ぬし 2015-04-30 23:53:00 ID:9135727f3 |
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く、苦しい…
(舜極国は南国で夏は特に日中は太陽が照りつける、その暑さに民も宮廷もだるさを感じていた。麒麟である 徇麒も建物の中であっても暑苦しい熱気が漂う中の職務中、鼻血を出し、暑さにというより出血で具合悪くなりその場に倒れた。官史の者が反射的に支えたおかげで怪我は免れたが、血は麒麟にとって命にも関わる汚れだ。寝室で扇がれながら鼻の止血で鼻を押さえられていて、血のにおいで身体が痺れ、頭がくらくらする、看病をしてくれる者は大丈夫ですか?台補と心配していて。きっとこれを聞いた主上は笑うだろう、麒麟も上せるのだなと、恥ずかしそうに頬を赤らめ)
舜極国 徇麒、愛称を海李(カイリ、王に名付けられた名前、王だけが呼べる名)
見た目は17歳くらいの少年。
年のせいかどこか反抗的な顔をする事も有るが麒麟の性で逆らうことはない。凛とした爽やかな面持ち。金色の髪は癖毛がない綺麗なストレート、しかし、頭の辺りは少しツンツンぎみ、でやんちゃさを醸し出している、腰より少し下までの長い髪。身長は175と麒麟では少し高めで細身。
国が暑い為何時も薄着を好む。首には胸元まで下がる舜極国名産の珍しい玉や貝殻で装飾された装飾品を付けている。
今居る麒麟の中で一番多く妖魔を指令にしている。
性格は、根は真面目ではあるが、天然でどこかやんちゃな所もあり、邸の王の畑の大根を面白さで沢山抜いて雷が落ちたことも有るとか。
世話好きで柔らかい性格故か新しい麒麟がほうざんに生まれればふれあいに行くこともしばしば。自分の生まれ故郷が恋しいと言うのも有るのではなどとも微笑ましく噂される。
あの人…怒ると怖い…特に食物を粗末に扱うと…
思い出すだけで…ぞっとする…(ぼそ…
ルールと募集中内容を守れる方でしたら参加お願いします!
プロフィールをお願いします!
舜王の名などは忘れずにお願いしますね!
舜極国 徇王 青花(セイカ)
元は農民の子のため、天啓がくだるまでは、玉葉というありふれた名前だった。
だが、徇麒によって徇王に選ばれた際、王の家族として仙籍に入ることを拒んだ青花の両親によって、祝いの意味も込めてつけられた名前。
歳の離れた両親だったため、この歳で仙籍に入っても仕方ない、長く生きずとも悔いのない生ならば満足と言い、仙籍に入らず王宮にも上がらなかった。
そんな両親の血を受け継いでか、青花もはっきりとした性格で、必要とあれば切るべきものは切ることができる冷静な決断力と、直感力を持つ。
要はさばさばしている。
だが、公儀の時にはとても役に立つこの性格は、神籍に上がる前の農民生活で苦い思い出を作った原因であるため、自分ではあまり好きではない。
要は素直に人の事を受け入れられるようになりたい。
身長165と、見た目年齢が同じくらいの年頃の娘たちの中では長身で、それ相応の体型。
深い海の青色の髪は長く、私服でも、国の特産である玉をあしらった簪を愛用している。
瞳は明るい若葉色。
一応、おしとやかな女王を目指して、衣服にも若い女性らしいものを選ぶが、気を抜くとすぐに姿勢が崩れる。
ちなみに、一度は結婚と言うものをしてみたかった。
徇麒とは、歳も近く見えることから、最初から打ち解けていた。
愚痴や悩みを聞いてくれる、よき理解者だと思っている。
(/遅くなりました、こんな感じでいかがでしょうか?)
海李…!
