フランシス・ボヌフォア 2015-04-09 22:55:12 |
通報 |
気の強い子は嫌いじゃないのよ?ただ、ほら…趣味が合わないというかね。
(嫌悪感を抱いているわけでは無いと慌てて否定するも、何処か古典主義な彼女と自身比べ「まぁ、あとは歴史的にも戦争ばっかだったしね。」と付け加え)
冷たい事を言われて、好きになるなんて…貴方マゾなの?止めてね、私変態をいたぶる趣味は無いから。
(耳許で紡がれた言葉に軽く言葉返しながら先程密かに摘んでいた白詰草の花一輪相手の耳にかけるように添えて)
ふふ、本当は花冠でも作ってあげたかったのだけど、そう沢山摘むのも可哀想だから、一輪だけ。ね?
なるほど、相性の問題ね?
俺とアーサーよりはマシかな、表面上は
んー、まあ、戦争はね…
(顔を合わせれば言い争い、殴り合いにまで発展することも珍しくない自分達と比べてみて、君たちのはその分精神的に来そうだね、と苦笑し、貴女の言葉から苦い思い出を呼び覚まされ、わずかに渋い表情を見せ)
もー、そうじゃないってばー
(甘い言葉もさらりとかわしてしまう、ある意味自分の半身とも言える愛しい恋人に不満そうな声をあげるもどこか楽しそうで。自分の耳に添えられた感触に、そっとその位置に手を当てて白詰草の花の存在を確かめ)
君は、口ではどんなに冷たい言葉を言ったとしても、俺のそばを離れない
その事が、純粋に嬉しい、ってことさ
(「ありがとう」とお礼を述べながら、目を細めて微笑み)
さすがに女同士で殴り合いにはならないわよね。
(幾ら何でも暴力は良くないと苦笑浮かべながら同じとは言え男女の違い顕著に感じて)
御礼を言われるようなことはして無いわよ?
第一離れない、じゃなくて離れられないの。私とあなたは同じなんだから。
(紡がれた言葉に、恋人というよりも片割れだという感覚沸き立ち内心虚しさを抱きつつも、同じだからこそ酷く愛しい相手の手を掴み指を絡め気丈に笑いかけ)
そうだねぇ、俺も君たちが傷つけ合うのは見たくないよ…
(苦笑いの形に歪む貴女の頬を、指先で撫でて)
うん、君の言う通りだね…、俺たちは一つの存在だ…
(ついつい、“もしも…”などと叶わない妄想を広げそうにもなるが、それを諦めとも言う穏やかな気持ちで打ち消し、絡められた指先の力を強め)
あらあら、それは彼女の心配をしているの?大丈夫よ、私だって可愛い女の子は好きなんだから。あ、変な意味じゃなくてね。(頰撫でる指先心地よいのか瞳細めながら微笑んで)
だから、ね。ずっと一緒に居てね。もう見送るだけは嫌なの。貴方もこの気持ち分かるでしょう?
(絡まる指先に力込めそのまま貴方の手の甲に口付け)
(愛らしいピンクの薔薇の園を抜けると、白い大理石の、祈る聖女の像があり)
二人の心配だよ…
君は強いけど、手加減することばかりじゃなくて、自分を守ることも考えてね?
(聖女の周りには薄紫の、酔うほどに香りが強い薔薇の花が咲き乱れ)
大丈夫だよ…、俺たちは、死ぬときは一緒だ
君の哀しみも、苦しみも、歓びも、希望も、絶望も、…俺が一緒に背負うよ?
あら、ありがとうムッシュー。でも大丈夫よ、だって私は世界のお姉さんだもの。心配無用。
(くすり笑い気丈に振る舞うと絡めていた手を解いて聖女の像仰ぎ見て)
駄目よ。それじゃあ貴方に負担になってしまう。貴方が先に沈んでしまったらどうするの?私達は船、なんでしょ?
(自身の身を気遣う優しい言葉に嬉しく思う反面、誰よりも他人気遣う相手に不安も覚え強く叱責しては、聖女と同じように胸の前で手を組み瞳閉じて静かに祈り始め)
…ありがとう
(恋人であり半身でもある彼女の姿が、穏やかな表情で目を閉じる聖女の姿と酷似し、儚くみえるその姿と薔薇の香気に、めまいのような感覚に襲われ、やっと小さな声で、感謝の言葉だけ呟くことができて)
なんだか、寂しいね…
(崩れ落ちそうになる膝に力を込めるように息をついてから、人間とは違う、“国”という自分達の存在に対して、どこか嘲笑するように言い、祈る恋人をその背後からがばりと抱き締め)
また、ありがとうって言った。私なにも感謝されるような事して無いわ。
(強過ぎる薔薇の薫りに深く息吐いて祈り終えたのか手を解き瞳開こうとするも、背後に自身とは違う温もり感じ一瞬思考停止し。紡がれた「寂しい」の言葉に背から回された貴方の腕優しく触れ乍落ち着かせるように一定の間隔で叩いて)
寂しがり屋なのね、貴方も私も。大丈夫。さっき祈ったの。ずっと貴方といれますようにって。きっと聖女様が叶えてくれるわ。
聖女様、か…
(かつてそんな風に呼ばれた少女がいたことを思い出し)
君だけは、どこにもいかないでね?
