大倶利伽羅 2015-04-14 21:18:45 |
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( 明後日、と伝えていたのに遅れてしまったな。申し訳ない。
感謝の気持ちは素直に受け取っておくもんだぜ?
ま、そこが君らしくもあるがなあ。
互いに感情を理解出来るのも、似た者同士の特性といった所か。
ただ全て感じ取る事は出来んからな、不安や不満があれば遠慮なく言ってくれ。
すまんすまん。…どうにも昔の癖が抜けてくれんようでな。全く、君は君だ。
そうか!そりゃあ何よりだ。良い子の背後さんには、夢の中に驚きを届けに行こう。
不便、なあ。…なら俺や背後の言葉で、たっぷり楽しませてやろう。
有難う、気を付ける。さすがに倒れてしまっては驚きも何もないだろうしな。
長雨も悪くないぜ?紫陽花を見に行くってのもオツなもんさ。勿論、君と。
嬉しい事を言ってくれる。同じ気持ち、というのは相も変わらず心躍るものだな。
ほう、土日は休みか!分かった、頭に留めておこう。
全く愛らしい事を、―…否、今更か。うちの背後も喜んでるぜ。相思相愛ってな。
文頭にも書いたが伝えておいた日より遅れてすまなかった。
気長に付き合ってくれると有難い。それじゃあ、御休み。 )
そういう訳じゃない、…―気にするな。
(透明な繊維、舞ってはらり地に落ちる、桜の花弁の如く。首筋に迄流れた白髪の髪、良く見れば僅かに外へ跳ねている、それだけでは無く相手の存在自体が自分にとっての禁断の果実。人目を気遣って優しい手つきによって退けられた指先、先程の熱はもう自分の体温で塗り替えられつつある。ほぼ、相手から滲んで感染した感覚の流れた熱はとうの過去に忘れ去られてしまう危機。思えば昼間の桜が舞った庭に面した縁側にて、太陽が高いうちにいつだれが通るかも知れぬ箇所で不義を相手に対し行ってしまった行動。未だ記憶に鮮明に蘇る程、肌の柔らかさなど忘れられる訳が無く、行き場の無い靄の掛かる曖昧で不思議な色に成り果てた心は次第に思慕とは違う、恋慕の想いを更に募らせ、此方に伸ばされた黒い布で部分的に覆われた手、やがて己の頬に辿り着く事で肌から肌へと求めていた温もりが其処にはあって。その隻手によって逸らした顔は再びこの目に相手を映すものの、形容し難い感情の所為にて素直に視線を遣る事が出来ず、次に映した光景は相手の足元と、それを支える床であり。頬に触れている隻手、上から自分の掌を静かに重ね合わせれば切なく微弱気味に指先だけ力を篭らせ、此方が問うた問い掛けは聊か自己満足のもので、それを告げたら如何なってしまうのか、いつもの相手ならば軽い冗句でも言うだろうが、此処とばかりは柄にも無く言い淀んで。広く長い食事室の机上からは殆ど他の刀剣が食事を終えたらしく、綺麗に布巾で拭かれて清潔さを保っている。未だ有るのは、己と相手の放置された皿のみ。台所の陶器同士が重なって響く音とそれにこびり付いた汚れを落とす水流が耳に届いて。身体の均衡を容易く崩した相手を自分の身体を以ってして受け留め、隻腕背中に回った事で圧し掛かる重みは心地が良いものであり、用は済んだとばかりに身体を起こそうとした刹那にそれは安易にも再び畳に腰を落ち着けてしまう。原因は彼全体の体重、端麗で整った美しい顔が覗き込んでくるとなれば予想外の出来事に動揺。「っ、ふざけるな。自分で立てるだろう。」発した言葉に息の詰まり、つまり思うような声が先ず出ない。自分が彼を此方に凭れさせたのにも拘らず、意味も無く突っ撥ねる言葉しか出ずに。美麗な貌が覗く眸、此の距離は食事室に向かう前の情事を思い起こさせ、心臓が熱を持ち始める。意味の分からない感情に襲われ、一度溜息を密かに吐いて。隻手で相手の額に掛かる前髪をほんの数束掻き分けやると「その行動は俺の気も知らないでやっているのか。」彼に投げた視線は少々きついものだろう。相手にしか聞こえないほどのささやかで微かな声音を降らせて。)
(遅れた事に関しては気にしなくて良い。
規則は破る為にあると、そう聞く。
お前が言うんならそうなんだろう、…どうも。
此方も背後や俺に対し不満か不安な事が有れば言ってくれ。
…前者は無いだろう、お前に対し不満に思った事等一つも無いようだ。
俺もそういう心を読み取る能力は無いからな、思ったことは遠慮なく。
おい、背後までそういう扱いか?お前は構いすぎだ。
だったら、…俺はお前の背後の夢路を共にする。…それくらいはしても良い。
たっぷり楽しませる?そのうち背後の心臓が持たん。
驚きも何も、普通に無体を働くな。
紫陽花、嗚呼…そんな時期でもあったか。見に行くだけなら俺一人で十分だ。
土日は返事が早いと言ったが時間にむらがある、ご了承願う。
相思相愛、…案外悪くないものだな。
返事についてはゆっくりでいい、何回も言う事で悪いが。
此方としても長い付き合いになるだろう。気ままに付き合ってくれないか。
じゃあ、俺は退散する。明日、無理せず程々に頑張るんだな。)
久しいな、大倶利伽羅。元気にしていたか?
