薬研藤四郎 2015-04-13 23:14:48 |
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……っ!?…っとわゎ…!
( 不意打ちのように聞こえた彼から返された言葉にどう反応しようか迷っていては考えている間もほとんどなしに相手に引かれては抱き締められていて。もう今までまでの道のりがあまりに淡々としていたものだから一体今の自分が置かれている状況に理解できず行き場のない手をどうしようか、なんて悩んでいた矢先にふいに声が。いつもの彼は男らしく、頼り甲斐があって、みんなの憧れで、誰よりも格好良い。自分は強くそう思っているし、自分以外の他のものも当たり前だろう、とでもいうようにそう思っている。けれど今聞こえるか聞こえまいかのか細い声はまさかの相手からの声で。自身だけでない。相手だって余裕がないのだと思っては少し嬉しくて。遠慮がちに背中へ手を回しては「薬研は…一体どの好きなの…?」と )
( / そうですね!私たちは同志ですから! / 巻き込まれ事故、
つうぃっとぁーというやつですか!いやはや友人さんは素晴らしいです、 / ぱちぱち、
な、なんてこったい…!まさか江雪さんの言葉にこれほどまでの威力があったとは…!/ 厨二か、)
……なあ大将、俺は言葉より行動の方が示しやすいんだ
(この状況で自分の背中へと回った手の感触にもしかしたら、なんていう淡い期待を抱かずにはいられず。問いに対し数秒考える間を置いてから上記、伏せがちだった顔を上げれば片手を彼女の頬へと当てて、流石にはっきりと想いを告げてすらいない状態で唇にといくまでの勇気はないが彼女のその柔らかな頬へと軽く口付け。自分の中ではこの行為がこれ以上ない程の表現方法であり、ふっと目を細めては僅かに眉を下げながら「これなら分かるか?」と小首を傾げて。)
(/ ふふ、同志とはいい響きですね!
それです!と、いうわけでグミ星人が様々な種類のグミをお届けしますよ!/ぽいぽーい、/投げた、
いやあ…きっと、江雪さんはこれで和睦を深めろと/違う、)
あ、えっと...。
( まさかまさかの不意打ちの頬へではあるが口付けに一瞬だけ目を大きく見開けばぱちくり、と。口付けを落とされたほうの頬へ手を抑えてみれば嬉しさと少々の恥ずかしさからか、赤くなった表情を見られたくないばかりに視線逸らしては自分もどうにか想いを伝えなければと考えることに必死になっては。彼は言葉でなく行動で示してくれた。言葉だって自分にとってはこのうえなく嬉しいこと間違い何なのであるが、それ以上の嬉しさを彼は伝えてくれたわけであり。自分も何か行動で示そう、と思っては少し恥ずかしさという抵抗があったが、もう互いの気持ちは同じなんだからと前向きになっては今度は此方が彼の薄い紅色の唇へ自分の唇寄せて口付け落としては「...私の好きもきっと薬研と同じ、だよ」と微笑んで見せ )
( / わ、わわ!任せてください!短距離走は小中、と三位以内でたが故、全てとっては見せましょう!/ すたたた、/ きゃっち、
ですな...みんなでレッツわぼりでございます..../ 手合わせ、/ そろそろわぼりとは、)
ッ!ーー…はは、同じだな。
(顔を赤くした彼女に可愛い、なんて素直な感想を内心で呟きその様子を眺めていると不意に一瞬ではあったが確かに唇へ柔らかい感触、それが彼女の唇だと理解するまでに数秒掛かってしまい愕然とし、今度は此方が驚きで目を大きく見開かせてはぱちくり、と瞬きを数回繰り返して。暫く何も言えないまま立ち尽くしているも、はっと我に返るなり嬉しさと恥ずかしさとが同時に襲えば誤魔化す様に笑みを漏らし、そうっと自分の唇に触れると「まさかなぁ…」とぽつり。彼女と両想い等嬉しすぎて都合のいい夢の出来事の様に感じられ、何だか現実とは思えずに。)
(/ おおお、これは機動お化けも吃驚の速さですね!/ぱちぱち、
わぼりましょう、江雪さんもきっと一緒にわぼってますね…/合掌、/ええ、)
……ふふ、そう、同じだね。
