狐死神 2015-04-25 21:39:34 ID:afe26c679 |
通報 |
友と僕
ヒナ「ラ~ン!」
ラン「ヒナ!どうした?」
ヒナ「一緒にご飯食べよー?」
ラン「あーごめんごめん。また明日な、ちょっと用事だわ…じゃあな」
ヒナ「うん………!そうだ!ランについて行こう!」
僕はナイスアイデア!と思いながらランの後をバレないようについて行く。
10分経過
10分歩いてとある人気のない裏道にある工場に入っていった。
ラン「…来た」
__「遅いわよ~」
__「ってことでお仕置きね?」
ラン「…」
数名の笑い声が聞こえる、女の子かな?
__「は~いケツバッド~。」
__「その後水責めー?」
__「タイマンでよく無い?…4対1で?」
ヒナ「え?…ラン?」
まさか…ランがいじめを受けてる?最近僕に来ないなぁと思ったらランに来ていたんだ…。
何で教えてくれなかったのかな…、大親友なのに。
ラン「うわっ!」
ヒナ「…っく、ラン!」
ラン「ヒナ!?何で此処に!?」
ヒナ「ランこそなんでよ!何で教えてくれなかったの!…僕の大切な親友をいじめないでよ!」
キッと睨みながら後ろを見ると……
姉とクラスメート三人がいた。
ヒナ「お姉ちゃん!」
姉「は?お姉ちゃん?黙れクソガキ!」
バシッ!
ヒナ「いっつぅ…」
頭を思いっきり叩かれ痛みで涙がにじむ。
ラン「てめぇ!実の妹に手ぇ出す姉がいるか!」
姉「は?あんた私達があんたの弱み持ってることしらないの?」
ラン「…っ」
姉「あははは、無様ね!所詮、あんたなんてただの暴力女!別に…言ったって大丈夫でしょ?」
ラン「…止めてくれ、止めて…止めて下さい…」
痛みが収まり横に視線を向けるとランが土下座をしていた。
ヒナ「ラン?」
ラン「ヒナ…ごめん…」
突然立ち上がり僕の所に近付き優しく抱き締めた。そして今日この日を境にランを見ることはなかった。
トピック検索 |