其れはさて置き、――…本当にすまなかった。
あれこれと言い訳をする心算はない。
君に合わせる顔が無かった。…まあ、情けないがな。
愛想を尽かされている事も分かっていたし、
何も告げず消えるのが最善だとも思ったさ。
ただ君を嫌って消えたんじゃない、という事だけでも
伝えられたら、と思ってあそこに書置きを残したんだが
あんなにも早く気付かれるとは、…君には驚かされてばかりだ。
…叶うならまた、君とやりとりがしたい。
(御久し振りです。本当に、本当に申し訳ありませんでした。
連絡無しに消息を絶ってしまった事、そのまま消えてしまおうとしていた事…。
謝罪すべき事がありすぎて、どう御詫びすれば良いのか分かりません。
心配を御掛けしてしまったと思います。不安な思いも、屹度沢山。
それを想うと胸が痛みます。
某叫び板で貴女から返答があったとき、凄く嬉しかったです。
それはもう…、情けないですが泣きそうになりました。
鶴丸が言う通り、またやりとりをしたい、というのが此方の願いです。
けれど、其れをどうするのかは貴女に御任せします。
一か月とは短くも長くもあり、移ろうものも数多あるでしょうから。
本当に御免なさい。待っていてくれて、有難うございました。)
ここ最近は暑くて洒落にならないな。
俺の考えは俺で決める。
勝手に俺の気持ちを決めつけるな、阿呆。
まず俺は愛想を尽かしていない、有り体で言えば“待ってた”。
あれを見たのは偶々だ、すると何だ?お前の叫びが真っ先に目に付いた。
正直お前よりも俺の方が数倍も驚いたと思う。
それで真っ先に呼び止めた。早かったのはその所為だろう。
―…おかえり、国永。
これがどういう意味か、お前なら分かるんじゃないか。
(此方こそ御久し振りです。
まず先に、…おかえりなさいませ。
元気にしていましたか?ここの所は猛暑日が続き、体調を崩してしまう人達も多い事でしょう。
貴女は大丈夫ですか、お身体のほうはどうですか?
私は元気です。
謝らないでください、確かに心配はしていましたが、
今日も何処かで元気にしていらしてると良いな、とあきらめた気持ちも半々。
ですが鶴丸や貴女は言いました、文月の終わりまで忙しいと。
だったら、文月の終わりまで待ってみようかと思っており、今現在にまで至りました。
結果、待った甲斐があったと言うものです。
気に病むことは無いのですよ、戻ってきてくださり、本当に有難う御座います…。
私も貴女が某叫び板でお見掛けした時、これは夢かと、思いました。
それ程嬉しかったのですね、お恥ずかしい…。
是非、貴女が宜しければ。
やりとりをまた、始めましょう。何度考えても私の中の答えは一択です。)
嗚呼、そうだな。
梅雨が明けたかと思ったら蒸し暑くて参ってしまいそうだぜ。
そう怒るな、とは言えんなあ。 …悪かった。
嫌な事を思い出させてしまっただろう。
偶然、か。 俺は相当運が良いらしい。
待っていてくれてありがとう。
…ただいま。
(御気遣い、痛み入ります。
何かと慌しくしておりましたが、私も元気です。
貴女も何事も無いようで、安心しました。
おっしゃる通り、暑い日が続きますね…。
身体を冷やしすぎず、熱中症にも気を付けて下さい。
愛想を尽かされて当然だと思っておりました。
あの叫び板には何かと御世話になっている気がしますね…。
偶然であろうと、今回ばかりは本当に感謝しないと。
優しい御相手様で、本当に良かったです。
本当に、有難うございます…。
これからもまた、宜しく御願いしますね。
ええと、前のレスに続ける形で構いませんか?)
