とくめー。 2015-05-02 18:48:51 |
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(相手の声からは戸惑いが感じられるも、相手の言葉に機嫌を損ねたのは事実であり相変わらずつん、とした態度を取っていて。次々と料理が並べられていき店員さんがいなくなってはちらり、と相手の様子を伺うと己に対して申し訳なさそうにしながらも運ばれてきた料理も気になっているような素振りに脱力したようにふう、と息を吐いて。大人げなかったかな、なんて年下なりに思えば一度緑茶を口に含んだあとでゆるりと口角を上げてはあえて相手の問い掛けには答えずに軽く首を傾けて。)
…ほら、お肉一杯食べるんじゃなかったんですか?
( 相手からは訊ねたことへの返事は帰ってこず、依然として つん、とした態度を見せており。顔には出さないものの内心相手に嫌われたらどうしようなんてヒヤヒヤしており。うわああ、なんて叫びたい衝動にかられるが今自分がいるのは自宅ではなく、公共の場であり、込み上げた叫び声を飲み込んで。脱力したように息を吐いたあと、緑茶を口にした相手にナゼか ピン、と背筋を伸ばし。相手から質問の答えは返ってこなかったものの、かわりの返事にたいしてはぶんぶんっと大きく頷いて見せて。大好きな焼き肉が食べれるということで緩みそうになるその顔を誤魔化すように左右に首を振ってから、 )
た、食べる!
(ただ緑茶を飲んだだけで背筋を伸ばす相手の姿を視界の隅で確認しては、今後はなるべく怒らないようにしようと、反省しつつ自分に言い聞かせるように小さく頷いて。己の言葉に大きく頷く相手に此方は抑えることなく頬を緩めてその姿を見守るも今度は首を振り始めた相手に食べたくないのだろうか、と逆に相手を怒らせてしまったかもしれないという不安が頭を過ぎり。しかし相手の口からは肯定の言葉が返ってきたため安心したと同時に小さく息を吐いて。それからトングに手を伸ばすとかちかちと小さな音を立てながら、)
…何から焼きます?
( 先程まで相手が怒ったかどうかを気にしてしょんぼりとしていたくせに大好物を目の前にするとそんなことを気にならなくなってしまうのか、と自分で自分にあきれたくなるもなるが腹が減ってはなんたら、という言葉もあるしと自分を正当化するような言葉を心の中でぽつぽつと。それから何から焼くかと訪ねてきた相手に溢れそうになるよだれをこらえながら皿の方をちらり。んん、と考える仕草を見せてから あっ、と声を漏らし。嬉々としたその表情を惜しみ無く見せつつ。 )
カルビから焼くか!
(相手の頭の中は己が怒ったことよりも今は焼き肉のことでいっぱいなのだろう、と何となく察するもそれに対して呆れた様子もなく相手らしいな、なんて思っており。相手につられるようにちらり、と皿の方を見つつ悩むような声が聞こえては今度は相手へと視線を移すと嬉々とした表情を浮かべる相手につい小さく吹き出してしまい。それを隠すように咳払いを一つしてからトングを皿へと運ぶとカルビを一枚ずつ真剣な眼差しで並べていき。)
……あ、カルビですね。わかりました。
( あれも食べたいこれも食べたいと先に食べるものを考えているうちに顔がほころんでにやけたような顔になるのは好きな食べ物が目の前にある場合、それは仕方ないのではないかとぐるぐる考えつつ吹き出した、のかそれとも単なる咳払いなのか、というどちらかわからない相手の行為に目をぱちぱち、と瞬きさせきょとんとしながら真横にこてん、と首を傾げてみたり。何故か真剣な表情みせる相手に ぶふっと笑いかけるのを腕で押さえると、ちらちら見ながら )
おうっ、
(己の行動にきょとん、と不思議そうな表情している相手に吹き出したことが気付かれないようにと空いている片手の拳を口元に添えてそれから幾度か咳払いをしては、ちらちらと様子を伺ってみたり。カルビを乗せ終えると一息ついて緑茶を少し口に含み、相当お腹が空いているのかまだまだ焼けるはずのない肉をちらり、と覗いては戻しを繰り返すとふと腕で口を押さえる相手が目に入っては、)
木兎さん、…煙苦手なんですか?
( 相手が急に咳き込むとそんなに煙苦手な人物だったろうか…もしかして風邪!?なんて色々と脳内でぐるぐると考え。しかし此方をちらちらとうかがってくる辺りどうやら煙が苦手なわけでも、風邪を引いているわけでもなさそうで、では何でだろうと更にむむと眉を寄せて。自分が今まさに相手にたいして考えていたことを相手に問われては え、と小さく声を漏らし。ぶんぶんと何度も左右に首を振ってから口許に寄せていた腕を離すなり、 )
違う違う!
