狐死神 2015-04-25 21:39:34 ID:afe26c679 |
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あれから二週間が過ぎた。ママもあれから暴言も言わず昔のママだった。ただお姉ちゃんは来なかった、ママ曰わく
姉「勉強と提出物がヤバい」と言っていた。
ママ「そういえばヒナ……あと4日で退院ね。」
ヒナ「あっ…そうだった。」
ママ「ふふっ…ヒナは忘れんぼさんね。」
ヒナ「えへへ。…わっ」
ぴっとママの人差し指で僕のおでこを強めに押された。
ヒナ「もぉー、何す……!」
ママ「……。」
おでこを抑えママを見ると……、
ヒナ「ママ……?」
今のママ……僕を豚としめ見るママになっていた。
ママ「ヒナ……話があるの…。」
ヒナ「なっ何?」
怖い、僕の心はそれでいっぱいだった。
ママ「…ヒナの退院の日、4日後にね…
パパが帰ってくるのよ!」
ヒナ「………………へ?」
え?ちょっと待って。ママの雰囲気や冷たい目になってたからまた暴言を言われると思いきや…パパが帰って……帰ってくる!?
ママ「ちょっと?どうしたの?ヒナー?おおーい」
放心状態の僕の顔の前でぶんぶんと手を振っている。
ヒナ「…パパが……パパが…帰って……来る……の?」
ママ「そうよ!帰ってくるのよ!」
ヒナ「本当に?」
ママ「えぇ、本当によ。」
ヒナ「ママー!」
あまりの嬉しさにママに抱きついた。パパが5年ぶりに帰ってくる!
ママ「ヒナったらーもう。ヒナの赤ちゃん返りね。」
と言いつつも僕を優しく撫でてくれて……。
ヒナ「あと4日後かぁ…楽しみ!」
ママ「ふふっ…そうね。料理は任せなさい!ママが腕によりをかけて作るわ!」
ヒナ「うん、楽しみにしてるけど…怪我しないでね。」
ママ「大丈夫ー大丈夫ー!」
パパが帰ってくる。とても楽しみでとても待ち遠しい。でもね……
パパが帰って来たことにより……僕が壊れることを…
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