とくめー。 2015-05-02 18:48:51 |
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(なるべく大きな通りを歩いているもののこの時間だと人通りはさほど多くはなくあまり意識せずに道のほぼ真ん中を軽快な足取りで歩いており。相手のことはしっかり探しつつも空腹には勝てず何を食べようか、なんてぼんやり考えていると前方の街灯の下に人影が見えたため少し道の端に避けて通路を開けるようにしては、)
( このまま晩ご飯を食べたら何をしようかなんてことをぼんやりと考えながらもそれなりに自分の目的地であるお店に向かってしっかりと歩みを進めておれば途中見えた街灯に 僅かに目を細めつつ。不意に遠くに人影見えては おや、と思い相手だろうかと考え、しかしそのまままっすぐに歩みは進めたままで。 )
(コンビニで購入するものを粗方決めつつ夏とはいえ夜は未だ冷えるようでポケットに手を突っ込んで歩み続けて。少し歩くと自然と前方から来る人影との距離は縮まるわけでなるべく目は合わないようにと俯くもさりげなく見てしまうのは人間の性でありちらり、とすれ違い様にその人物を盗み見てから再び地面へと視線を落とし。しかしその人物は髪こそ立っていないものの己の探していた人物とよく似ていてもう一度その姿を確認しようと歩みを止めて振り返り。)
( 目の前から歩いてくる黒髪の人物に何か赤葦に似てるなあ、なんて呑気に考えていればそのまま何事もなくすれ違う予定であったのだが街灯の明かりもあるのか相手の顔俯き気味で正確に見えたかと言われればそうではないが、 しかし自分の見知った相手ににているような気がして。あっ、と小さく声を漏らすとその場で立ち止まり思わず振り返って。)
(振り返った瞬間にその相手らしき人物と目が合ってしまえば相手だという確信もないためしまった、と後悔するも時既に遅しといった状態で。しかし、小さく聞こえた声と街灯に照らされてより一層輝いている琥珀色の瞳でほぼ相手であることを確信しては遠慮なく相手のことをじっと見つめて。少ししてから口を開けば絶対に相手であるとは言い切れないため控えめに確認するかのように名前を呼んで。)
えっと…、木兎さん?
赤葦だ!
( 思わずその場で声を出してしまったが相手と目が合うなりやっぱり会っていたという喜びの方が大きいらしく ぱぁあ、という効果音が付き添うなほどに嬉しそうな表情を浮かべて。それなりに大きな声で相手の名前を呼ぶと嬉々とした顔のまま相手に駆け寄って。その時に、ふと相手がここにいる理由が気になって。聞こうか否かと頭の片隅で思案をし。 )
っ…、声大きいです、
(己の控えめな声とは裏腹に大きな声で名前を呼ばれてはおろおろ、と周りを見渡した後で人差し指を唇に当てて軽く注意をするも怒っているわけではなくむしろ此方も嬉しくて思わず頬を緩ませながらゆっくりとした動作で相手に近付いて。相手が何を考えているのかなんて分かるはずもなく、相手が躊躇している質問を何の抵抗もなくさらりと問い掛けて。)
どこ行くんですか?
あ、悪ぃ悪ぃ、
( おろおろとしながら周りを見る相手に何でそんなに焦っているのかと疑問にふと思い。相手がこちらに歩み寄ってきてくれたことに へらりとひどく嬉しそうな笑顔を浮かべて。相手に聞こうかと そわそわしながら考えていると相手の問いかけがまさに自分がしようとしていた質問であり、あっ、と少しだけ声を溢すと、 )
えっと、ご飯食べに行こうかなーって…赤葦は?
(一応大通り、ということで声の大きさを気にしたのだが軽く謝罪の言葉を述べてきた相手にやれやれ、といった様子で小さく息を吐いて。それでもそんなことはどうでも良くなるくらい相手に会えたことが嬉しくて自然とゆるり、と微笑んでいて。己の質問に返ってきた回答は向かう場所こそ違うものの目的が同じであることを悟るとその奇遇さに少しだけ驚いたように瞳をぱちぱちと瞬きさせたあとでゆっくりと口を開き。)
俺も、冷蔵庫見たら何もなかったんで、夕飯買いにコンビニにでも行こうと思って、
( まさか、ここで会えると思ってなかったが故に驚く気持ちと嬉しい気持ち織り混ざった状態でいれば ふんふんと自身の運のよさに得意気な雰囲気を纏い。相手の返答に ふーん、なるほどなあ、と軽快な様子で此方も変事を返すと 少しだけ考えるような仕草を見せ。うんうん、と唸るとさも名案だとでも言いたげな顔を相手に見せるなり ピンと人差し指をたて。 )
せっかくだから飯一緒に食べよーぜ!
(どこか得意気に見える相手の様子に緩く首を傾げつつ不思議そうな表情を浮かべ、さらに己の言葉に考える仕草を見せた相手に益々疑問を抱くもそんな時は声を掛けないのが一番だ、と何も言わずにじっと相手が口を開くのを待って。すると人差し指が立てられたためその指を見つめると耳に届いた言葉は己にとってはこの上なく嬉しい誘いであり、無意識のうちに明るい表情を浮かべつつこくり、と深く頷いて同意し相手の好物を食べに行こうと提案し。)
いいですね、…焼き肉とかどーです?
