さにわ 2015-05-13 23:34:34 |
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いやぁ、俺はそういう繊細もんがどうにも苦手でね。上手く出来るだろうか? ( 所謂経験不足という奴だろうか、相手の淹れた茶と自分の淹れたものではどうにも味が違う様だったと溜息吐いて )
当人じゃ分からないだろうが、彼奴らと君は又違うんだ。 ( 自分だけ分かっていればそれで良い、とでも言いたげな表情でそう返せば「…何故だろうな、君と話していると落ち着くよ」と零し )
はは、これは慣れだしな。必要ならば俺が何度か教えよう( 各々で茶を入れた後にけらり、とそんなこと告げてはどう違うのか今一度考えようと腕組んで )
……ほう、まあ君がそういうならいいか、( どこか子供のような表情に軽く笑漏らしては「…奇遇だな、俺もだ」と頷き )
正直に言っちゃ、其処まで興味が湧くもんでもなかったんだが… ( 相手の提案に目を逸らすも、直後頬を掻きつつ「__だが、君がそう言ってくれるならまた違うぜ。俄然やる気も湧いてきた」とはにかんで )
…そりゃ驚きだな! ( さも意外そうに目を見開き、数度瞬きすれば「てっきり煙たがられてるもんだと思ってたなぁ」と満面に喜色を湛え )
__ああ、確かに君は余りこういう事には興味を持たなさそうだよな、( 強制させてしまっただろうかと自重気味に眉下げるも続けて耳に入った言葉に顔輝かせ、「…!本当か?」と )
あまり驚かされるのは慣れていないが、君といる時間は常々退屈しない( 軽く口角上げて相手見遣ればそんなこと告げて視線外し、 )
まぁ何だ、所謂影響って奴だな! ( はは、と照れ臭そうに笑み浮かべれば「分かっちゃあいたが、俺は元々我が強いもんだからなぁ。影響を与えることこそあれど、こうして誰かから受ける機会があるとは思っていなかったさ」と肩を竦めて )
そうか?そりゃあ驚かせる身として冥利に尽きる。 ( 退屈させる気なんて更々無いからな、と加えれば悪戯っぽく笑んで見せ )
近頃は出陣も無くて暇なんだ。何でも練度が十分だとか何とかでなあ、退屈で仕方ないのさ。 ( はたと足を止めれば縁側に座り込み、足を投げ出せば珍しく大袈裟な溜息をついて )
影響…か(自分に影響されたという己が密かに想っている相手のその言葉に嬉しそうな視線しては「そうか、なら良い機会だっただろう?」と満足げに)
…偶にやりすぎなくらいにな(笑んだ相手の頭眉根を上げて程々にしろよ、とでも言うように軽く小突いて見せれば)
_君は確か、俺より前にこの本丸に居たからな。……俺は最近遠征が多い気がする(座り込んだ相手の右隣にそっと座って景趣眺めつつ己の最近の行動振り返ってはふと気づいたように呟き)
あぁ!そりゃあ勿論だ。 ( 何処となく満足気な様子の相手に対しふと何か思い付いたのか、すっと立ち上がれば「それなら、俺からも君に何か与えてやらないとなぁ。何が欲しい?.....驚きならいつでも送ってやれるぜ?」と彼の瞳を覗き込む様に )
はは、それ位が丁度良いのさ。第一、俺自身が楽しくてやってることなんだからな! ( 牽制する相手の行為にも未だ懲りず、特に悪びれた様子も無く堂々と言い切って )
遠征か、そりゃ難儀なもんだ。...とはいえ、行く先々で未だ見ぬ驚きが待ち受けてるんじゃないかって考えるのもまた一興だな。 ( 出陣と遠征、どちらか選べと言われたならば間違いなく前者を選ぶであろうものの、何か意に沿わないことがあれども持ち前の前向きさを生かしどうにかこうにか良い方向へ考える様にしている己。「そうだな、お前も何か楽しみを見出せばまた変わり様もあるんじゃないか?」なんて気安く提案してみて )
俺はお前__じゃなく、(何が欲しいとの問いにうっかりと口滑らしかけるもなんとかのところで踏みとどまり、相手の瞳見つめ返しては取り繕うような苦笑い混じりに「そうだな、…あまり衝撃的すぎない驚きが欲しいかな」なんて)
まあ楽しそうなら良いんだが(堂々と空いた相手の態度にもう何を言っても無駄だと内心溜息つけばまあ、なんとかなるだろうと)
十分すぎる、かな(遠征と出陣では多々変わっているところがあり、未だ慣れない為そんな意を込めて前記。相手らしい提案にそれもそうだな、と頷いて首傾げ考える体制に入ればぱ、と先程話題に出ていたものの、未だこの本丸には見ぬ相棒というべき存在である刀剣の名前思い浮かび、顔輝かせては「__大包平、大包平を探しに行くと考えればいいのか!」と手打って)
