狐死神 2015-04-25 21:39:34 ID:afe26c679 |
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-学校のとある日-
そういえば言って無かったけど、僕は小学校五年生なんだ。…でも友達は…とても少ないんだけど…ね。
ヒナ「おはよー」
皆「ヒソヒソ…クスクス」
ヒナ「?…どうしたの?何がおかし…!」
僕は何を見ているのだろう…。僕は何か皆の嫌がることをしたのだろうか?…してないはず…じゃあ何で…。
僕の机に…、「**」とか「消えろ」とか「馬鹿」とか「ウザイ」とか「クズ」とか…書かれてるの?
ヒナ「酷い…何で…」
クラスメート「だってお前馬鹿じゃん」
クラスメート「それに豚だし…いやばい菌だろ!」
クスクス、アハハ、と笑い声が上がる。口々に飛び出る悪口…、僕は耳を塞いだ。
クラスメート「何耳塞いでんだよ。…豚が」
ヒナ「キャッ冷たい!」
ビシャ…バケツに入っていた水が僕にかかる。びしょびしょになった僕を見てまた笑いだす。「もっとやれ」また皆が手をたたきはやし立てる。
ヒナ「…っ」
この場から立ち去りたくて僕は教室を飛び出した。逃げる場所なんて限られている、僕は一目散に屋上に向かった。
ヒナ「ハァハァ…うぅ…寒い」
腕をさすり寒さをしのいでいるとキィ…と扉が突然開いた。
ヒナ「だっ誰!」
ラン「ヒナ!…大丈夫?」
カエデ「ヒナちゃん!タオル持ってきたよ…寒くない?」
サユリ「ヒナちゃん…もう大丈夫だよ…。」
目の前に僕の親友…、世界で一番大切な三人の親友が居た…。
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