Android 2015-04-17 21:50:04 |
通報 |
正しい選択だな。
(相手に告げられた言葉を聞いて賢明だと思うと同時にこれから少しずつ信頼関係を築いていけたらいいなんて考え。突然素直に感謝を告げられてしまえば驚いたように目を見開いた後調子を狂わされたのか目を逸らして「…なんだよいきなり。」と。)
難しいね、人間って。
(今は主だからという理由で信じる基準の一つであるが、何時かは主だからではなく相手だからこそ信じられると思える様になりたいと密かに思いながら、人間に近づくにはまだまだみたいだと呟いて。「別に。…ただ君が引き取ってくれなかったら、僕はあのまま一生目を覚ます事もなく捨てられる所だったんだなって思って。」はぐらかそうかと思うも、こういう事はちゃんと伝えておこうと思い直し伏せ目がちに告げて。)
…まあ焦らず少しずつ勉強していけばいいよ。
(まだ相手との生活は始まったばかりでこれから幾らでも時間があるので相手の呟きを聞き取っては上記告げ。伏目がちに告げられた言葉には眉寄せて「ああ、そうだな。…でも結果捨てられなかったんだからそれでいいだろ。変な想像するんじゃねーよ。」などと言いながら腰に回していた腕を一度離してでこぴんしてやり。)
…うん、斎の事ももっと知りたいって思うよ。
(人間の感情もそうだが相手についてもまだまだ知らない事だらけでもっと分かり合いたいと思っては珍しく素直に口にしては小さく笑って。「…いたっ、…そうだね。有難う、斎。」デコピンされてはぎゅっと目を瞑り額に小さな痛みを感じながら不満気な顔をするも直ぐに表情和らげ擦り寄る様にしてそっと抱き締め。)
…知っていこうな、お互いに。
(此方も相手のことは殆ど知らないため同じ気持ちで相手の発言に同意しては頷いて見せ。珍しく擦り寄ってくる相手の姿は小動物を彷彿させ、穏やかな気持ちで抱き締め返してやりながら「ん。…もう遅いから今日はもう寝ろよ。」などと言って子供をあやすように背中軽く叩いてやり。)
うん。
(お互いにの言葉に自分だけではなく相手も自分の事を知りたいと思ってくれていると分かれば嬉しそうに頷き。抱き締め返され包まれる様な温かさと安心感を感じ背中を優しく叩く僅かな振動に心地良くなっては段々と意識が遠のいてきては「…ん、お休み。」と呟くと目を瞑り。)
おやすみ、ユウト。
(相手の言葉に応えるついでにあまり呼ばない名前を呼んでやり。その内自分も睡魔に襲われては目を閉じて規則正しい寝息立て始め。)
…ん。…斎、起きて。午前6時になった、朝だよ。
(数時間眠った後充電も回復し静かに目を覚ませば辺りは薄明るく時間を確認しては午前6時。隣を見れば相手はまだ眠っている様で、相手が何時に起床するのか知らないが自分は完璧に目を覚ましてしまえば絡められた足と回された腕からスルリと抜け出し、むくっと体を起こしては相手を揺さぶり起こそうとし。)
んあ、…あと5分。
(普段あまり睡眠を取れず寝不足がちであるため休日は昼過ぎまで寝る習慣があり。それを起こされてしまえば目を薄っすらと開けて相手を視界に捉えるもまだ午前六時だという言葉が耳に届いてしまえば布団を頭まで被ってもう一度寝ようと目を閉じ。)
…5分経った。斎、6時5分。
(相手の瞼が僅かに開いたのを確認しては揺さぶるのを止めるも、後は5分と言葉を発して頭まで布団を被ってしまったをじっと見てはそのまま静止し5分経つとまた相手を揺さぶり。)
っ…あーもううるせえな。
(機械であるから当然といえば当然なのだが正確に5分後に起こされれば苛立ったように上記を。鳴り止まない目覚ましでも購入したような気持ちで上半身起こしては寝癖ついている髪を軽く掻きながら「起きりゃいいんだろ起きりゃ。」などとぼやいて欠伸かまし。)
…ふ、寝癖ついてる。
(相手が5分と言ったから5分後に起こしたのにどうして苛立っているのだろうと悪びれもなくその様子を眺めていては、目にした寝癖のついた髪に可笑しそうに小さく笑って。)
笑ってんじゃねえ。
(寝癖など気にもならないが指摘された上に笑われてしまえば不機嫌そうに眉寄せ。一応は直そうとベッドから出ては「とりあえず顔洗って来る。」とだけ告げて洗面所の方へと向かい。)
だって、…どうしたらそんな風につくの?
(自分は寝返りをうつ事がない為寝癖等ついた事もなく重力に逆らう様に跳ねている髪が不思議でならずまだ笑っていて。洗面所に行くと聞けば「あ、僕も行く!」と続いてベッドから出ては後を追う様に着いて行き。人間がというより相手がどの様に身支度をするのかが気になる様で。)
そんなの俺が知りてえよ。
(相手には色々と教えてやりたいところだがどうしたら寝癖が付くかなど知る筈もなく、寝返り打った記憶もないため恐らくは最初から変な方向に押さえ付けていただろうなどと予想し。相手が背後から付いてくる気配を感じつつも気にすることなく洗面所にて水のみでの洗顔を済ませてはタオルで拭き。)
…重力に逆らうなんて大した物だね。
(どういった経緯でそのような寝癖がついたのかは大体分かっており、自分が知る物の中で重力を無視するような物はなくからかい混じりに告げて。洗面所に着けば相手の隣に立ち、何をする訳でもなくただ様子を眺めていて。)
うるせえ。好きで逆らってる訳じゃねえっつの。
(寝癖を大した物だと言われて喜べる筈もなく、からかわれたことに対して腹が立ったのか軽くデコピン食らわせ。そのまま歯磨きを開始するも相手が見ているだけなのが気になったのか"ん、"と新しく相手の為に用意した歯ブラシ差し出し。)
っいた!…何もデコピンしなくてもいいじゃない。冗談でしょ、ただの。
(額に感じた鈍痛に何をされたか分かり片手で額押さえながらぶつぶつと文句垂れて。相も変わらず眺めていては差し出された物を手に取りそれが歯ブラシだと認識しては使い方を検索し大体やり方が分かれば、相手を見て真似て口に含んで歯を磨き始めては「ほう?」と口に歯ブラシを咥えたまま首を傾げて。)
腹が立ったからつい。
(文句垂れる相手に対して悪びれない様子で理由になっていない理由述べ。見よう見まねで歯を磨き始めたかと思えば突然首を傾げだす相手に視線向けて「ほうひは?」などと、どうしたと聞きたいのかもごもごと口を動かし。)
冗談に腹が立つなんて心狭いよ。
(何がついだと不貞腐れた顔をしては自分には心なんてないけどなんて思いながら上記を。伝わらなかったかと口から歯ブラシを離しては「合ってる?」と再度尋ねて。)
トピック検索 |