(一段落ついたようで、何よりです。
お元気そうで、良かったです。此方も安心しました。
暑くてばてそうになるくらいです、暑さがとても苦手なので。
お気遣い、ありがとうございます。
貴女様も水分補給等、色々とお気を付けくださいませ。
ええ、本当偶々です。
見付ける事が出来て、良かったと思っております。
…何て。
いえ、此方こそ有難う御座います。
是非、これからもまた宜しく御願い致します。
続ける形で大丈夫ですよ、文章が長いので一部省いて貰って構いません。
夏の時期ですので、さりげなく季節に合ったイベントもやりたいな、と思っております。)
―…ならこっちを見ろ、大倶利伽羅。
(鋭くも穏やかな蜜色の眸に此方の姿が映るは数秒程度だろうか、次いで直ぐ様伏せられた薄い瞼と言及を柔く制止為す返答に刹那言葉が詰まる。己の問いに対す否定の意にも関わらず、拒絶を為されたかのような寂寞感が胸の内に広がりゆくのを感じながら、殆ど経験した事の無い心情に戸惑いを隠せず。あまる感情を面に出さぬ上に口数の少ない彼の心中を垣間見る事は困難を極め、故に数多に湧き出す疑問は今回ばかりは面妖にも喉元で閊えてしまう。然し触れた側の手を払うでも無く引掛かる指先の頼りない力を一瞥すると、互いを纏う喩え難い蟠りのようなものを振り払うかの如く明瞭に紡ぎ。広い食事室は先程迄の喧騒が嘘のように森閑としており、遠からぬ場所に在る炊事場から微かに響く後片付けの音や当番であろう刀剣達の話し声さえも此の空間を妨害する事は無く。半面の灯りは退室する際に何者に因って消されたらしく、互いを認識するには程良い塩梅の明度は秘め事には最適であろう。二人きりである事を強調させるような環境と、初初しい動揺を見せる彼に高揚を抱かずには居られず上機嫌に唇へ弧を描き。其の余裕も束の間、さり気無い所作にて退けられる髪に視界が開けると共に、密やかに囁かれる吐息混じりの其れに刹那瞠目し。自ら仕掛けたとはいえど密着するかの如く触れ合った身体と無意識の内に至近距離に在る彼の端麗な顔、現状や自身の行動を理解した後に心拍は一気に速度を上げ小刻みに脈打ち始め。余裕など皆無、然し其れを悟らせる事は無く「…知っていたとしたら、どうする?」笑みを浮かべた侭に疑問形にて返す言葉は相手の捉え方次第。狡い手法である事は承知の上、返答を待つべく微かに双眸を細めながら首に回していた腕を徐に解き、其の侭黒い布の付いた隻手を引き締まった胸板へと滑らせて。)
(季節のイベント、賛成です。 実は私もやりたいと思っていました…!
本当は梅雨時にも何かしたかったのですが…、此れはまた来年ですね。
今くらいだと御祭りでしょうか。
この時代に花火があったのかは分かりませんが、そういうのも風情があっていいですね。
背後様も何かしたい催し事などありましたら、是非是非仰って下さい。)
っ、…―そんな顔を、するな。
(頬に添えられた手の上から重ね合わせた内側の掌から柔らかな相手の体温が確りとこの身に伝って身体に血が忙しなく巡り、その所為か爪先から頭の先まで相手色に染まったような心持ちに襲われつつ、落とした視線の先に映るは何とも殺風景。着物の裾や羽織の裾、それを反射して逆さ鏡のように映す綺麗に掃除をなした床。不意に閊えた声とともに紡がれた心地の良い彼に因って名を呼ばれてしまうと条件反射で顔を緩く上げ、再びこの目いっぱいに相手を何もない視界内から移してみると其処には戸惑いの色を隠せずにいる相手の顔。思わず気遣う言葉が苦し紛れな声音と共に唇から漏れ、思わず重なっている指先の力を強めて不器用なりに宥める形で握りしめ、もう空いた隻手の指の背にて相手の頬へ微かに触れさせて。いつの間にか静寂を思わせる、閑散とした空間の食事室は先程まで賑やかだったものが今や己と相手だけの空間と成り果て、突如として塩梅色に変わり行く消灯は聊か目に慣れなくも数回瞬きをする事で何とか視界を眸に慣れさせる。暗がりの中でうっそりと浮かぶ影は遠くから見ると一つに見えるだろう、それくらい己と相手の距離は近いにも等しく。髪を掻き分けた先に見える金色の貌、塩梅の照明によってより一層と色を引き立たせているようにも思える相手の姿は愉快げに口元が歪むのが見え、僅かに口許をへの字に曲げてしまう。意地の悪い言葉と共に胸板へ這う手元、胸の高鳴りはもう既に相手に伝わっているだろう、今更格好悪く隠す事も出来ずに悠然と此方を見遣る相手の顔へ少しばかり鼻先が触れ合うくらいの近さに頭を持ち寄り、「だとしたら、お前は狡くて酷な奴だ、と俺は思うがな。…もう良いだろう、退いてくれ。」吐き捨てた言葉にも似たそれを相手に降り掛け、それだけ告げれば溜息を一息置いて肩に手を乗せ、その力は後方へと柔く押し。)
(季節ごとのイベント、夏場は特に沢山あるので是非そのどれも、全部とは言いませんが季節の許す限り一緒に夏らしい事をして過ごしたいな、と思っております…!