(ばたばたと扉の外がにわかに騒がしくなり、唐突に大きな音をたててそれが開かれると、そこには海李の主たる者、舜極国王、徇王青花が立っていた。別室での執務中だったのか、衣服は女王に相応しいものを身につけてはいるが、髪や裾は乱れかけている。扉を開けて中の人々の視線が一斉に自分に向けられ、一目見て走ってきたと分かる様子だと自ら思い当たり、こほんと咳払いをして表情を無理やり緩め)
えー、徇麒、そのー、気分はどうですか?
突然倒れたと聞きましたが…
その、職務中、鼻血を出してしまいまして…ご迷惑おかけしました
(慌てて自分の部屋に入ってきた主を見れば慌てて走って来たのがわかれば、申し訳無さそうに眉を下げ、医師から鼻血は止まりましたと鼻から手を離されればばゆっくりふらつきながら起き上がり水を飲んで鼻や口にに残る血の臭いを取り)
無理をしないでちょうだい?
やはり、徇台輔のお部屋を、もう少し考えなくてはね…
(ありがとう、と、周囲の医師たちに軽く会釈をしてから、しおらしく、顎の辺りに手を当てて憂うような表情を作り)
すみません…
私のお部屋は大丈夫です
風通しは良い方ですし
(相手の言葉に謝るしかなくベッドに座ったまましゅんとして、どこか恥ずかしそうに頬を赤らめ、医師は今日はゆっくりされた方が宜しいかとと自分を気遣えば、部屋を出ていき、部屋に開け放たれ窓辺から爽やかな風邪が入り、頭のツンツンした金色の髪がそよぎ、気持ちよさそうに深呼吸をし)
……海李?
(部屋に二人きりになったところで、聞こえるのは窓の外からの波音と、静かな風に舞う窓際の斜幕の装飾が奏でる、玉と玉がぶつかる小さな音。たまゆらの音を邪魔せぬよう、静かな声で呼び掛ける)
はい、何でしょうか主上
(相手につけられたらお気に入りの
名、海は舜極国の象徴の海と若さを表すアオ、李はすもも、則ち徇麒の好物の桃を表す。すももの花が水に落ちなすがまま浮いている姿が相手にそっくりだと、主が玉座に着いたとき愛でて付けてくれたその名で呼ばれれば嬉しそうに笑みを浮かべ返事をし)
もう、無理しないでね?
わかってると思うけど、貴方はこの国にとって大切な存在なんだから…
(寝台の横にあった椅子に腰掛け、少し眉をひそめながら、いたわるというよりは釘を差すかのような語調で言い)
はい…精進致します
主上もこの国、私にも大切な存在です
私は主上に会い、この国を支える為に生まれてきたのですから
(相手に念を押され、苦笑いを漏らし、大人しく精進致しますと口にし、大切な存在だと言われ主上も大切な存在ですと)
(あら、と暫し瞬きし)
むー、海李と一緒だと、調子狂うわ…
(そっぽをむいて聞こえないように呟くと、突然衣服の裾など気にも留めぬような所作で脚を組んで姿勢を崩し)
わかったから、とにかく今は楽なようにしてなさい?
誰も見てないんだから、畏まることないわよ?
ん……?
私も畏まるのは得意では有りません
あ、忘れてました
(そっぽ向いてブツブツ喋って居る相手に不思議そうに首を傾げ、体制を崩す相手を見れば真似をしたように履いていた靴をポイッと脚を揺らし放り投げベッドの上で脚を子供のようにぶらぶらさせ、今は昼時、朝に野菜や桃を摘み取りザルに乗せ、せせらぎに冷やしていたのを思い出し裸足のまま立ち上がり)
園庭のせせらぎに摘み取った野菜や桃を冷やしていたのを忘れてました
(安静にととめようとする相手に向き直り、もう心配いりません、ゆっくり歩いていきますから、ちょうど食べ頃かとと笑みを漏らし、身なりを整えれば靴を履き直し)
……、そう
(貴方の言葉を聞いて、そんなことかと呆れたようにため息をつき、もう一度椅子にすとんと腰掛けて)
いってらっしゃい、私は執務にもどるから
(私だっていそがしいんだからね、と、のろのろと立ち上がり)
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