獄都事変なり

楽しみだな、みんな早く来てくれるといいんだけど。(どこかそわそわとしながら外套の中から銃を取り出して手入れしてみたり、うろうろと歩き回ってみたりして落ち着かない様子

あ、菖蒲咲いてる。(窓の外を見やると菖蒲が固まってふた株咲いているのを見つけて
菖蒲ってなんか斬島っぽい。深い青色とか、真っ直ぐなとことか。(和やかな気持ちで花を眺めて、誰か来ないかなと考える

もし、誰も来なかったらどうしよう…(一人廊下でぽつねんと立ちながら外套の端を握り不安げに周りを見回して

そうだ、何か作ろうかな。アップルパイとかどうだろ、あ、肋角さん甘い物大丈夫だったかな。(特にすることもなくいたたまれなくなったのか、いそいそとアップルパイ作りの準備を始める

りんごー、お砂糖ーシナモンー、レモン汁ー、お鍋にー、放り込んでーグッツグッツにーまーしょー(無言で作る寂しさを紛らわすため、カレーの歌を即興の替え歌にしてりんごを煮込んでいる

これでよし、と。(オーブンにパイを入れてセットするとまたすることがなくなり、仕方が無いのでしばらく中で焼けていくパイをぼんやりと眺めて

うん、いい焼け具合。(オーブンからパイを取り出して迷うことなくきれいに７等分したものの、どうしようもないので白い薄布をかけて埃から保護
…誰か、いないのかな。

…佐疫。入ってもいいか？
（相手のことをじっと見詰め、淡々とした物言いで尋ね）

（/獄都事変を最近知った者でしかも非似ですが、斬島で良ければ参加したいです…！ ）

あ、斬島！うん、もちろんだよ、お帰りなさい。(ぱっと声のする方を見れば見慣れた顔で、嬉しそうに顔をほころばせながら弾んだ声で返事を返し

(/お返事遅くなってしまってすみません！実は私もつい最近知ったのでまだまだ勉強中なのです笑 どうぞどうぞお入り下さいまし！)

あげっ！

どうも。･･･にしても、甘い香りがするな。なにか作っていたのか？
(なにか甘い匂いが漂うことを感取れば、辺りを一通り見渡して相手に問い)

(/いえいえ。そうだったんですか！　それなら此方も気軽に楽しめそうです。ありがとう御座います！　これからよろしくお願い致します。)

うん、アップルパイ焼いたんだ。良かったら一緒に食べない？(パイに被せていた白い薄布を取り、首を少し傾げながら微笑みかける

(/いえいえ、こちらこそよろしくお願いします！)

あげとくね。他のみんなも常時募集中だよ。

本体はベリーパイ焼いてるからレスちょっと遅いかもしれないけどあげておくね

いいのか？ せっかく作ってもらったのに…
（相手に食べて良いと言われるも、わざわざ作ってくれた物を本当に食べて良いのかと戸惑い）

食べてもらえなきゃ、作った意味が無いよ。(パイをひと切れ皿に取り分けて相手の方に置きながら
さ、どうぞ。(穏やかに微笑みながら自分の分も取り分け、食べるよう促して

…分かった。ありがとう。
（切り分け寄越してくれた相手に礼を言い。切り分けられたアップルパイを一つ手に取れば、一口含み黙々と口にし。「うん、おいしい」と食した感想を述べ）

ほんと！ふふっ、そっか…嬉しいよ。(短いその言葉に嘘はない事を感じパァっと目を輝かせて
その、また作るね。(帽子のツバを弄りながら恥ずかしそうにそう告げ

(/さえきってどうしても女子チックになってしまう…爽やかな好青年むずかし。)

おう、楽しみに待ってる。（もぐもぐと口を動かしながら、短くそう告げて。「にしてもお前、よくこんなもん作れるな。俺には到底出来そうにない」一切れ分空いたアップルパイに顔を近付かせ、まじまじと見詰めながら思ったことをそのまま言葉にし）

（/女子っぽい佐疫さんも可愛いですよ！ ）