審神者さん 2015-05-09 22:42:53 |
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奇遇だな、俺も初めてだ( 相手の苦笑でさえも今まで以上に愛しく見えてしまう己はおかしいのかと答え述べつつ思考巡らせて。次に何をするべきかという考えを探しては特にと言ってすることもないであろうから、と思いつつ「…普通、で大丈夫じゃないか?」なんて )
そういえばそんなこと言っていたな、( 先ほどの会話思い出すように少しばかり上を向けば思い出したのかこくり、と頷きつつそんなことを。喋っていたとはいえまだ時間はある様で「…そうだな、そうしたらしたいことは__」と問いかけようと )
…普通。そうか、普通か。 ( 彼の言葉に平常心を保とうと努めるものの、互いの胸の内を打ち明けた上で落ち着けというのも自分には土台無理な話。おろおろと視線彷徨わせつつ「その…告白された直後に普通で居ろ、というのも無理があるんだが」と申し訳無さを滲ませた声色でぽつり。そしてちらりと顔を上げた拍子にふと視界に映った彼の表情、元々整った造形の其の中でも取り分け目を惹かれたのは双眸で。つい先程も見入ってしまった其の瞳はやはり吸い込まれる様に美しく、状況を忘れ浮かぶ三日月をじっと見据え )
したいことか…_もう少し、 ( お前と過ごしていたい、と続く言葉は照れ臭さから呑み込んで。早々に考えを切り替えるべく、拭えぬ羞恥心を振り払う様に「…お前はどうなんだ?」と逆に問い返し。)
…だよなあ( 平常心と口ではいったものの心のどこかでは落ち着かない素振りであり。そんな中に己の考えていたような事と同じような相手の言葉聞けば同意混じえ苦笑い混じりに言葉紡ぎ。その儘視線を相手に向けていると不意に顔上げ此方じ、と見つめられれば揺らぐ煩悩捨てようと子供の様な可愛らしげに映るその顔や瞳、髪等所々に視線泳がせ。後にようやく落ち着いたのか困ったように笑いかければ彼のさらりとした髪に手を伸ばし撫で上げては )
…俺か?そうしたら…( 敢えて相手の言葉の続きは問おうとせず質問にはて、と首傾げて考える様な様子見せては間空け、「折角想いを通わせられたんだからな、お前さえよければもう少し二人でゆっくりとしていたいが、どうだ?」なんて )
んん、…何だ ( 髪を撫でる手に困惑した様な気恥ずかしい様な、複雑な表情作りつつもその目は満更でも無さそうに細められており。最早意地なのか、其れでも視線は逸らさぬままじっと見つめ続けては「…さっきも言ったが、」と切り出し一呼吸置くと「_お前の目は綺麗だな」と何とも言えぬ表情のまま告げ )
…まぁ、付き合ってやらないことはない ( 自身の心情を其の侭写したかのような相手の言葉に心中驚愕しつつ、かといって素直に肯定することもなく常の愛想が良いとは言い難い態度で了承し。其処で言葉を区切れば何やら思案顔、直後「お前は俺の何処が好きなんだ?」とぽつり、 )
綺麗__否、可愛らしいなと(きっと彼の兄弟である人物に手入れされているのであろうその髪は唯只管に綺麗と形容するべきものであり。だが今の彼の表情等は綺麗いうよりかは何処か愛らしく見えて。何方の様に形容しようかと暫し迷った素振り見せた挙句後者選んではくすり、と笑い。時間が経っても逸らされぬ視線に此方もじ、と相手をみつめては褒め言葉に思わず瞳細め「有難う、御前に言われるとほかのやつに言われるより幾分か嬉しい」と)
_!(至って彼にとって普通というべき対応で告げられた肯定の言葉に瞳丸くした後安堵と何故かこみ上げてきたあまりの感激からか溜息漏らしつつ「有難う」と幾分か掠れた声で。落ち着き取り戻す前に質問飛べば視線斜め上に向け、考える素振り後に「_何だかんだで責任感の強い所、相手には優しいところ、色々あるが__矢張り綺麗だから惹かれた、というのが一番だな」とつらつらと、)
