【GL】ラブライブ！成り

>にこ
なんですか？
お花でも摘み忘れましたか？
(止まって振り返って、早くしろと言わんばかりに

>海未
そ、そんなに急がなくても良いんじゃないかなにこ?
(早くしろと言わんばかりにみつめる相手を見ては息を切らしながら走って)

>にこ
なにを呑気なこと言ってるのですか?!
もう夏は目の前ですよ？
合宿の季節ですよ、分かっているのですか？

私は、合宿の行き先はいつも通り山を主張するつもりですが、なぜかいつも不人気で、海になる可能性が高いですから

ならばそれまでに、例え１ﾐﾘでも数値を伸ばさないと
そのためには一刻も早く、ごはんを食べて養分を胸に送り込まなくてわ
(ず、ずい、と顔を近付けて必死の形相でまくしたてて

>海未
た、確かに夏は近いにこ…だけどまだ時間はあるわけだし
(自身は相手と違い体力に自信がなくすぐにバテてしまうのが分かっているため上記を述べるも海にいってもカナヅチだと言うことを言えずにいて)

>にこ
甘いです！
甘過ぎます!!

そんな覚悟だから、３年にもなってそのサイズなのですよ
いいですか、にこ
私はまだ２年だからあと１年猶予がありますが、あなたはもう後が無いのですよ？
まずはその認識から改めるべきです

もっと危機感を持ってください!(両腕を掴み、更に顔を寄せて熱弁をふるって

>海未
うっ…そ、それは…
(相手に痛いところを突かれると言葉にどもりながら自分の胸元を見て)
わ、わかったわよ…わかったにこ～…
(相手の熱弁に気圧されながら頷くと相手についていき)

>にこ
さぁ、ともに輝ける未来を目指して走りましょう!
(ごはん屋さんを目指して張り切って走り出して

そうと決まれば即行くわよ
(相手の一言を聞きスイッチが入ったかのようにご飯屋さんに走りながら相手についていき)

>にこ
その意気です!
私も負けていられませんね
(負けじとダッシュすると、すぐに穂乃果、花陽行きつけのごはん屋さんに到着して
…さぁ、到着しましたよ
(息を切らせながら、にこを振り返り

>海未
ハァ…ハァ…ようやく着いたのね…
(遅れて後ろから相手について行きながらご飯屋さんにつくころにはへばっていて)

>にこ
さぁ、にこ、いざ戦いの場に赴きましょう!
(へばるにこの手を引き、ごはん屋さんに突入して

>海未
ハァ…ハァ…とりあえず何を頼むの?
(息を切らしながら案内された席に座りメニュー表を相手に渡してはたずねて)

>にこ
もちろん、ごはん一択です!

が、おにぎりもあるようですね

私はあっさり食べやすそうな梅おにぎりにしましょうか

にこはどうします？
(すでに呼吸を整えて、涼しい顔でメニューを返して

>海未
にこは～……うっ……
(おにぎりやご飯の項目を見ているとデザートに目がいき視線を外せなくなり)

>にこ
いったいなにを悩むことがあるのですか？
おにぎりの具で迷っているのですか？
(なかなか注文を決めないにこに不審の眼差しを向けて

>海未
ひっ…そ、そうじゃない…にこ…
(相手に不審の眼差しで見られるとﾄﾞｷｯとしながらもやはりデザートから視線を逸らすことが出来ず)

>にこ
でわなにを迷う必要があるのですか？
言っておきますが、ここに至って裏切りは絶対に許しませんから
すでに私とにこは一心同体、一蓮托生、生まれた日は違いますが死ぬ時は同じですよ
(なにかを察して、じとー、と視線を投げかけて、何気に意味の分からないことを口走り

>海未
う、裏切るだなんて…そんな…ことは……
(相手のじとーっと見られる視線と言葉にビクッとしてとっさに鮭のおにぎりを指さして)

>にこ
鮭ですね
ボソボソ感が少し気になるところですが、好きなものを食べるのがいちばんですね

すみません、梅と鮭のおにぎり、各10コお願いします
(手を挙げて、涼しい顔で店員にオーダーを告げて

>海未
じゅ、10こ!?
(相手が店員のオーダーを聞いてギョッとした顔をしながら食べれるの?と呟いて)