(此方の咳払いに難しい表情を浮かべ始めた相手をちらり、と見てはどうやら吹き出したとは思っていないようでゆっくりとその手を下ろし満足げな表情を浮かべて。自分の問い掛けを何やら必死で否定するその姿にぱちぱちと幾度か瞬きをしつつ、違うのなら安心だと再び焼き肉へと真剣な眼差しを送り先程のようにお肉を覗けば程良く焼けていたためそれらをくるりとひっくり返しながらふと思い浮かんだのか手は止めずに相手に問い掛けて。)
…あ、じゃあ匂いですか?
( 何故か満足げな顔をした相手になおのこと疑問を抱くと果たしてそれは聞いてもよいものなのだろうかと自分なりに色々と考えているようで。少しずつだか肉が焼けていく様にはやく食べたいとお預けをされた犬のような気分になって、じーっと相手がひっくり返していくその手つきを見つめていると何か思い付いたかのように問いかけとして投げられた言葉にたいし、きょとーんとした顔をすると匂い…匂い?と不思議そうに首をかしげ。ふるふると何度も左右に首を振って軽く否定の意味も込めれば、 )
秘密!
(どこか上機嫌にトングを構えつつ、相手同様にじーっと焼き肉を見つめながらその時を今かいまかと待ち続けており。肉を焼くことに集中していたものの己の言葉に対する返答が聞こえなければ不思議に思いちらり、と相手の様子を伺うと不思議そうな表情を浮かべていたため何か変なことを言ったかと、こてん、と首を傾けてみたり。そして、秘密、と言われてしまえば少し拗ねたような表情を浮かべながら焼けた肉を相手の皿へと運んで。)
…そうですか、…肉、焼けましたよ
赤葦さー…、今度の休みっていつ?
( 自分の言葉に拗ねたような雰囲気、というか口調から伝わってきたその子供らしさに一瞬だけ目をぱちぱちと何度も瞬きをさせ。皿に乗せられた焼きたてのお肉に対してきらきらと瞳輝かせてはそれをご飯と共に大きな口で頬張って。もぐもぐと何度か咀嚼した後にそういえば、と何かを思い至ったように上記を問い掛け。相手の答えが来るの待つように右側に首をゆったりと傾げ。 )
(拗ねた表情を浮かべたのもほんの一瞬で、焼けたお肉を己の皿にも乗せてはトングを置いていただきます、と両手を合わせて。それから焼肉を口へと運びもぐもぐと咀嚼しては、久しぶりの焼肉で、しかも大好きな相手と食べているということに自然と頬が緩んでしまい。美味しさを噛みしめていると相手に質問を投げかけられごくり、と焼肉を飲み込むとおもむろに携帯を取り出し予定を確認しては、)
えっと、…明後日、土曜日は休みです。
( 先程まで拗ねた表情であった筈なのだが相手の持ち前の、というか相手からすれば無意識なのだろうが一瞬で表情元にもどって。その切り換えの早さに感心した視線を向けたままむぐむぐと焼き肉のあとにご飯を口内に捩じ込み。もしゃもしゃと何度も咀嚼を相手と同様繰り返して。相手の表情が緩んでいることが素直に嬉しくてにこにこと子供っぽさの残る笑顔を浮かべ。明後日が休みだという言葉に きらきらと瞳を輝かせては口に残っていたご飯を飲み込み。嬉々とした表情のまま、 )
じ、じゃあさ、どっか行かねぇ!?
(口の中いっぱいに詰め込む、なんてことはしないものの1枚食べ終われば箸はすぐに焼肉へと向かい、幸せだなあ、なんて思いつつ相手はどうだろうかとちらりと視線を向けるとその幼い笑顔にぱちぱちと瞬きをした後に此方も瞳をきゅうう、と細めて幸せそうに笑い。それから相手の誘いが耳に届くなり、こくん、と頷いてからそのまま首を右に傾けながら、)
いいですね、…木兎さん行きたいとこあります?
.. 赤葦、御免っ。全然来れなくて、しかも、来れないって、来れなくなるって、前もって言ってなくて、心配かけたよな…。もし、まだ居たら返事して。お願い。
木兎さん、..おかえりなさい。俺が、木兎さん置いて居なくなるわけないじゃないですか。確かに、心配はしましたけど、..また会えて良かったです。
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