マスク系狡狐 2015-05-11 23:55:56 |
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@ タイトル案
孤独を共に / 二人ならば / ずっと待っていた
@ 対応案
BL
@ プロローグ案
深い深い森の奥。そこには古く大きな城が一軒だけ、ぽつんと建てられていた。ただ、そこに近付く者は誰1人として居ない。
何故なら、その城には数百年も前からヴァンパイアが住み着いているという噂が絶えないからである。
そのヴァンパイアに出会ってしまったらもう最後、殺された後に自分と同じヴァンパイアにされてしまうとか。度々、街に降りてきては人々を攫って行くとか。酷いものでは、目を見ただけで石にされてしまう等々。時代を追うにつれ、街には尾ひれのついた根拠のない沢山のデマが溢れていったのだ。
そうした噂の張本人であるヴァンパイア。アルカードという名の彼は、確かに存在している。そして、数百年も前からその城に住み着いているというのも事実だったのだが。
彼は城から出たことがない。正確には最愛のひとを亡くして以来、城に閉じ篭ってしまったのだ。
不老不死であるが故、同じ歳月を共有しながらも共に最期を迎えることのできない哀しみ。心から愛したひとを、ある日突然失ってしまう恐怖。
全てから逃れるよう、彼は外界との繋がりを遮断した。
そして。そんな何百年もの間1人孤独に生き抜いてきた彼が今、まさに最期の時を迎えようとしている。
窓を全て締め切り、光すら通さない大きな城の中にただ1人。
今まで一度も開かれることのなかった扉を正面に、淋しげに置かれた椅子に腰掛け力無く腕を垂らしたまま。
本来ならば、何らかの生血を啜ってさえいれば死ぬことのないヴァンパイア。だが、彼は数百年も前から吸血行為をしていない。
既に衰弱しきっているアルカードの手から滑り落ちたグラスは、床に落ちた衝撃でガシャンと大きな音をたてて割れた。
「 そろそろ、か。 」
そう小さく呟いた後、彼はゆっくりと瞳を閉じた。
これでやっと、長かった生涯に終止符を打つことができる。
後はもう、この心臓の拍動が止まるだけ。そして、永久の眠りに堕ちていくだけ。そう思っていた。
次の瞬間、
コンコン
物音一つしない静まり返った室内に初めて来客者を告げる音が響いた。
が、返事はいつまでたっても返ってこない。
ガチャリ
「 ___失礼します。返事がないので勝手に入りますね? 」
痺れを切らした、その来客者によって重い重い扉は開かれたのだった。
アルカードは遠退いていく意識の中、扉の隙間から僅かに差し込む細い光の筋を辿っていった。その先に見えたのは、
____さあ、扉を開いたのは誰?
@ 詳しい内容兼、キャラ案
1. 吸血鬼 × aキャラ
2. 吸血鬼 × bキャラ
3. 吸血鬼 × cキャラ
ここでの吸血鬼設定
美しい容姿、血の気のない蒼白い肌。明らかに人間とは違った雰囲気をもつ。
特に秀でた能力等はないが、治癒力は半端ない。
日光苦手、十字架無理、鏡に映らない。
吸血対象は、種族問わず。人間以外でも自由。吸われたからといって、相手も吸血鬼になることは決してない。
基本は不老不死の為、寿命はない。だが、長期間血を飲まなければ永遠の眠りにつく。
アルカード( 仮 ) / 吸血鬼
見た目年齢は30前後。実際の年齢は数千歳。
過去に恋に落ちた1人のひとを未だに愛し、想い続けている。そのひとが息を引き取った頃から山奥の城に篭り始め、早数百年。それ以来、一度も外に出て居ない。ひとと出会えばいずれは必ず訪れるであろう別れの時。それを恐れ、誰とも関わらないまま独り最期の時を迎えるつもりだった。扉が開かれた、あの瞬間までは。
a. 子供 ( 人間 ) / 歳の離れた小さな小さな友達
深い森へと迷い込んでしまった幼い子供。ぽつんと佇む一軒の大きな城を見つけ、興味本位で立ち寄った。そこで、以前から噂で聞いていたヴァンパイアと出会う。
城の中で永久の眠りにつこうとしていたアルカードを散々弄くりまわした挙句、返答がないことに痺れを切らし森を彷徨っていた際に怪我をしたのであろう血の滲む指先を口に突っ込む始末。案の定、不本意であるとはいえ生血を吸血したことにより目覚めたアルカードは。
_______その後、
「 余計なことをしやがって。御前のせいで死に損なったじゃねえか。 」
b. ヴァンパイアハンター ( 人間 ) / 一目惚れから始まる恋物語
有力な情報を聞きつけ、颯爽と現れたヴァンパイアハンター。街の外れ、森の奥深くに建つ城へと足を運びそこに住むヴァンパイアを退治するつもりで向かったのだが。
大きな城の中で1人静かに、永久の眠りにつこうとしていたアルカード。その人間離れした美しい容姿に魅せられ、胸が高鳴ったハンターはあることを思い付いたのだった。それは、血を与える代わりにヴァンパイアであるアルカードの命を支配すること。美しくも哀しい残酷な恋の物語が幕を開ける。生きるも死ぬもハンター次第。
_______そんな彼の運命は?
「 余計なことをしやがって。御前のせいで死に損なったじゃねえか。 」
c. 同族のヴァンパイア / 同じ運命を共有する者
森の奥深く、誰も寄り付かない古びた城に突然訪れた来客者。その人もまた、彼と同じく数千年の時を生き抜いてきたヴァンパイアの1人だった。
数百年もの間、一度も開かれることのなかった重い扉の先には椅子に深く腰掛けたまま静かに眠りにつくアルカード。同族であるが故、その姿を一目見ただけで大体のことを察したその人は驚くべき行動にでる。自らの肉を突き、指先から滴る血液を飲ませたのだ。そんな望まぬ吸血により意識を取り戻したアルカード。自身の傍で不気味に微笑むその人の真意はなんなのか。
_______2人が迎える結末は一体?
「 余計なことをしやがって。御前のせいで死に損なったじゃねえか。 」
やっと見つけた!
数ヶ月前に作って行方不明になってたトピ!
そっちに投稿してた案が今、どうしてもやりたい。取り敢えず、こっちに載せとこうかな(´・ω・`)
需要あったらたてたい。
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