……、( ふと耳を掠めた言葉は、心の何処かで己が望んでいたものであっただけに幻聴かと割り切ることが出来て。追って紡がれた彼の返答には「…それなら、とびきり上手い茶を淹れられるよう励むとするか!君があっと驚くような、そんな物が理想だ」と意気込んで )
何もつまらないことを進んでやる様な野郎じゃないぜ、俺は。( 呆れの色すら見せる相手の態度等気にも留めず揚々と語り続ければ「だからまぁ、その、何だ。お前と一緒にいると、楽しいんだ」と照れ臭そうに頬緩めて、 )
…そうか、大包平か!そりゃ良いな! ( 己の提案に対し相手が出した答えは旧い相棒とも言うべき刀剣を探すこと、相手にしてみればこれ以上の名案は無いだろうと察することは容易であって。しかし必然的に彼がこの本丸にやって来たとしたら、と連想すれば僅かに表情曇らせ )
_!それは楽しみだ(意気込んで告げられたその提案は予想外だったのか瞳丸くしてはふ、と笑顔に切り替わり「楽しみにしている」と一言述べては未だ飲むのは先になるであろう彼が言う〝上手い茶〟の想像なんかして)
お前だからな(此方の態度云々を流すかのように語り続ける彼にこく、と頷いて人柄に同意すれば予想もしていなかった次の言葉に即座に赤くなった額隠すような仕草して相手から顔背ければ反則だ、なんてそっと小声で)
だが大包平は暫く居ないみたいだし__どうするものか(そういえば、と思い出したのは己の主の言葉。要約すれば早くても旧友は来年まで来ることができないと聞いた気がする旨を告げて困ったような表情見せてはもう一度思案顔になり、相手の表情には気づいていないようで、)
…とはいえ、最初の内は練習に付き合って欲しいもんだな。 ( 茶を淹れてやるとは言ったものの、何がどうすれば美味くなるのか等欠片も理解しておらず。初めの内は手解きを受けた上、あわよくば彼好みの味でも知っておこうかと )
あぁ…だからこうして話相手になってもらえてるってのは素直に嬉しいぜ。 ( 相手の胸中を知ってか知らずかへらり、と何処か抜けた様な笑み浮かべれば「そうだな、お前は俺と話していて楽しいのか?」彼に向き直り )
…代わりと言っちゃなんだが_大包平が来ない内は、君の隣に俺が居たって罰は当たらないだろう? ( 常日頃相棒であり友人である刀剣の話を忙しくする相手にとって、彼の存在は大きなものであることに違いないが故に自分が相手の傍を独占してしまうことが妙に後ろめたく。そんな疾しさを取り払うべく率直に問い掛け、 )
大丈夫、安心しろ。一から少しずつ教えてやるさ(流石に最初から一人で相手に茶を入れさせる気は毛頭なく。誘いにくすくすと笑いながら返事紡げば吸収能力の高い彼ならすぐに茶の入れ方も覚えるだろうと)
楽しくなければ俺は今、君のいない所に避難していただろうな(向き直った相手に此方も漸く平常心取り戻しては視線彼に戻し、眉上げてつらつらとそんなことを。こんな言葉も友人的にと取られるのだろうと内心苦笑いしては、)
___勿論。だが…君が良ければ、大包平が来た後も構わないんだがな(何処か寂しさを感じるような質問聞いてはこくり、と頷き同意の意を示しては少々つまづきながら苦笑いで後半告げた後、どうだい、というように首傾げ、)
そりゃ有り難いな_いつか、その手間に見合うだけのとっておきを淹れてやろう ( 此方の申し出を快く引き受けた彼に対し素直に感謝の意を伝え。いつかやって来るであろうものの、未だ遠いその日を心に描きつつ自信満々といった様子で腕を組み )
はは、君は素直だな! ( 返された言葉に、少なくとも此方が一方的に彼との時間を楽しんでいる訳ではないことを理解すれば、柄にも無く安堵しつつ「君のそういう所、嫌いじゃないぜ」と思わず頬を綻ばせて、 )
_っ…本当か!? ( ぱぁっ、という擬音でも付きそうな勢いでみるみる内に満面に喜色を湛える様子は幼子のようで。旧友と同等に扱われたことが嬉しいのか、はたまた傍に居ることを許容されたのが嬉しいのか、どちらにせよ喜ばしいことには変わり無く。其の侭勢い余って身を乗り出せばその是非を問い改め、 )
そりゃあ楽しみだ。だがそのときは厳しく判定させてもらうからな(自信満々に告げる彼に此の事で手を抜くのは卑怯だ、なんて考えてはくつり、と喉の奥で笑うような仕草見せ上記。そうは言ったものの彼のことだからきっと己を素で唸らせるような茶を入れることができるようになるだろうななんて考え)
正直が一番、そうだろう?(彼は人となる前にも一緒にいた時間があり、変に気を使うこともしない様な人物であることは確かで。その意を伝えるように前記告げては口元に手当てて此方も破顔し、)