可愛い、か。__俺は子供じゃない( 不意に投げ掛けられたその言葉が此方を好意的に思ってのものだということは薄々理解出来ていても、素直に受け取れないのが所謂性分で。矢張り言葉とは裏腹、拗ねた童子の様に不満を滲ませた表情を見せれば目細めて。然し続けて紡がれた言葉には「天下五剣ともなれば耳に胼胝が出来る程に言われ続けてきたんだろう。_写し如きに言われて嬉しいものなのか」と眉を顰めつつ問いを返すもその胸中は満更でも無く )
…お前は正直だな。 ( 様々な訳を挙げた果て、最終的に述べられた理由に思わず苦笑洩らして左記口にして。とはいえそんな彼の姿を好いている自分がいるのもまた否定出来ない事実であるが故、一概に非難も出来ず。「_そういう所、嫌いじゃない。気を遣わなくて良いからな」と前向きに思案した結果から出た訳を述べ、 )
ふふふ、そういったところが可愛らしい(拗ねたような表情の彼の行動見ては益々愛着は募るばかりで。くすくすと小さな笑い声漏らしてはもう一度彼の頭撫で、綺麗で、可愛らしい、と内心で小さくつぶやき。彼自身を卑下し問われた問いに此方も真似たように眉潜めては直ぐに表情戻し「想い人に褒められるのと他の物に褒められるのじゃあ嬉しさが違う。お前が写でも俺が好きなのはお前だけだ」と改めてじ、と相手見つめ)
嘘を付いたって何ればれそうなものだからな(嘘は苦手だとでも言うように肩竦めて。だが満更でもないようで。次に告げられた言葉に満足そうな微笑み残しては「気を使わなくて良いとは嬉しいものだ、」だなんて独り言のようにぽつりと、)
…俺には分からないな( 隣で微笑む相手自身の方が余程綺麗だろうにまるで理解出来ない、とでも言いたげな表情で。しかし口先の呆れ混じりの物言いとは裏腹に、さして嫌そうな素振りは見せず。寄って集って綺麗だの何だのと言う割には結局、真作を見ればその考えも変わるのだろう。写しとはそういう物だ、と割り切った心持で「__真作の山姥切がやって来ても、か?」と不安から来る訝しげな声色で問い )
( 今になってはたと気付いたのか、ころころと変わる相手の表情に目が向いて。以前は随分と謎めいた印象を持っていた彼も、こうも変わるものかと言う程に感情が把握し易くなっており。「お前は表情豊かだからな。すぐ顔に出る」と心なしか満足気な面持ちの相手に含み笑い洩らし、 )
俺にとっては君が一番だ。真作が来ようと来まいと、変わりはない( わからないと呆れたように云う割には満更でもなさそうな彼の雰囲気汲み取っては満足したようにその話題にはそうか、と一言答えるのみであり。次に「わからなくても良い、いつかわかるだろう」と独り事のようにぽつりと。不安含んだ問いには瞳細め相手らしいな、などと思考しつつ上記をつらつらと。 )
…?他の奴らには読めないと良く言われるが( 漸く彼に対し感情を露骨に表現していることが把握されたのを嬉しく思いながらもそれを素直にいう事はなにかの意地なのか、他の刀剣たちにはそこまで感情を表現せずにいることを言葉にはできず惚けたように首傾げて、 )
さあ、…どうだか。( 真作は恐らく自分によく似た姿形をしているのだろう、という旨の考察をしているが為か問いの割には薄情な返答を。けれど心から愛されたいと思う気持ちは少なからずあるのだろうか、その想いに変わりはないという相手に「_そうだと良いな」と小さく零して、 )
何故だろうな、今になってお前が急に解り易く見えてきた。( 余りにもはっきりと感情表現を行う割には其れを自覚していないと思わせる相手の言動が可笑しく、その口許は今にも緩みそうで。以前の自分の様に、読めない、という他の刀剣たちとは逆に彼の感情がよく把握出来るのは己の特権なんだろうか、等と知らず知らずの内に期待を馳せて )
