狐死神 2015-04-25 21:39:34 ID:afe26c679 |
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-僕はママの子じゃないの?-
ヒナ「朝か…。14歳の朝。」
目覚ましの音で朝に気付く。今日は僕の誕生日だ。少し浮かれながら準備を済ませ階段を下りる。
ヒナ「おはよー…あっママ今日のご飯何?」
ママ「…」
あれ?聞こえて無い…のかな?
ヒナ「ママー!」
ママ「うるさい…、早く朝ご飯食べなさい。」
え?ママ…今日凄い不機嫌。私何かしたかな?ていうか…
ヒナ「朝ご飯無いんだけど…」
ママ「あーもうあんたは…馬鹿女!あんたは本ト馬鹿ね!ご飯ぐらい自分で用意しなさいよ!…あぁそうそう馬鹿女には大切な話があったわね、ちょっと座りなさい。」
ヒナ「うっうん。わかったよママ。」
突然の罵声に驚いたがママから大切な話があるらしい…何だろう。気になりつつも椅子に座りママの大切な話を待つ。
ママ「あんたはね…ママの子じゃないの。」
…え?どういう…こと?
ママ「あんたはいらない子なの。あの忌々しい馬鹿元旦那に脅されて産んだ子よ。…私はね、あんたの事が大嫌いなのよ!」
ヒナ「なん…で?どうして…なの?ねぇマ…」
ママ「汚い醜い顔で呼ぶな!あんたはここの家族じゃないから…本トは出て行って貰いたいけど、まだ14歳。一年だけここで家畜としていきるのよ。…話はそれだけよ、早く学校に行きなさい。」
立ち上がりどこかに行くママ。…家畜…家族として…ううん人間扱いもされないってことなのかな?溢れだす涙…僕は静かに泣いていた。
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