狐死神 2015-04-25 21:39:34 ID:afe26c679 |
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-涙を流した夜-
ヒナ「ふぅ、テディただいまー」
笑顔でテディに話し掛ける。当然返ってはこないが僕にとってそれでも十分だった。
ヒナ「テディ…僕はどうしたらいいのかなぁ…。」
ベッドに寝転がりテディにまた話し掛ける。少なくともまたママ達から色々な事を言われる、それがとても怖かった。
ヒナ「テディ…ヒック…どうすれば…いいのかなぁ…僕は…僕は…」
溢れだす涙、僕は必死に止めようとしたが涙は止まらない。
ヒナ「…テディー…グスッ…ヒック…僕は…テディー!」
涙はもう止まらない。もしかしたらこの涙は明日の分なんかじゃないだろうか、と思える程流していた。
あぁ、多分明日は目が腫れてるだろうな…そう思いながらテディを抱き締めて夜中まで声を殺し泣き続けた。
ヒナ「目…腫れてない。良かったぁ…」
次の日僕は早起きをして洗面所に向かい鏡で顔を見ていた。昨日あんだけ泣き続けたのに全くと言って良い程目は腫れて無かった。多分、あまり目をこすらずにテディに押し付けてたからかなと思った…テディに後でお礼を言わないと…。
ヒナ「…今日も頑張ろう。」
僕はそう呟きリビングへ向かった。
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