アルトリア=ルーンドゥトリシュ 2015-04-26 23:20:56 |
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まったくだ。
人が苦しんでいるというのに、お前らは……。
(相手の言葉に当時を思い出したのか頷き、じとっと2人を睨み、)
弟「ごめんって! どのくらい辛いのかわかんないからさー」
(キアに睨まれ両手合わせて謝り、)
兄「俺達は生まれてこのかた、風邪らしい風邪をひいた事がないからなぁ……」
(頭掻きながら思い出しつつ言い、)
病気になるとね、注射は痛いし誰にもあえないんだよっ
(「すごく寂しいの」と思い当たる節があるのか、物鬱気な表情を見せ)
何も食べられなくなるし、いろいろなところが痛くなるしな。
(ほぼ無意識に相手の頭撫でつつ言い、)
弟「あ、うん……なんか、本当ごめん……」
兄「これからは軽々しく言わないようにしよう」
(物憂げな相手見て流石に申し訳なく感じたのか言い、)
わかればいい。
(相変わらず相手の頭は撫でたまま、謝る兄弟に言い、)
弟「あぁ、アルトリア…ちゃん? も、身体弱いの?」
(相手の名前を確認しつつ言って尋ね、)
うん、激しい運動とかすると苦しくなっちゃうかなあ……
(頭を撫でたままの相手に微笑み、前半は元気よく答えていたものの、後半になるにつれて小声になり
弟「へえ~、そうなんだ……兄ちゃんと一緒だねっ」
(相手の説明に納得しつつ、にこっと笑って言い、)兄「キアも運動は苦手だったもんな」
馬鹿、なんでそれ…っ!
兄「? 今さらだろう?」
(できれば相手には隠しておきたかった事を兄にさらりと言われ、思わず相手の頭を撫でていた手を放し、)
弟「あ、ごめん……知らなかった感じ?」
(相手の反応にバッと口に手をあて視線だけでキアを見、)
兄「それはすまないな……だがこの際だ、言ってしまったらどうだ?」
(謝りつつも無駄な提案をして、)
……っまぁ、その……っ昔はそんなに体力はなかった……っ。
(頬染めつつ相手から視線逸らし言い、「昔は、だぞ? 昔は、だからな?」とやたら強調し、)
今はあるってことだよねっ
(キアがやたら「昔」を強調してくるからか、此方も無意識に「今」を強調し、)
(/キア君可愛い(笑))
兄「いや、今もさほどないだろ」
弟「見栄張らずに正直になろーよ兄ちゃん」
(相手の言葉にキアの方見て言い、)
うるさい、お前達と一緒にするな…っ!
(兄弟に好き勝手言われるも、確かに事実なので言い返せず差し障りのない返し方をして、)
(/強がりたいんですよ(笑))
……大丈夫だよキアっ
(適当に相手を励まし、時間が気になるのかきょろきょろと辺りを見渡して、)
(/そこがGood←)
兄「そうだ、もやしの何が悪い!」
弟「前向きにいこうよ兄ちゃん!」
うるさいっ! ……と、アルどうした?
(相手と同じく励ます2人に一喝し、相手の様子に気づけば尋ね、)
(/注:彼は32歳です←)
いや、そろそろ鎮魂歌……
(きっと聖女服にでも着替えるのだろうな、と思いつつそう言い、)
(/おっはw←)
あ、そうか……そろそろ行かないとな。
(相手の言葉で思い出し言い、)
弟「えっ、もしかしてアルトリアちゃん、歌うの!?」
兄「おぉっ、それは凄いな」
(相手の言葉を聞いていたらしく、驚いたように言い、)
(/そういやゴリラいつまで居ましょう?)
えへへっ、この後歌うんだよっ
(兄弟二人の驚いたような声に自信ありげにそう言い、「じゃ、行こうよキア」と、)
(/うーん…、キボウあります?)
弟「へー、すっげー!」
(自信ありげな相手に感嘆の声あげ、)
兄「是非とも聴いてみたいな……次の警備はどこだったか……」
(あわよくば相手の歌を聴けはしないかと仕事場所を確認し、)
あぁ。
(行こうと言われれば頷き、ごく自然に相手の手を握り、)
(/いえ、特には……そっちはどうです?)
っ! ……アルなら大丈夫だ。きっと上手くできる。
(相手の手が震えているのに気づき、少し考えた後相手の手を両手で包み込み、優しく笑んで言い、)
弟「……兄貴ぃ…僕、兄ちゃんのあんな顔見た事ない」
兄「あぁ…俺もだ……」
(2人の後方で少し羨ましがりつつ言い、)
(/じゃあ、この辺で別れましょうか?きりもいいですし……)
……うんっ、頑張るね!
(相手の手で包み込まれた自分の両手を嬉しそうに見た後、先程より自信に満ちた声でそう言い、)
(/そうですね…)
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