性格イケメン、若干ツンデレ髭面三十路と隠れSちゃんの日常

(/了解です
寝落ちてるかもです(笑))

どうしたの？
(自分はこれで満足しているようで、相手が引出しを漁っているのを不思議そうに見、)

(/嘘、私が真面目だなんて…(笑)
それが生じて騎士になったのでしょうかね…)

あ…あった。
(引き出しから青い花の飾りがついたヘアゴムを見つけ振り向き、今度は前側から相手の髪につけていき、)

(/いや、なんとなくですよ(笑)
そうですねぇ……だってイラッときた勢いで断言したんですもの(笑))

わぁっ……！
(何をしているのかな、と思い視線だけ上に向けて相手の様子を窺えば歓声をあげ、)


(/よく学校でも言われます(笑)
そうしてなっちゃうから流石です(笑))

よし、これでいいな。
(髪飾りをつけ終わり満足した様子で笑い、相手の歓声に「いつかお前にやろうと思っていたんだ。買っておいてよかった」と無意識に呟き、)

(/そうなんですか(笑)
努力家なんですよ)

そうなのっ！？　ふふっ、ありがとうねキア！
(相手が無意識に呟いた言葉をしっかりと聞いていたようで、
満面の笑顔で相手を見、)

(/はい(笑)
偉いですね)

あっ、いや……っ。
(相手の声に我に返り頬染めてばっと口元押さえるも、視線逸らしつつ小声でぼそぼそと「でも、思った通り似合ってる……」と伝え、)

(/だって上はゴリラ、下もゴリラですよ(笑)

そろそろ落ちます
おやすみなさ～い)

えへへ、そうかなぁ……？
(相手にそう言われれば嬉しそうに、大切そうに髪飾りを触り、)

(/の真ん中もやし(笑)
まあ、なんかわかります(笑)

りょうかいですー
おやすみなさい)

あぁ……その、正直…可愛いと思う……。
(嬉しそうな相手をちら、と見るもやはり視線逸らし、この際だから言ってしまえと普段は言えないような事を言って、)

(/さらに父もゴリラな上に、三兄弟で身長もいちばん小さいっていう(笑))

……もう一回、もう一回言って！
(相手に「可愛い」と言われれば余程嬉しかったのか、相手の裾を掴んでせがみ、)

(１０ｃｍ以上ありますよね)

…っ言えるか馬鹿っ!!
もう行くぞっ！
(相手にせがまれれば顔真っ赤にして思わず声荒げ、扉の方に向かうもその手はしっかり相手の手を握っていて、)

(/ですねぇ…確かグイ(弟)がぴったり10㎝上だったような……)

手は握ってくれるんだねっ
(相手が声を荒げれば少し肩を震わせるも、手を握ってくれたことが嬉しいのか笑顔で)


(/弟君も遠慮がない（笑）)

(/すみません、夕飯なんで落ちます！
レスは後ほど返します)

…っ別に、深い意味はない……っ。
(手を繋いでいた事を相手に言われてから気づくも、相手の様子から放すのも悪く感じて誤魔化し、)

(/負けず嫌いのキアが弟に抜かされて、どれだけ屈辱を感じた事か(笑))

そっか！
(嬉しそうな笑顔は相変わらずで、「林檎あめ食べたいっ」と呟き)


(/あぁ……（笑）)

気が早いぞ……。
(苦笑しつつ相手の手を握り直し、玄関の扉開け、)

(/相変わらずというか……(笑))

あ、鍵かけた方が良いよね？
(相手に言われた通り、まだ外にも出ていないのにドアを閉めることを考えて、)

(/言葉に出来ない（笑）)

あぁ…そうだな。
(相手に言われ、靴箱の棚から鍵を取り、)

(/結論「生まれた時から不憫」(笑))

私がかけるよっ
(自信ありげにそう言って、鍵を貸してと空いている手を開き)


(/なら不憫でいいんだ)

そうか？ なら……。
(開かれた相手の手に鍵をのせ、)

(/まぁ、その分人生の後半いいことあるんじゃなかろうか(笑))