巫女 2015-04-22 00:39:15 |
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紫っ……
(気配を感じとり井戸へと向かうと井戸を覗き込む相手の後ろ姿発見し声をかけようとするも、相手の後ろ姿があまりにも悲痛なものに思えて声をかけるのを躊躇ってしまい、いつの間にかぽつぽつと雨が落ち始め)
雨…
(頭に突然ぽつ、という感覚を感じればその感覚は全身に広がっていき、ふと上空を見上げれば雨が降ってきていて、水に彼方の感覚を思い出せば寂しくなってきて戻ろうと考え、振り返ると相手と目が合い)
あっ、…………えと、お風呂できたよ?
(まさか振り返るとは思わずに、目は合ったものの心の準備が全く出来ておらず、何か話さなくてはと目線を泳がせると、雨→寒い→そうだ!とお風呂に入るよう促し)
…!
(イマイチ読み込めていなかったが相手の声に気付きハッと意識を取り戻すと目を泳がせどうしようか迷うが急に走り出せば相手の横を通り過ぎて逃げようとして)
あ、ちょっと紫雨っ!!
(自分から逃げるように走っていく相手に手を伸ばし引き止めようとするも、本当に自分から逃げたのであれば追いかけない方が良いだろうと手を伸ばすのを途中で止めれば、寂しそうに相手の背中を見つめ)
へぶっ!
(肝心のところでドジってしまい、足を絡ませてその場で転べば泥だらけになってしまい、身体中が気持ち悪くなっていれば転んだことへの不満からか頬を少し膨らませて「風呂に入りたい」と小さく言えば相手に近づいて)
ふふっ…、うん、入ろうか。
(相手の子供のような仕草に思わず笑みが零れ、優しい笑みを浮かべて相手に同調すると、お風呂場へ向かい)
うん、お湯加減も良さそうよ。
しっかり暖まってきてね。
い…一緒に入りたい…
(お風呂に入るように促され服を少しずつ脱ぎながらお風呂に向かうが途中相手の服の裾を掴めばじっと見つめて上記を述べれば恥ずかしそうに顔を赤くして)
は、はぁ!?
ちょ、え、何言ってるのよ!!
一緒に入れるわけないじゃない!!
(我が耳を疑いながらも一気に顔を真っ赤にすれば、テンパり言葉に詰まりながらも大声で無理だと言い張り服の裾を掴む相手の手を振りほどき、逃げるように走って台所へと移動し、床にぺたんと座り込み)
どうしよ、心臓がもたない……
さ、さっきはすまん…逃げたり変なこと言ったりして
(お風呂に入ってきて体が温まった状態で相手の元へとやってくれば毛先から僅かに水を滴らせながら相手に謝れば恥ずかしさからか視線を背けて頬を指先で掻いていて)
別に、貴方が変なのはいつもの事じゃない。
(相手がお風呂に入っている間に冷静を取り戻し食事の用意をしていたらしく台所から相手の元に近付いていくと苦笑し、棚からタオルを取り出すと相手の前に立ち、背伸びをして髪をわしゃわしゃと拭いてやり)
風邪引くわよ。まったく……
ん…
(相手に髪を拭いてもらえば満足げに声を出し相手の顔をじっと見つめ、ふと先刻のことを思い出せば「こ、こんなに近づいていいのか…?」と相手は自分に近づくのが嫌だと思っているのか僅かにしょんぼりとした気配を漂わせ、相手から少し離れて)
………、そうね…、嫌なら近付かないけど?
(相手の発言に一瞬驚いたように相手を見つめるも、自分の先の言動が誤解を生んでしまったのかと合点が行くと、少し考えたあとに言葉を選びつつ発すれば首をかしげ)
もー、そうやってすぐに泣く。泣き虫!!
(相手の涙見逃さずに苦笑して、相手の頭を更にわしゃわしゃ撫でると、自分もお風呂に入って来ようとタオルなどを用意し、既に食卓に並んでいる食事に目線を移し)
私も、お風呂いただくから、先に食べててもいいわよ?
ん…彼方が来るまで待ってるよ、一緒に食べよう?
(相手と一緒にご飯を食べたいのかしかしお腹が減っている様子で、風邪を引いてしまったのか少し顔が赤く体温も上がっているようで小さくくしゃみをして)
…………はぁ。
(相手の様子からなにかを感じ取ったらしく、仕方ないとため息をつくと、部屋から出ていったかと思えば相手の布団を持って入ってきて、食事が並ぶ座卓のすぐ脇に布団を敷くと相手の手首を引っ張り布団の上まで誘導し)
寝て待っててよね。わかった?
な…なんでだ…まだ眠くないぞ?
(相手の行動がよくわからず何故寝なくてはいけないのだろうと考えると首を傾げ、相手に問いかけ。「コホッ…けふ…」と何度か咳を繰り返しており)
あーもー、うるさい!
いいからさっさと寝る!!
(強引に相手を布団に押し倒しては有無を言わさず布団を掛けて、台所から持ってきた氷袋を相手の額に置けば、自分はお風呂場へと向かい)
全く、子供を一人世話してる気分だわ。
ん…ちべたい…
(頭に氷枕をつけられればあまりの冷たさに小さく文句を言えば嫌なのか頬を膨らませ「早く帰ってきてくれないと寝てしまう」と言えば布団に口元まで入り)
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