( 何れ彼の本物が来た時に証明をしてやらなければいけないのであろう。真作の話についてとなると返事が何時もよりも素っ気なくなる相手眺めながら考えて。小さく零された言葉は聞き漏らすことをせず、「その時になったら教えてやる」と希望的な言葉、 )
おやおや、気のせいじゃないかい?( 相手の緩みそうな口元に気付けばくすくすと小さく笑みを漏らし意識的かそうでないかを惑わすような素振りの上記。だがそのあと直ぐに「だが君の前では些か感情を表に出しやすいとは思うぞ、…想い人になれたから、であろうか」と内心で思っている一部晒しては。 )
…我ながら卑怯だと思うが_( 僅かな期待を抱かせる言葉に安堵しかけるも、こういった時に持ち前のマイナス思考を発揮してしまうのは如何にもならない。もし真作が来てしまったら、という考えの下未だ見ぬ刀剣への羨望と不安は高まって。そんな思考から上記述べれば言葉区切り「…お前を取られる位なら、…山姥切なんて来ない方が良い、と思ってしまう」と俯いて、 )
_こうして話すのも俺だけ、か?( 相手の言葉に自分は特別である、という実感が今更ながらに沸々と湧いてきて。それを嬉しいと思ってしまっている反面、直入に確認すべきだという思いから問いを投げ掛け。しかしこの程度の会話くらいなら幾らでも出来るだろうと考え直せば「いや、話すのも…というより、気を許すのも、か」と訂正し )
おやおや、可愛い考えだな( 卑怯だという割に告げられた言葉神妙な面持ちで聞いていれば不意に顔緩め正直な感想を。もし自分が同じ立場ならきっと彼と同じことを考えていたであろう、と内心で同意していれば緩めた顔のまま「_俺はそういった思考を卑怯なんかではないと思うぞ」ともう一度彼の髪わしゃ、となで上げ、 )
…気を許さなければ感情を此処まで露にはしないな( 質問に暫く意味を考えようとしていれば訂正された問いには即答といえるべき回答を返し。昔から自分以外のものへ容易に感情を露にする事はあまり好ましくないという思考を持っている為、その理念を壊すほど己はどれだけ彼に溺愛しているのか、なんて内心苦笑しつつ考えてみて、 )
はは…未だ来てもいない奴に嫉妬、か( 我ながら酷い程の後ろ向きだ、と自嘲気味に笑って。然し髪を撫でる彼の手に少なからず安心したのか「山姥切だけじゃない、他の奴らの誰にもお前を渡したくないと思うんだ_お前の想いを聞いてから、ずっと」と不意に胸の内を打ち明けて。安堵から来る溜息の数秒後、しまった、と心中を表情に滲み出せば「_今のは忘れろ」と小さく加えて )
…未だに、何故俺なんかが選ばれたのか不思議でならないな( 少なからず己を愛している様子の彼、しかしその愛情が伝われば伝わる程に疑念は膨らんで行き。綺麗だからという旨の告白も如何いう訳か納得出来ず、こうして関わる内にいつかはこの違和感も拭えるのだろうか、と溜息を吐いて )
_俺だって( 彼の髪撫で上げたまま今後も滅多に聴くことができないであろう彼の心中の言葉聞いては瞳細め、ぽつりと上記。どう続けようかと暫し迷ったような素振り見せるも何を思ったのか一人こくり、と頷いては「…俺だってお前を誰にも渡したくない、」と後にゆったりと彼抱き締め、 )
ううん、如何すれば其の考えを払拭できるものか( 溜息ついて未だ俄かに信じがたいような表情している彼一瞥しては腕組みして首傾げ。これ以上ないくらいの好意を寄せているつもりであるものの、ともんもんと考えていれば最終的には直ぐにこの様子を受け入れるのは彼にとって難しいのであろう、と自己解釈した後に彼が考えを払拭できるまで、否払拭できても存分に愛でようとにい、と笑漏らし、 )
…お、おい_