( 彼の笑い声が聞こえては何か安心したようにこちらも綻んで見せては口元を片手で隠すようにしてくすり、と笑ったりして見せ。大好きな彼と想いが同じだったなんて今もまだ半信半疑であり、夢であるなら覚めないで欲しいと思いつつ思い切り自分の頬を引っ叩いてみれば確かに痛みが。そのまま今の出来事が本当のことであると分かるとどうしようもなく嬉しくなり、羞恥は何処へやら、顔隠すことなくにまにまと頬が歪んではにやけてしまい。ひりひりしている頬を押さえつつ彼へ向けて視線を移すと暫し言うことを躊躇って、考え込んで。決心がつけば綺麗な彼の瞳を見つめては「…こ、今度は薬研から口にして欲しいなー…なんちゃって」と今更気恥ずかしくなって )
( / ははは、ですがそれも過去の栄光…今となってはみんなに着いて行くのがやっとです、/ ぜえはあ、
これを気に宗三さんが来れば良いのですが…、/ ぐぬぬ、/ まだ来てない奴、)
!?、何やってんだ大将
(突然いい音を立てて自分で自分の頬を叩いた彼女にぎょっ、と目を丸くさせ。あの音からするとかなり勢い良く叩いたのでは、と推測すれば慌てた様に上記。自分をもっと大切にしてくれとここは一つ叱ろうか、なんて思うものの嬉しそうな表情にその気持ちも萎んでしまい。そして述べられた願いに又少し目を丸く、勿論するのはいいが目を開けたまま、というのは躊躇われ彼女の目元へ手を伸ばしそっと閉じさせてから彼女に先程されたのと同じ様に軽く口付けて。ゆっくり瞼を開けつつ離れれば「これでいいか?」なんて、まだまだ慣れる事はないこの行為に気恥ずかしそうに。)
(/ 私は昔から足が遅く……、もう石切丸さんのように鈍足だったので羨ましいです!/ぐ、
宗三さん居ないのですか…!それはそれは、でもこの世の中清光難民も居るそうですしね…/うむ、)
…うん、有難う。
( 瞳を閉じたかと思えば唇へ感じる感触に気恥ずかしくなっては照れ臭そうに頬をかき、上記。今まですれ違っていた想いがこんなにすぐに実ってしまうものかと思えばおかしく思え、ふいにくすり、と笑みが漏れてしまい。先ほどまで彼にしてもらったりだなぁ、と思っては自分に何が出来るのかうーん、と。思わず彼の暗い過去を何故かこのタイミングで思い出してしまえば。昔のことについて一切語ることのない彼を思うと心苦しくなり、躊躇わずに抱き締めては )
( / わわわわ、此方も遅れてしまってすみません…!一体なんて詫びれば良いのでしょうか…!/ スライディング、/ 土下座、)
おっ、と。…どうかしたか?
(何か悩んでいるような彼女の様子を不思議そうに眺めていると急に抱き締められ驚きの声を上げて。自分と彼女とはもう想いが伝わった相手同士なのだからこれは普通の事で、質問する様な事でもないかと一瞬考えたものの何か雰囲気が違うだろうか、なんて誰より長く彼女の近い場所に居た為にそんな事をふと感じとれば、背に片腕を回してぎゅっと抱き締め返し片手は彼女の頭へと移動させ優しく撫でながら心配そうに問いを投げ。)
(/ うわああ、またまた大遅刻申し訳ありません…!/土下座、
もう、本当何てお詫びしたらいいのか!すみません!/ぺこぺこ、)
あの、さ...。
( 優しく撫でてくれる彼にこのまま言ってしまいたい言葉を見て見ぬ振りしてなんでもないことにしようとして。けれど気持ちも通じ合ったのである。もっと彼の心へ足を踏み入れたいと考えれば少々気持ちがまとまらず、聞いてしまっては嫌な顔されるのではないかと不安募りつつも言葉途切れ途切れに上記を口にしては口を詰まらせ。如何しようか自分ではどうにもならずに徐々に目には涙の膜が張り、零れ落ちるほどではないが目に見えてわかるほどに。たくさんの躊躇いがあって数秒だけ無言でいたものの意を決して俯いてた顔上げれば「...薬研、今ちゃんと幸せ?」と遠回り気味に聞いて )
( / 全く遅刻だなんて!グミをくれないと許しませんからね!/ びし、
なんて嘘です嘘です!忙しい中でも私に返信してくださり誠にありがとうございます!これからもお互いのペースでゆっくりやって来ましょう!)
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