響 2015-05-02 21:02:14 |
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あ、うん、わかったよ………。
(相手の言葉に少しホッとするが、あとに続く言葉が気になって仕方がなかったが取り合えず頷いて。嫌わないと言ってくれたのに何故か大きな不安にさいなまれ、思わず手を取り離すまいとしっかり握ってついていき)
………。すまない。…そんなにおおごとな話じゃあないんだ…ただ俺が少し女々しいというか…
(しっかり握られる手に安心感を感じる反面、相手の不安そうな雰囲気を感じ取り自分のせいで申し訳ないと思い、ホテルまでの帰路を無言で進み、部屋へと辿り着けばぽつりと声をもらして話始めようとしたが少し考えてから「立ち話もなんだから座るか、珈琲は?飲むか?」と手を引いてソファまで相手を連れて首をかしげ)
そうだな、じゃあ一杯貰おう。
(呟きがあまり聞こえず聞き返そうとしたが、相手からの質問の方が先に出たためそれに答え。ソファに座り珈琲と相手を待つが、改まった感じがなんとも変な感じがして「大事ではないと言うがなんだか落ち着かないよ。なんなんだい?」とそわそわしながら)
待たせて悪い。ただ…お前、恋をするなら…いや、…考えていた事を端的に言おう、俺はお前に不釣り合いで…俺なんかよりお前にはおふくろのような天真爛漫な女性のほうが似合うんじゃあないか、と、…考え込んでた…少し、嫉妬もしていた。
(淹れてきたコーヒーカップを相手に渡すと自分も隣へと腰をおろし、ぽつりぽつりと話し、コーヒーを一口飲めば「女々しいだろ」とカップの中を見つめながら自嘲気味に笑い)
……ああ、とても女々しい。まさか君がそんなに嫉妬深く、考え込むような人だとは思わなかった。
(理由を聞くと微かに目を見開くが真剣な表情になり上記を。だが少し間を開けるといつものように優しく微笑みかけ「…ギャップ萌えってやつだ」と付け足して。珈琲をテーブルに置くと相手に向き直り、「承太郎、ちょっとカップを置きなさい」と珈琲カップを指さして)
…っ。ギャップ…萌え??あ、ああ、…これでいいか?
(相手の態度とセリフに一瞬嫌われたのかと思いうっすら瞳に涙を溜めるも、続いた言葉と微笑みにきょとんと混乱しながらコトリとカップを置いて)
ああ、それで大丈…夫ッ。
(置いたのを確認すると再び照れるような笑顔を浮かべ勢い良く相手に抱きついて、勢いのあまり相手を押し倒すような形でソファに倒れこみ)
っ…あぶねっ!!花京院…なにを…?…っ!?
(相手の笑顔に見惚れてるうちにいつのまにか押し倒されてるかのような状態になっていることに混乱し、そして近すぎる相手との距離に照れて真っ赤になりながら固まって)
はは、ごめんごめん。だって君すごく可愛いから。
(勢いが強すぎたかな?と悪戯でもする子供のようにクスリとし、予想通りと言えよう相手の照れっぷりに満足げな表情をすると苦しくならない程度に強く抱き締め)
んん…。…かわ…いい?女々しくて…嫌に…ならないのか?
(相手の表情満足げな表情にどきりとしながらも、抱きしめ返そうと相手の背中にそろりと腕を回しながら首をかしげ、真っ赤なまま上目遣いに自分の上にいる相手を見つめ)
ならないよ、寧ろそんな君も僕は好きだよ。
(依然不安そうな相手にゆっくり首を横に振り、可愛らしい表情に我慢ができず、目線が同じくらいになるよう体を少し動かし相手の帽子を少しずらすと唇に軽くキスをし。「すまない、重かったよね」と言って相手の上から退き、ソファに座り直し)
ありがとう。…別にお前一人くらい…全然重くねえよ、
(相手の言葉とキスを受ければ安心したようにふわりと微笑み、相手の重みを感じなくなった身体を起こして座り直し、少し残念そうな表情をしながら相手の服の裾を掴んでぽつりと返し)
…じゃあ、おいで。
(『狼』だと思っていた相手が『人懐っこい犬』のように見えおかしそうにくつくつと小さく笑い、甘える相手に片手を伸ばすと自分の元へ来るよう言ってみて)
…!おう。
(呼ばれれば、自分が犬であったなら尻尾をぶんぶんと振っているだろうというくらいに嬉しそうにし、相手の伸ばす手に甘えるように頬をすり寄せ)
…大型犬。
(手の甲で頬を優しく撫でながら、つい思っていたことをポロッと口に出し。あ、と気が付くと「今のは気にしないでくれ」と苦笑しながら)
…む。気にするなと言われてもな。
(気持ち良さそうに擦り寄り続けるが相手の零した言葉にじとりと見て、撫でてくる手にがぷりと甘噛みしながら「俺が大型犬にでも見えるのか?」と首をかしげ)
ふふ、まあね。…そういう仕草とかも人懐っこい犬っぽい。
(甘噛みを痛がることもなく、空いていた片方の手で指さして。もう少し相手に近付くと帽子を取り、「よしよし」と、わしゃわしゃと少し乱暴に撫でまわし)
俺が人懐こい犬…、な。お前が飼い主だっていうならそう見えてもかまわねー…んっ…こら、勝手にとるんじゃあねえぜ…
(帽子を取られた時だけそわっと落ち着かなさそうにしたが、犬っぽいとはっきり言われても気にしたようすもなく、多少乱暴な撫で方だと感じながらも満更でもなさそうに大人しく撫でられて)
昔から思っていたが、どうして帽子を取られるのが嫌なんだい?
(ごめん、とへらりと笑って謝り帽子を被せると、小首を傾げながらずっと疑問に思っていたことを尋ね)
別にいいぜ。…?さあ、な?落ち着かねえから?
(甘えまくって満足したのか普通の間合いに座り直し、被せられた帽子を再度かぶり直すと相手の問いかけに首をひねり思いつきで答えて)
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