秘書 2015-04-18 21:58:30 |
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はいはい、仕方無いでしょう?もうお年なんですから、あちらの社長は。
(まだ続けるのかと呆れた視線向けては髪を崩してしまう様子に折角格好良かったのにと少し残念に思いながら自分が髪を整えた相手の姿が好きなのは秘密で。耳元で呟かれた言葉に驚き目尻を赤らめては軽く睨む様に見遣り「何言ってるんですか!此処、会社ですよ!」と少し動揺した様にしかし小声で言い返し。)
俺は会社でもいいんだがな〜
(予想通りの反応にクックッと悪戯が成功した子供のように無邪気に笑って、相手が嫌がるのでちゃんと周りを確認して誰もいないとわかった上で、その顔、俺好きだよ、と、ほんのり赤くなった目尻にチュッと軽くキスをして、離れるとまた笑いながら歩を進めて)
馬鹿言わないで下さい。もっと社長としての自覚を…っ!…な、何するんですか!
(なんて事言うんだと叱る様に注意しようとすれば目尻に口付けられ一瞬きょとんとするもされた事を理解しては今度は頬まで赤くして相手を押し返す様にしては明らかな動揺を見せ。笑いなが歩いて行く相手の少し後ろをむすっとした表情でついて歩き。)
まぁまぁ、そんな怒んなよ〜
ちゃんと、周りには誰もいなかったし、いいじゃねぇか
(振り返るとムスッとした相手がいて、可愛いな〜と思うがそう言うとなぜか怒るので言わないようにして、相手の頭をポンポンと撫でながら、すまねぇ〜って、と笑いながら謝り。最終的にはぶーたれて俺だってもっとお前に触りたいー、抱きつきたいー、レイが足りねぇーとか小さい声ながらも言い始めて)
誰も居なければいいと言う問題ではありません!
(全くどうしてこの人はと呆れ半分何時もの事という気持ち半分といった心持ちで叱る様な口調で告げては、頭を撫でられ少し落ち着いたと思った矢先に相手がとんでもない事を次々に口に出すので慌てて相手の口を両手で覆っては「ちょっと、慎二さん!!」と聞かれたらどうするんだときょろきょろと辺りを見渡して。)
ぅ、むっ!?、ちょ、ふがっ!?
(相手に口を塞がれ、いきなりで驚いたのもあるが息苦しくなってきたため、相手の手を引きはがして。先程、相手が自分を慎二さんと呼んだことを思い出し少し嬉しくなり頬が緩むも、ここでは、『社長』なんだろ?と意地悪な笑みに変えて)
…っ!…じゃあ僕の事も今は「神崎」です!
(手を引き剥がされては明らかに不機嫌といった表情でじっと見ては意地悪な笑みに反省はなしかと相手の心の図太さには敵わないと思いながら相手が社長なら自分は秘書なのだから名前で呼ぶのはやめろと。)
…それもそうだな、んじゃ、さっさと社長室帰んぞ、『神崎』
(少しいじめすぎたかと苦笑いして相手の頭にポンッと手を置いて、指摘されたので名残惜しいが名前呼びをして。はぁ…帰ったら仕事が溜まってやがるぜ…と社長室の扉を開けて)
はいはい。部屋に戻ってもちゃんと仕事して下さいね。
(家では周りを気にして拒む事もないので相手が求める様な事は思う存分出来るだろうと、仕事の間くらいは我慢してもらわないと困ると密かにため息をついてはあまり期待はしていないながらな告げて。相手に続いて社長室へ入り。)
あー、つっかれたぁー!
(社長室に入るなり大きく伸びをしながらはぁぁ〜…と盛大にため息をつき椅子に腰掛けてネクタイを外してポーイと放り投げて。デスクからストックしていたお菓子を取り出しては口の中に放り込んで、こんな時は甘いもんの摂取が大切だよな〜とデスクに突っ伏しながら)
今、珈琲入れてきますから、少し待ってて下さい。
(相手が放り投げたネクタイをきちんとたたみ机の端に置き、何処からかお菓子を取り出し口に入れるのを見ては驚いた顔をして何時の間にそんな物をと呆れるも、これくらい大目に見るかと注意はせず。甘い物が欲しいと言うが取り敢えず飲み物を入れようと上記述べては用意しに行き。)
お!やった!神崎のコーヒーうめぇんだよな〜
(コーヒーにも好き嫌いはあるのだが相手の淹れるコーヒーはとても好みで、相手の言葉を聞くなり体を起こして嬉しそうに笑い。もう一粒チョコを口に放り込み、さて、仕事するか〜!!と、大きく伸びをしたあと仕事に取り掛かり。帰ったら相手をどうやって照れさせようかと考えると、つい口の端が緩んでしまい)
有難うございます。
(嬉しそうな様子に自分の入れた珈琲が好きだと言われては嫌な気は全くしなく此方も嬉しそうに口角上げては礼を述べ。珍しくやる気の発言を聞けばどうしたのだろうと少し不思議に思うも仕事をしてくれる気になったのなら問題ないかと。相手が帰宅してからの事を考えているとは思い出せずいて。)
んん〜っ…!!神崎ぃ〜、終わったぞー
(会議に出ていたせいで仕事が溜まっており山積みになっていた書類の山と格闘して数時間、ようやく終わり外を見れば真っ暗でげんなりしつつ首をゴキリと鳴らして「俺頑張ったから、明日休んでいい?」とお菓子を少し多めに放り込んだあと相手の入れたコーヒー(何杯目かもわからない)を飲み干してデスクに突っ伏し相手を見上げて
はい、お疲れ様でした。
(この山積みの書類を終わらせるのに何日かかるのか、自分がどれだけ相手と格闘しなくてはならないのかと心配していたが一日で終わらせた事に感動しては肩を鳴らす相手の元へ行き相手の両肩に手を乗せ覗き込むようにして労いの言葉を微笑んで告げ。明日休んでもいいかとの問いにスケジュール帳を出しては日付けを確認し、書類が山積みになる事を想定して会議も出張も入れておらず書類も終わった事で休んでも支障がないと確信しては「いいですよ、明日はお休みにしましょうか。」と微笑み掛け。)
え!?マジで!?あ、もちろん、神崎も一緒だよな?
(まさかおkが出るとは思っておらず驚きの声が出て思わずキョトンとした顔で相手を振り返り。最近相手との時間があまり取れていなかったな…と、ふと思い、もちろんそうだよな?とニコリと笑って首を傾け)
はい、構いませんよ。…そうですね、貴方が居ないと私の仕事も殆どないので。
(驚いた様子に小さく笑い、自分もかと尋ねられては少しだけどうしようかと迷うも自分も追われるような仕事もなく一日くらい休んでも問題ないと思っては期待した表情の相手に向けて微笑み頷き。)
おっしゃ!んじゃ、さっさと帰るか〜!
神崎、運転ヨロシク!
(相手の返事を聞き素直に嬉しそうに笑い。荷物は財布と携帯くらいであとは会社に置いとこうと思い、立ち上がりながらそれらを机の上から取りポッケに入れて帰宅すると相手に伝え、眠いので運転は危ないだろうと相手に車のキーを投げて渡して。社長室を出るなり相手が車でドアを開けて待っててやり)
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