はじめまして、神様です。

(/あわわ…遅くなってしまってすみません！)

…？
(結局そのまま掃除を再開した相手に、先ほどの件は何だったのだろうかと疑問ありげな表情を浮かべながらその姿に視線を向けており。社の外壁に背中を付けて寄りかかり、片足を投げ出すようにしながら、「武蔵くん一人だけになるとさすがに此処も静かだね。…寂しくはならないのかい？」と閑散とした境内を見回し)

(/いえいえ、大丈夫ですよー！少し諦め気味でしたが←)


寂しい…なんて思ったって一文の特にもならんよ
(掃き掃除を再開した刹那、相手から寂しいか寂しくないかと尋ねられては淡々と相手の返答するも、本当は寂しいという感情は常に持っているがこんな事を神様である相手に話したところで何かが起こるわけでもないだろうと思いそれ以上の事は話さず)

(/で、ですよね…本当にごめんなさいっ！)

それはそうだけどさ。
(相手の言うことに反論の余地はなく、微苦笑を浮かべながら自分の足元へと視線を落とし。揺れる片足を何ともなく見つめながら、「損得抜きで武蔵くんはどう思うんだい？」と再び顔を上げ)

(/いえいえ、冗談で言ったのでお気になさらず！)


損得…？そんな事聞いたってなんになるってんだ？
(神様というものは広く様々な人を見ているものだろうと思っているので己に対してやけに肩入れしてくる相手に対して少し不信感を抱いたのか上記を尋ね、その後掃除が終わったのか箒をしまい相手に対して「とりあえず、上がりなよ」と己の家の中に招き入れ)

(/それなら安心しました…。こんなやつですが、これからもどうぞよろしくお願い致しますっ！)

んー…まぁいいよ。お邪魔します。
(相手からすれば自分は初対面なのだし、今不審がられても困るだろうと口を噤み。招かれるまま自宅へと上がり、玄関から家の中を見回してから、「これが武蔵くんの過ごしてる場所なんだね！これから末永くよろしくお願いするよ！」と笑顔で相手の手を握り)

(/いえいえ、こちらこそよろしくお願いします！)


あいよー
(相手にお邪魔しますと言われれば無意識のうちに返答、というよりは返事をしては己の頭の中ではとりあえず客間に連れて行こうかと考えていては相手の「末永く」という言葉に反応して驚いた様子を隠しきれないようでそのまま手を握られ)

安心して。ボクが居るからには武蔵くんに寂しい気持ちになんてさせないよ。
(勢い良く握った手を上下にぶんぶんと振って楽しそうにしていたものの、ふと相手の驚いた表情に気がつくと動きを止めて柔らかく微笑み。しばらくして握っていた手を離すと、「そうだ、お腹も空いたしご飯にしないかい？」と声をかけ)

いや…だからだな……もういいや
(己の話を全く聞いておらず己の手を楽しそうにブンブンと振る相手を見てはもはや質問する気が失せたのかため息混じりに上記を述べ。相手にご飯について尋ねられると「え？葵依って料理できるのか…？」と尋ねつつも己の中で相手の呼び方が決まったのか相手の名前を呼んでみて)