花火も良いですね、お祭りも是非やってみたい所存に御座います。
お互いの浴衣姿、見てみたいですね…!
梅雨は、また来年ですね。来年こそは紫陽花を楽しみましょう。
そうですね、スイカも食べたいですし水遊びも、お祭りや花火は勿論、
アイスや、向日葵…沢山あります。
其方も是非、何かこれだけはやりたいものがありましたら仰って下さいませ…!)
…君がそうさせてるんだろう。
(黒布が切り抜かれ皮膚が露わと為った指先から伝わる滑らかな質感や差異の無い互いの体温は酷く心地好く、此の侭溶けて一つに為れたら、何て思考は密やかに仕舞い込み初夏を漂わせる蒸した夜の所為にしておく。此方の要求通り持ち上げられた双眸に逃がすまいと視線を絡めながらも、平時とは異なるぎこちない声色にて紡がれる気遣いの言葉に情けなく僅か眉尻を下げ。本日二度目の指摘は又もや無意識であり、彼の事となると表情を繕う余裕すら保てぬ事を再認識しながら、柔く力のこもる指と此方へ伸びたかと思うと頬へと触れる其れを一瞥した後に、参ったとばかりに一度小さく肩を竦めてみせ声色穏やかに。眸は漸く薄明りに慣れ、開かれた襖から外の朧げな月明かりさえも十分だと感ず程。食事を終えた後に此の食事室への所用は無いに等しいだろう、然し今し方迄賑わっていた共用の空間で一度は接吻を交わした相手と、周囲の目を盗むかのように密着する事に背徳感に似た感情を抱かずには居られない。然し彼の真意を確かめ、試すかのような狡猾な問い掛けに当然の如く不服を露わにする様を捉えると、自らの保身の為に冗句だと誤魔化そうとした矢先、視界を奪う彼の精悍な面に刹那反射的に目を瞑ると其の言葉は詰まる。清涼な面持ちとは裏腹に掌から伝わるは己と変わらぬ程の脈拍に、自身の心臓が指先に移ったかのような心地さえ抱き、粗略に投げられた彼の言葉に自らの前言を悔いながらも、胸板にのせた其れを畳の上に敷かれた座布団へと落とし力を加えながら大人しく上から退いて。「すまんすまん、そう怒るな。…詫びに茶でも淹れよう。」自嘲の意を微かに孕む苦い笑みを溢すと、起立の補助の為か座した侭の彼へ隻側の手を差し出し。)
(勿論です!沢山、素敵な思い出を作りたいです。
思いつく限り、季節が許す限り色々と出来たらいいなあ、と思います。
大倶利伽羅は浴衣が似合うだろうなあ、と今から凄く楽しみです。
一つ提案、と言いますか…質問があります。
暫く離れていたので完全にWikiで読んだ情報になるのですが、
ゲームの方は新しい要素が幾つか追加されたようですね。
何より驚いたのは大倶利伽羅が打刀に変更になったという事です。
此処でそれを反映させるか否か、少し考えたのですがどう致しましょう?)
