止め料理本を手に取りパラパラと見始める。)
(後で待ち合わせをするということで、一旦別れることに。自分は仕事関係の本を数冊選び、レジで会計を済ませれば、それで用は全て事足りた。彼の用事が終われば連絡をくれるということなので、お言葉に甘えて先ほど購入した数冊の本とともに某外資系のコーヒーショップへ入る。喫煙者はもちろんテラス席に追いやられたのだが、この天気の良さだ、むしろ特等席に思える。呪文のような注文のあとに出てきたアイスコーヒーを片手に席に着く。久々、と言っても数時間の話なのだが。紫煙を肺に吸い込み一心地つく)ふぅー…。うまい…。(本をぺらぺらと眺めるが、一向に頭に入って来ない。その理由は、いまここに居ない恋人のせいだ。空に向かってゆらゆらと上る煙を見つめながらぼんやりと考える)俺が学生の時ってどんなだっけ…(建築科ということで課題は死ぬほどあったが、他にはなにも考えて無かった。毎日図面引いて、あとは飲んで遊んで…。ともすれば、俺天才くらい思ってたかも…。うわぁ…死にそう…。今はしがないサラリーマンだが、あん時は本気で文化財作れると思ってたもんな。まぁ、同期の奴らもみんなそう。それに比べると、あいつしっかりしてるもんな。下らないことを考えていたが、ケータイを見ると分かれた時間から1時間はとうに過ぎている。目を輝かせて本を選んでいる姿が目に浮かぶと、急に彼に会いたくなった。連絡を待つという件については約束違反だが、恋人の特権だという勝手なルールのもとに電話を掛けてみる)
(ここ数日レスが減りそうで、そのせいか詰め込んだ挙句長文になっております。申し訳ありません…。どうやら真尋くんと離れている時間が寂しいようです↓)
(パラパラと少し見るだけ、と決めて本を手にするも知らず知らずのうちに集中していき、あ、これ僕の持ってる本にも載ってた…こんなアレンジもあるんだ…美味しそう…心の中で呟きながら結局数冊も手に取り熟読してしまっていた。買うのを我慢しようと思えば、出来るだけ情報を頭に入れて帰ろうなんて考えてしまう、それがまた集中へと誘うのだろう。暫くしてちょうど持っていた料理本を棚に戻した所でズボンのポケットに入れていた携帯が鳴る、片手で取り出し液晶画面を見ると彼の名前が。慌てて通話ボタンを押し耳に当てながら店内の時計を見ると1時間以上過ぎていた。やばい…!もしもし?なんて言葉も言い忘れ「ごめん、篤!直ぐそっちに行くよ!何処に居るの?」と電話に出るなり慌てた声色で伝える。店内の人には迷惑になると分かっているが通話したままレジへと移動する。こんな時に限ってレジが混んでる。自分の失態も合わせて溜息が出そうになりながらも大人しく順番を守り列に並ぶ。)
(/いいえ、全然構いません!寧ろ嬉しく思います。寂しいだなんて…嬉し過ぎます!真尋も本への集中力から解放されればすぐ様会いたくて仕方無くなると思います!レスの件はゆっくりで大丈夫ですよ。何時もお忙しい中、何通も返して頂き感謝しています!此方の事はお気になさらずリアルの方を優先的にして頂けたらと思います^^ )
(時間は気にしないようにと言いながら、少し離れているだけでもう逢いたくなる自分が居るのだから情けない…。もし電話に出なければそれはそれで良いと思いながら、軽い気持ちで履歴の一番上にある番号を押すと、数回のコールの後に聴き慣れた澄んだ声が聞こえた。受話器越しに聞こえる声音から、やはり時間を忘れていたことが窺える。せっかくの時間を邪魔してしまったことを申し訳なく思いながら自分の居場所を伝えると、どうやら近くのすぐ側の書店に居るらしいことが分かった)まだ見るんだったらそこに居て。俺もそっちに向かうから(店に辿り着くと、混雑したレジに並ぶ彼の姿を見つけた。どうやらこちらには気づいていないらしい)良いのあった?(背後から声を掛け、彼が抱える本を無言で預かり肩を優しく叩いた)欲しいのはこれだけ?列に並んでる間に他に気になるのがあるなら持っておいで