当たり前だ。何も大包平だけ隣に居て欲しい訳じゃない(身を乗り出して問いかけられた答えとして頷きながら紡げば瞳細め無邪気な彼の瞳見てはああ、友人としてでも大切にされているのかなんて考えては嬉しそうに、)
あぁ、受けて立とう。 ( 如何やら余程自信があるのか、腕組みつつ大きく頷けば「適当で済ませることは出来ないからな、驚きに関しちゃ寧ろ手を抜く方が難しいのさ」と相変わらずのしたり顔でそう述べ )
違いないな。_深く考え込むのは苦手なんだ ( 顕現する前も含めば、随分と長い時間を共に過ごした彼。言わぬが花、という言葉が当て嵌まる程度にはぼんやりとした言い草であろうとも察せる仲ではあるものの、率直に伝えるに越したことはない。「思ったままを言ってくれる分、随分と話し易いぜ?_なあ、鶯」と一層笑みを深め )
そうか、そいつは嬉しいな! ( 周囲にはらはらと花弁が舞いそうな程の喜ばしげな雰囲気を纏いつつ上記。しかし直後ふっと物憂げな表情見せれば「実はな、ずっと憂いていたんだ。君が大包平に取られてしまうんじゃないか、ってな」と苦笑して、 )
悪戯に関しちゃあ例外ということか(率直な言葉に納得したような表情浮かべてひとり考えたことをぽつり、と呟き。続けて述べられた言葉にも「不自然な気を使われる方が居づらいしな、鶴」と眉上げ答えて、)
__幾ら大包平でも誰の隣にいるかは俺が決めたいところだな(心配そうな顔した彼に安心させるような言葉を告げようと言葉を慎重に選びながら返答すれば相棒である話題の彼の顔と今目の前にいる彼の顔、交互に思い浮かべ、)
人の身を授かった以上、驚きを求めるのは当然の摂理だろう? ( 其れは自分に限った話である、ということは理解しつつもこの大半は趣味であるが故に如何にもならず。次いで紡がれた答えには「他人行儀な奴とはどうにも気が合わない様でな。こうして気安く話せる相手は少ない」と頬を掻いて、)
はは、そりゃそうだ!…とはいえ、大包平とも上手くやっていけると良いんだが ( 朗らか、という言葉が似合いそうな何時も通りの笑顔見せつつ同意示して。続いて考えたのは今の今迄話題に上っていた刀剣で、話を聞く限りは馬が合いそうだが、と普段の相手の様に未だ見ぬ彼について思いを馳せ )
何時もとまではいかないが、確かに退屈しないための驚きは些か必要かもしれない(告げた言葉は己の茶の趣味と同じようなものだ、と考えれば頷き。頬かいて嬉しそうな雰囲気で話す彼見ては「君は堅苦しいのは好まないだろうしなあ、作られた年代も近いし、本当にここの本丸に君がいてくれてよかったと思う」等と)
君の性格ならきっとすぐに打ち解けられるさ。仲良くできなければまあ…その時はその時だ(何時も通りの雰囲気に戻るも何処か己の相棒と打ち解けられるかと心配そうな彼察しては瞳細め安心させようと上記。彼と相手は何かと似ている点が多いような気がしてくす、と影で微笑んでは)
だろう?予想し得る出来事だけじゃあ、心が先に死んでいく…ってな。物言わぬ刀だった頃が如何に退屈だったか漸く理解できた ( 持論を述べれば染みじみと過去を思い返し、今とは比べ物にならない生活だったと嘆息し。続けて紡がれた言葉が耳に入れば「おっ、そりゃ奇遇だな!俺も同じことを考えていた所だぜ。…とはいえ、同年代か。君の方が少し先に生まれていたんだったか?」と目を細め過去に思いを巡らせ )
君がそんなに評価している友人だ、悪い奴じゃないってことは解るさ。 ( 言葉に嘘偽りこそ無いものの、その彼の言動に度々嫉妬の念を抱いているのもまた事実で。未だこの本丸にすら来ていない刀剣に嫉妬する等滑稽なものだと自覚こそすれ、この感情ばかりはどうにもならず。すると不意に「_なあ、可笑しなことを言っても良いか?」と相手へ神妙な顔向けて )
人の姿の方が数倍は面白みはあるだろう。まだまだ分からないところもあるが俺たちを使っていた主と同じ姿になれるとはな(ただ戦に駆り出され己の意識もなく操られるがままに人達を切っていた昔に己も浸ってみればこくりと頷き言葉を。「そうだな、何気に三日月よりも歳上になるし」と未だよく思い出すことのできない打たれた頃の記憶掘り返そうと)
其れを分かってくれたなら良かった!(己は良く知り彼は良く知ることのない話題にのぼる彼が相手にとって悪い印象ではないとわかるとぱ、と顔輝かせ。何れ彼が来た時には同じように相手を紹介したいものだと考えていれば何やら神妙な顔つきで話しかけてきた相手に眉上げ小首傾げては、「どうした?まさか俺は鶴だっただなんて言わないよな」なんて重要である話なのは薄々察していたものの若干巫山戯た事を)
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