( 突然の抱擁に顔を上げ軽い抗議の声上げるも、軅て観念したのか大人しくその腕の内に収まり。流石に恥ずかしいのか、赤く染まった顔を隠すべく彼の懐部に埋めて。返された言葉に小さく唸り、三日月の紋に顔を沈めたまま「…仕方のない奴、だな」と自分の事は棚に上げ消え入りそうな声量で呟き、 )
_其処まで拘ることは無いと思うが、( 彼を悩ませたのは此方の非だろう、と助け舟を出す心算で言葉紡ぎ。傍で共に過ごす内に自ずと理解することが出来る筈だ、今一度そう信じれば「解らなくたって、お前の傍を離れることは無い_筈、だからな」と含みを持たせた物言いを、 )
ふふふ、可愛いやつだ
( 相手の反応に満足したような笑みと上記を。彼は此方の身に顔を埋めた侭であるから表情はわからないであろうな、なんて考え巡らせては幼子をあやす様な仕草で彼の後頭部軽く撫で。消え入りそうな言葉やっとのことで聞き取れば眉根上げ「そうかい?…まあ君がそう言うならそうなんだろう」と己の性格によるマイペース的な発言を )
…離れる筈無いだろう、当たり前だ( 彼なりの助け舟なのだろう。どう返答しようか考えていれば次に紡がれた言葉へ瞳細めこくり、と頷き。熱しにくい分冷めるのも難しい己にとってどうあしらわれようともきっと彼から離れる気はないことを己の中で再認識しては無意識に彼の腕掴み、此方側に寄せては「お前も、俺の元を離れる気はないだろう?」と首傾げ、 )
…俺に触れた所で、一体何になるんだ?
( 彼を前にして恐らく反論は無意味。可愛くなんてないという本音はそっと胸に仕舞い込み、代わりに口を衝いたのは皮肉めいた言葉。拒否しようにも不快でないどころか快適なものは仕方ない、葛藤の中顔を上げることも出来ず借りてきた猫の様に大人しく撫でられて。規則正しく髪を撫で上げる掌が心地良く、ついうとうとと微睡んでしまい )
( 一先ず得られた回答にほっと胸を撫で下ろすも、相手の返事に安堵してしまう自分がどうにも癪に障り。こんな奴に一喜一憂させられるなんて、と常に微笑浮かべる彼を見遣れば溜息吐いて。そんな思考も束の間、彼の元へと引き寄せられ次の句を迫られれば言葉に詰まり。離れる気などある訳がない、そう素直に答えることも憚られたのか紡がれたのは「_恐らく、な」という何とも要領の得ない返答で )
安心するとやらだ( 刀種の違い故か己の腕の中にすっぽりと収まり抵抗もせぬ相手に愛らしさ覚えれば問いかけに一言そう答え。暫し彼の頭撫でていれば不意にその行動止め、軽くぽんぽんと頭叩き子供を寝かしつけるかのような行動で。と共にこれでは完全に彼を子供扱いしているようなものだがまあ彼も自分にとっては年下だ、大丈夫だろうと考え巡らせた後気付かれぬようそっと髪に口付け、 )
_恐らく、か( どこか曖昧さが隠しきれない彼の言葉に幾らか低い背の彼見下ろしふむ、と考え込むような仕草すれば数分。「…何時か素直に『離れるはずが無い』等と言わせたいものだなあ」なんて微笑、呟きが終わるか否かの内に遠慮もなく相手の口塞ぎ、世で言う口付けを )
…!?( ふと髪に触れられた感覚が何であるのかは想像に容易く、気付かれないとでも思っていたのか、と心中で一人謐きつつも不規則な心拍は己に正直で。早鐘を打つこの心臓の鼓動が聞こえやしないかと冷や汗を掻きつつもあくまで狸寝入りを続け。暫しの沈黙の後、流石にもう気は逸れているだろうとそっと顔を上げて )
_お前をもっとよく理解できたのなら、きちんとした答えを返せるかも知れないな( 素直になれないとは正にこの事、本心に反し突っ慳貪な言い草を。流れる静けさに若干の気不味さを感じたのも束の間突然の口付けに瞠目し、呼吸も儘ならない内にその頬は紅に染まって行き )
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