(遅くなりました!!お優しい言葉に感謝です//会えなかった分、散々我儘言ってやってください♪)
(電話に出た落ち着いた声を聞けば途端に彼に会いたくなる。1時間程度しか離れていなく、時間を経たせたのも自分なのだが無性に寂しい。何時もはそこまで気にならないレジの行列も今日ばかりは早く進めと焦ってしまう。「うん、じゃあこっちで待ってる。」来てくれるという彼の言葉に甘え電話を切る。彼が来るまでに終わるだろうか…もう本は見終わり後は会計だけだというのに。後どれくらいだろう…と前方を気にしていれば背後から聞こえた聞きなれた声に驚き振り返ると、会いたかった彼の姿があり何故かほっとする。「ごめん、ちょっと混んでて。あと、待たせてごめん。」自分も急ごうとしていたが間に合わなかった事を謝った後、はっとして申し訳なさそうに大幅に待たせた事にも謝る。他にも持って来ていいなんて甘やかす様な発言をする相手に小さく左右に首を振り「今日はこれでいい。」と告げる。目移りする様な本はあったが冷静に考えれば持っている物と代わり映えしない料理本で必要ないと判断した。彼が本を持ってくれているのを見ればきっと買ってやると言うのだろうと予想がつく。しかし、先程密かに心に誓った事がまだ頭の片隅になり「これ、自分で買うから。」と彼の手元から本を取り。)
(/いえいえ、お疲れ様でした。此方こそ、お忙しい中お相手をして頂き感謝感謝です!いいんですか!? 調子にのるかもしれませんよ!?←)
(声を掛けた途端、申し訳なさそうに謝る顔が目に入った。こちらこそ焦らせてしまったことに少々罪悪感を覚え、せめてレジにたどり着くまでの少しの時間、彼の欲しい物を選べば良いと気を利かせたつもりだった。幸い自分達の前にはまだ6人ほど並んでいるので、5分くらいは猶予があるだろう。彼の手から持っていた本を取り上げると、今度はその本をさっと奪い取られた)ん?どうした?(何か自分が気に障る様な事をしたかと思い問いかけた。やっぱり、突然電話を掛けたことが拙かったのだろうか…。下らないことを気に病んでいると「自分で買う」との言葉が出た。表情から察するに、どうやら思うところがあってのことらしい。一旦言い出したら譲らない頑固なところがある彼を立て、ここは自分が大人しく引きレジの列から離れた)分かったよ。そこで待ってる。(レジに並ぶ姿を眺めながら考える。本当に助けが必要な時に手を貸すのが一番良い距離間なのだろうが、どうも彼のこととなると、つい周りが見えなくなるくらいに愛情を注いでしまう)嫌われないように反省しなきゃだ…(自嘲気味に呟いた)
(駄文長文にお付き合いいただいてこちらこそ感謝です!思う存分調子に乗っちゃってください↑↑真尋くんに日々癒されております//)
(自分で払うと告げればあっさりと受け入れてくれた事に安堵する。列から離れる相手に「うん。」と頷き自分はそのまま列に残る。相手が自分に世話を焼いてくれる事につい甘えてしまう…こんなんじゃ何時まで経っても対等にはなれない、自立しなきゃ…と今までの自分を思い返して反省する。とりあえずは料理。今日は相手も一緒に調理してくれる事になっている為、失敗はしないだろうが…緊張する…。一度も一緒に料理した事もないし、自分は寧ろ相手が居ない時を見計らっていたくらいだし。迷惑を掛けないだろうか、呆れられてしまうだろうか、といつの間にかネガティブな思考でいっぱいになっていた。"此方へどうぞ"とレジに居る店員さんの声でハッと我に返り会計を済ませると足早に彼の元へと向かう。「お待たせ。」と自分より数cm背の高い彼を見上げ微笑み掛ける。)
(/うわぁ、それこそ此方こそです!何時も有難う御座います!いいんですね!?家に帰ったら真尋が豹変するかもですよ?お覚悟お願い致します← うちの真尋が癒しだなんて…!これ以上の褒め言葉御座いません!)