( さすが俺運だけは良い!なんて自分の強運さに感心しつつ相手が提案した自分の好物を食べに行こうと言うその誘いに ぱぁあ、と子供みたいにただただ純粋に嬉しそうな顔を見せながら「いいの!?」とまたも興奮ぎみなのか少しばかり大きな声で相手に訪ねると はっとして慌てて両手で口を塞ぐも相変わらず表情は嬉しさからか緩みきっていて。 )
い、いきたい!!焼き肉!
(再び大きな声で訪ねてくる相手だが、その真っ直ぐに嬉しさを表現している姿を見ては声の大きさなどはどうでも良くなってしまい。さらに声を出した後に口を塞ぐという意味の無い行動にさえも愛らしさを感じ此方も頬を緩ませて、昔と好物が変わっていないことに安心したのもまた事実であり。提案し、相手が了承してくれたのはいいものの普段焼き肉を食べに行くことなどあまりないためお店の情報が全く頭に入っておらず苦笑を浮かべては、)
…あの、すみません木兎さん。俺、焼き肉の店知らないです。
( 相手と一緒に食事に行けることが嬉しくてついぞ大きな声を出してしまったわけだが緩む表情隠すことなんて到底無理で。にへらとどこか緩みきったしまりのない顔をしていると相手はどうやら提案したまではいいが店までは知らないようで。んー、と自身が知っている店をいくつか脳内で上げつつ近くの店何個か思い出すと、 )
んじゃ、俺が赤葦つれてく!
(頬を緩ませる相手を見ると此方もゆるりと口角を上げて目をきゅ、と細めつつも己の酷く緩んだ表情に気付くと急に恥ずかしくなってしまいさりげなく手の甲で口元を隠し。己の無計画な提案にも怒ることなく何かを考えてくれている相手を少し申し訳なさそうに見つめつつ連れて行ってくれる、という相手の言葉に表情を明るくし。相手のいつも行っているお店に入れるというだけで幸せを感じればやはりゆるゆるとした表情を浮かべて、)
はい、お願いします
( 相手の目を細めて笑うその顔好きだなあ、とぼんやり思いながらにこにこと笑っていたのだが不意に相手が口元隠したことにきょとん、としてから幾度か琥珀色の瞳を何度もぱちぱちと開閉させ、不思議そうな表情を一瞬だけ見せて。相手の口からお願いしますという言葉が聞こえるや否や相手の手 むんず、とおもむろに掴むと「 よーし、しゅぱーつ! 」なんてひどく機嫌良さそうに述べ。ずんずんと歩みを進めながら相手の様子を気にかけ、 )
(相手の綺麗な琥珀色の瞳が開閉されている姿を見ては口元を隠していた手をゆっくりと下ろしつつ、何でもない、というように今度はやんわりと微笑みながら首をゆるゆると振って。おもむろに手を掴まれると今度は己が驚く番でぱちぱちと瞬きをしつつもその機嫌良さげな声につられるように無意識に相手の手をぎゅ、と握りつつ相手の後ろを着いて行きながらさりげなく普段の相手を探るような質問をして。)
焼き肉、よく行くんですか?
( 相手の行動に ふむ、と何度か頷いてからまあ、相手が何でもないように振る舞うのであれば本当に何でもないのだろうと思って特に気にした様子も見せず。相手の手掴んだまま機嫌の良さそうにぶんぶんっとその手を軽く振り回し。相手の問いかけに んー、と少しだけ考えるそぶりを見せ、あっと小さく声を出すと相手の方を、見やり にへらと笑ってから。 )
んとね、たまーに仕事仲間と行くー。
(繋いだ手を振り回すその姿はまるで幼稚園児のようでとても愛らしく感じられるがそんなことを口にしては相手が拗ねてしまうのは目に見えているため口を噤んで相手が思うがままにさせて。己の問いの答えを考えてくれている相手をじっ、と見つめながら己も最後に食べたのはいつだったかと遠い記憶をぐるぐると脳内を駆け巡らせて。ようやく此方を見た相手の笑顔に癒されつつたまに焼き肉に行くという言葉を聞いては軽い冗談を言って笑ってみたりして。)
そうなんですか、じゃあ焼き肉に関しても先輩なんで今日はご指導お願いしますね。
( ふんふふーん、なんて鼻歌を歌いながら相変わらず相手の手を握ったままぶんぶんっと振り回し。相手を笑顔で見たのち、相手の自身に投げ掛けてきたその言葉に、ふむ、と小さく声を漏らすと またも パッと表情を明るくさせつつ「おうっ!まかせろー!」とひどく楽しそうな声音でキャッキャッと一人で盛り上がり初めて。自身が向かおうとしていた店が見えてくると、あ、と声を発し、 )
あそこあそこ!!!
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