すまない。…そんな顔をさせるつもりはなかった。さっきの言葉は深く考えなくていい。
(僅かに隙間を作る後ろの窓からは噎せ返る程の湿気と熱気が室内にまで伝わり、晒された腕の元まで纏わり付くのは初夏の空気だと初めて知りつつも、漸く絡まった視線に射抜かれて暫し何処も逸らす事が出来ないでいるのは相手の真剣な顔か、それとも恋い焦がれる相手の存在をもっと認識したいという心構えからか何故か自分から綺麗な貌をした金から視線を外す事はままならず。触れ合っている手元の温もり、心地の良い体温となった肌はいつまでもこうしていたいと思わせ、情けなくも眉尻の下がった表情に胸元は棘でも微かに刺さったような痛みに襲われ。声色が穏やかなものになると安堵した息を外に逃がし、先程自分が告げた言葉に対する疑問を振り払ってやるように声を紡ぎ出して、微かに触れた頬に持った指の背、そっと静かに下へ擦り撫ぜそのままその手は下ろされてゆき。薄暗い部屋に二つの影、まるで秘め事のような空間と距離は嫌でも一度唇を交わした情事を脳裏で思い起こされ、それを振り払うように紡いだ言葉は聊か棘があって厳しいものだったのだろうか、相手の口振りからして怒気を孕んだ声音だったかと雑念が頭の中に付き纏うものの胸元をはじめとして退いた体重に何処か張り詰めた息をもう一度宙へ逃がし、差し出された手や腕を辿ってふいと見上げてみると此方を覗いてるような視線から真意を悟られまいと眸を相手から後方の壁へと向かせ、「…自分で立てる。茶を淹れるんだろう、さっさと行くぞ。」苦い笑い方をした相手の顔は酷にも見ない振り、自分の足でその場に起立してしまうと炊事場へ向かうべく身体は其方の方向へ向かい、炊事場の仕切り手前で立ち止まるなり相手と少し離れた場所な為か振り返って声を掛けては隣に来るまでこの場で待ち。)
(素敵な思い出、沢山作りましょうね!
夏でしたら、お祭りは外せないイベントですよね。
鶴丸の浴衣も凄い楽しみです、普段が着物ですから絶対似合うんだろうな、と勝手ながら思っております。
大倶利伽羅が打刀になったのは本当につい最近です。
3日か4日前辺りに刀種変更されまして、その中に彼がいました。
刀種が変わっても大倶利伽羅は大倶利伽羅なのですが…、
丁度良い所ですし、打刀に変わった事もささやかに取り入れてしまいましょう。
それで反映、といった形に。
なるべく原作沿いに進行しましょう、他に変更や追加等された場合も取り入れる暇があればささやかに話題にして随時反映という形で大丈夫ですよ。
鶴丸と同じ太刀でなくなるのは物寂しいですね…。)
存外勝手な事を言うんだな。…まあいいさ、君に翻弄されるのも悪くない。
(太陽が姿を潜めているにも関わらず、薄く開いた窓から滑り込んでくる梅雨の気配を残した蒸した夜風は、胸中に燻っている彼への熱情を冷ますには不相応で。寧ろ申し訳無さげに紡がれる素直な謝罪の言葉や慰めるかの如く撫ぜる切なくなる程優しい手付きに、先程とは全く別物の沁みるような甘美な痛みが胸の奥を侵食してゆくのを感じ。彼と時間を共有する度に生まれる名も知らぬ感情に、己が何よりも忌む"退屈"の二文字は皆無で。此方を見据える切れ長な双眸から目線を外せる筈も無く、視界の端に己の頬から離れ落ちる手を見送ると態と大袈裟な溜息を一つ、鬱蒼とした雰囲気を吹き飛ばすかの如く唇端を上げあっけらかんと紡ぐは冗句混じりの本心で。人気の無い薄明りの中で身体を触れ合わせ、互いにしか聞こえぬ声量にて言葉を交わす行為は、間柄を知らぬ者から見ると逢瀬と解釈されてしまうだろう。然し其れは当方の理想に過ぎず内心にて質の悪い揶揄を反省しつつ、身体を起こし離れると同時に纏った白の和装に残る彼の体温が徐々に空気中へ霧散し、気の昂りからか少し汗ばんだ身体には通り抜ける温い微風でさえ心地好く。静寂な室内に吐息を一つ落としたかと思うと差し伸べた手は素気無くあしらわれ、虚しくも宙にて行き場を無くした其れで机上に残った自分と相手の分の皿や碗を重ねて諸手にて持ち上げると、刀剣達の声のある炊事場へ急かすような言葉に皿を落としてしまわぬよう意識を配りながらも、己の誘いに対す了承の意を含む言葉に単純ながら心は雀躍しており。「…!嗚呼、行こうぜ。きっと文句垂れてるだろうな、あいつら。」当番の刀剣の反応を脳内に描きながら待機為す彼へ嬉々として足早に近寄り、隣り合えば歩を進めて行くだろう。)
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