(暫くすると、会計を済ませた彼がこちらへとやって来た。手に持った荷物を預かろうとして、思わず手を引っ込める。さっき思い直したばかりだというのにこの様だ。せっかく自分で買ったものなのだから、自分で持つと言われるに決まっている。差し出した手を所在無さげにポケットに突っ込み)一通り用事も済んだし。まだ見たいところある?(そう尋ねると首を横に振られので、あとは自宅最寄駅で事は済みそうだ。本屋を出て帰路を辿る)スーパーで買い物をして…。今日のメニューは卵焼きと肉じゃが、それと味噌汁とホウレン草のお浸しだったよな。冷蔵庫に卵はあったし、ジャガイモと人参と肉。それにホウレン草は買わないとだ。味噌汁の実はなんにする?せっかく作るんだから、真尋の入れたいものにしようか(一人で彼の為に作る料理ももちろん楽しいのだが、初めて二人で作るこのシチュエーションは、これはこれですごく良い。と浮かれた声で話しかけると、神妙な表情で考え込む彼が居た。心配になり顔を覗き込む)ど、どうした?なんかあった?
(マジですか?!豹変しちゃうんですか、真尋くん!もちろん期待大でバッチ来いです!!←)
(滅多に見ないポケットに手を入れる仕草に珍しい、と思ったが気に止めず店を出て歩く相手の隣に並ぶ。家にある物ない物を話す相手に普段料理をしない所為か、冷蔵庫の中身をチェックする事を完全に忘れていた…と大きなショックを受ければ出鼻をくじかれた様な気分になる。しかし、相手はしっかり分かっている様で流石だと感心する。「お味噌の具は豆腐がいいな。大豆摂らなきゃね、大豆。」と料理本を見ている所為か栄養面にも少し詳しくなった様で知った風な口ぶりで得意気に告げる。楽しみ半分不安半分といった心持ちでいれば相手が何か察した様に心配そうに覗き込んできたが"料理の出来なさを見て嫌われたらどうしようかと不安だ"なんて言える筈もなく「何でもないよ、ほら早く帰ってご飯作らなきゃ!」と明るい表情を向ける。)
(/ヤキモチ妬きの心配症ですからね!篤さんの事となれば豹変する事も御座います!受け止めてくださるのですね!なんとお心の広い!ダイブさせて頂きます←)
(普段と変わらない笑顔を確認し安堵する)豆腐か…。了解。(突然タンパク質摂取に積極的な発言が出て、思わず笑いを噛み殺す。きっとどこかで仕入れた知識なのだろう。電車に乗り込みしばらくすると、聴き慣れた駅名のアナウンスが聞こえ到着したことが分かった。ベッドタウンなだけあって降車客が随分いるが、その流れに乗るように自分達も電車から降りる。駅前の大きなスーパーが本日3番目の目的地だ)さーて。行きますかね。(正面入り口から入ると野菜コーナーがある。大型スーパーなだけあって、休日ともなれば家族連れで店内は随分と混み合っていた。買い物かごを手に取り、人参・ジャガイモ・ホウレン草と必要なものをポンポンと入れて行く)野菜はこんなもんかな。あとは豆腐と肉。(帰宅時間が合わないため、二人でスーパーに来ることなどほとんど無い。自分ばかりで決めてしまうのも味気ないと思い)真尋、なんか欲しいもの無い?
(こちらも負けじとヤキモチ妬き1級の腕前です!ダイブ待ちでスタンバってますっ←)
(電車に乗り込むなり増した人混みに圧迫感を感じつつ相手とはぐれ無い様にと気を配る。暫くして自分達の最寄駅に着けば人の流れに従い尚且つ相手の姿を見失わない様に降りると、やっと窮屈だった場所から解放されそっと息を吐く。少し離れた距離を埋める様に相手に近寄りスーパーへと入ると相手の傍らを歩きながら「凄い人だね。」と普段あまりスーパーを訪れる事がない為、混む時間帯も知らなく少し驚いた様に辺りを見渡す。買う物が決まっているからか迷いもなく必要な物を籠に入れて行くのを見ていれば、欲しい物を尋ねられる。「特にないけど…あ、卵焼きにマシュマロ入れたら美味しいって聞いたよ!」欲しい物はないと首を左右に振るも、ふと視界に入ったマシュマロを見て思い出した様に告げるとどうする?といった楽しげな瞳で見つめる。)
(/素敵な資格をお持ちで…!あらまぁ!お家に帰るまでお待ち下され!←)
トピック検索 |