響 2015-05-02 21:02:14 |
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!?、いつのまに…。……もういなくなったりしないよ、大丈夫。
(時を止める能力を相手が使えることなど知らず瞬間移動にひどく驚き、相手が何故そこまで悲しそうにするのかを察すると申し訳なさそうに眉を下げ、誰も見ていないことを確認すると相手の頭をぽんぽんと撫で、すぐに引っ込めると何事もなかったかのように振る舞い)
驚かせてすまない。ああ…いなくならないでくれ、絶対に。
(驚く相手にそういえば自分の能力のことを話してなかったなと思い謝罪し、頭を撫でられれば悲しそうにしていた表情が和らいで「籠、持つぜ。貸しな」と相手が盾にしていた籠を奪い取って)
あ……これくらい持てるのに。
(謝罪に対し「大丈夫だ」と言うように無言で首を振り、持っていた籠が相手にわたると少し不満げに表情を曇らせ呟き、「何につけても、僕は君にしてもらってばかりだ。それじゃあ悪いよ」と付け足して)
……?俺がやりたいことやってるだけだが…。
それにお前が悪いと思うことはない、十分に俺はしてもらってる気だが借りを感じるならもっと俺を甘やかしてくれ。帰ってから、な。
(無意識の行動だったと言わんばかりにきょとんと表情にだし、カゴを渡す気はないようで、不満げな表情も悪くない、とさりげなく頭をくしゃりと撫でて笑み)
……くそ、なんか負けた気分だ……。
(撫でられ嬉しそうな表情をするがすぐにハッとしてまたムスリとし、相手に勝てる気など最初からないが唸るようにそう呟いて)
…ふん、別に。
うーん……そうだな、君は普段どういうものを作るんだい?
(料理と言ってもたくさんあるため、普段作っているものから献立を考えようと質問をして)
なんか怒ってるか?
そうだな…肉じゃがとか?煮物が多いかもしれねぇ。大抵は家を出た時にお袋が押し付けてきたレシピから覚えたから和食の家庭料理が多いぜ。(くしゃくしゃと無意識に相手の頭を撫でながら首を傾げ、質問の答えを返しながらも色々と自分に持たせる母を思い出してくすりと笑い)
なんでもないって。
ホリィさん料理上手そうだよね、良いなぁ。…なるほど、それじゃあ肉じゃがにしようよ。
(手を払いのけるも満更でもないらしく微かに笑みを浮かべ。"母からの手料理"に羨ましそうな声を上げ、相手が最初に上げた料理にしようと)
ああ、料理上手かは知らねえが…まあ俺の口にはあったな。
おう、じゃあそれで…買ってくか。
(うらやましそうに言う相手に素直に美味いとは言わずに返し、相手が決めた料理に合わせて材料をカゴへと入れていき)
また会いたいな…と言うか、僕のことまだ覚えてくれてるか不安だけど。
(こく、と頷き、材料集めを手伝いながら昔を懐かしむように呟いて。言ったあとハッとすると「あ、いや、別に君の母親を狙っているわけじゃあないぞ」と誤解されないように慌てた様子で)
いや、不安になることはない。ちゃあんと覚えているだろう…、わかってる。そんな心配しちゃいねえ…が、そんな風に慌てられると逆に怪しくなるな。
(安心させるように言うも、後に続く慌てたセリフに少し面白くないのか少し嫉妬心をにじませた拗ねたような表情でじぃっと相手の目を見つめ)
本当に違うよ。エジプトに出発する前も変なこと言ってアヴドゥルさんに変な目で見られたから、ちゃんと違うってことを伝えたかっただけなんだって。
(再び仲間から誤解をされたことに焦るんじゃなかったと後悔しながら首を小さく振り、拗ねる相手に苦笑いを浮かべ)
ん、ならいい…というかそんな前にも似たような事言ったのか…。狙ってなくとも好みのタイプなんじゃあねえのか?
(苦笑いする相手を見て自分はまた嫉妬ばかりして情けない、と言わんばかりに居心地悪そうに視線を逸らして、また材料をかごに入れる作業を再開して)
あ、君そのとき居なかったっけ……。…こんなこと息子の君に言うのも僕自身も気が引けるけど、まあ、恋をするならああいう人が良いな、とは思うかな。
(また余計なことを言ってしまったと再び後悔し力なく笑って、問い掛けに複雑な気持ちになるが、相手ならわかってくれるだろうと思うことを素直に答え)
覚えてねぇな、…恋か。確かにお前にはそんな相手が似合いそうだ。まあ、口説くわけじゃないなら今度あったら直接おふくろに言ってやれよ。
(「きっと年甲斐もなく喜ぶぜ」と、自分の嫉妬心をこれ以上見せて困らせたくないと無理に笑み相手が出来そうにない事を冗談まじりの言葉で返して)
それは言わないよ。口説きが目的ではないといえ、君以外にそんなこと…、………承太郎…?
(ハハッ、とおかしそうに笑い否定して、ふと相手を見るとなんだかぎこちない笑顔をしていることに気付き、ピタリと動きを止めると心配そうに顔色を伺い)
そう、か、
…っ、なんだ?…そうだデザートにチェリーでも買うか?
(否定されるとホッと安堵するものの、顔色を伺われると自分らしくもない女々しい感情を読み取られたくないのか顔を背けてぎこちなく話題を変更しようとして)
チェリー?この時期にまだあるかな……探してみよう。
(好物の話になると微かに目を輝かせるが、どうも様子がおかしい相手にすっきりせず、いくつか間をおいてから「なあ、…その、何か気に食わなかったのなら言えよ?君に嫌われたくないし」と不安げな声色で相手の顔は見ないまま言い)
あるといいな。…っ………俺が…お前を嫌う事などありない、別に気に食わないこともない…ただ…少し…
(うまく誤摩化せたか、と好物の話に乗ってくる相手が好ましいと微笑ましく思っていれば不意に話を戻されてびくりとし、口ごもるも、相手の不安げな声に申し訳なくなったのか「ホテルに帰ってから話す」と口早に言えばチェリーを1パック見つけてカゴに押し込み買い物をすませにいき)
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