(耳許でそっと囁いて、目の前の恋人の白い首筋にそっと唇を落とし)
ジャンヌダルク…あの子の事思い出してる?
(懐かしむように再び聖女の像見つめれば変えられない過去に胸痛み震える声で名前紡いで。首筋に触れる優しい温もりに僅かに身体震わせつつもゆっくり頷いて)
ええ、勿論。私が何処かに行っても貴方はみつけてくれるでしょ?
(その名前を実際に口に出されれば、ぴくりとかすかに反応を示してゆっくりと目を閉じて)
彼女は、大切な人だった…、大切な、欠け換えのない、俺達の一部だった…
(ゆっくりと、押さえられない感情がこぼれ落ちて行くかのように言葉は紡がれ、「君もそうだろう?」と)
ああ、勿論…
(それだけは、いままでの言葉と違って、はっきりとした意思をもって囁かれ)
一人にはしない、誓うよ…
…そうね。特にあなたの場合は、異性だったから。本当はまもりたかったんでしょう?
(見捨てたも同然故に罪悪感で胸が痛み哀しげに瞳揺らしながら向きを変え正面から強く抱き締めて)
恨んでいるかしら、あの子。…はぁ、駄目ね。折角のデートななに暗い事ばかり。終わりにしましょ?
(深く息を吐けば切り直しとばかりに両手胸前でパンと叩いて)
君だって、あの子のことを妹のように可愛がっていただろう…?
(抱き締められて、その背中を慰めるように撫でながら、小さな声で呟いて)
“戦いがある度に、英雄は生まれる。どうか彼らが最後の英雄でありますように”…。
俺たちは、過去から学ばなくてはならない…。
(両手を打ち合わせて、気丈に微笑む貴女に「んじゃ、これで最後ね」と言ってその額に口づけし)
そうだね、反省会はこれで終わり。
今は、今を楽しむことにしようか。
(正面からその薄紫の瞳を見つめ、にっこりと微笑み)
そうね。…もう二度と同じ過ちはしないわ。(硬い意思掲げ再び像見上げれば誓う様に祈り捧げ)
不思議。貴方に口づけされるだけで凄く安心する。生きてるんだなっておもえるわ。
(額に触れた唇の温度に安心したのか息を吐き出し緩く微笑んで見せ)
さぁ、次はどうする?
そうか、奇遇だね…。
俺も、君と触れあう度に、あたたかい気持ちになるよ
(目を細めて微笑みながら、さらりと貴女の頬の横の髪をすいて)
そうだねぇ、とりあえず歩こうか
(くすりと笑いながら貴女の手を引いて)
君は、何か見たいものはあるかい?
ふふ、やっぱり愛の力は偉大なのね。
(薄く笑み滲ませながら指先を絡めて庭園からゆっくり出て)
次は…そうね。買い物でもしない?季節が変わるから新しい洋服が欲しかったの。
(楽しげに声弾ませてはパリの市街地に向けて歩き「貴方に選んで欲しいわ。」とセンスの高い恋人褒めながら伺い見て)
買い物ね…
ふふっ、じゃあ、美しい君のために、お兄さん頑張っちゃうよっ
(恋人に誉めてもらえたことで上機嫌になりウィンク飛ばして)
あらあら、本当?期待しちゃうわね。
(上機嫌な貴方の様子に吊られ声色明るくしながら、お返しと言わんばかりにウインク返して)
そういえば今年の流行りはレースらしいけど、貴方も久しぶりに着てみちゃう?(ウィンドウに並ぶマネキンの着ている涼しげな洋服指差し冗談交じりに微笑んで)
…ごめんね、長く間を開けちゃったね
手紙、読んだよ
すぐ君だとわかったよ
もう、ここにはいなくなっちゃったかもしれないけど、待たせてごめんね?
マドモアゼル、また会いたいよ…
お久しぶりね、ムッシュー。
手紙、ばれちゃったのね。なんだか少し恥ずかしいわ。
でもそのお陰でまた貴方に逢えたのなら、感謝しなくちゃならないわ。
ごめんなさいね。貴方も忙しい身なのに、また逢いたいとか我儘ばかり。
元気でやっている?身体は大丈夫?それだけが心配。
貴方の重荷にはなりたく無いから無理して私に付き合わなくてもいいわよ?ただ、ただ…貴方に一目逢えただけで私は幸せなんだから。
君の手紙の残り香、気づかない方が難しいよ…(苦笑)
気づいてしまったら、君のことが頭から離れなくなってね…、「逢いに行かなきゃ」って、なったよ
ごめんね…、君のこと、こんなに待たせてしまって……
こんなに俺のことを想っていてくれるのに…
正直、もう嫌われてしまったのかと思った
君の愛を疑ってしまった…
でもそんなことなかったんだ
俺は、その事が本当に嬉しい
その事実に気づけたことが嬉しい
本当にありがとう
一目見ただけで幸せ?
だったら、その白い腕に抱えきれないほどの幸せをあげるよ
愛してるよ、マドモアゼル
謝らないで?貴方も忙しかったのでしょう?
私も貴方を待たせてしまったし、お互い様よ。
でもね、私が貴方を好きだという気持ちは本当よ。
じゃないとあんな手紙恥ずかしくて書けないわ。
〜貴方の側は凄く居心地がいいの。
だから、此れからもこんな可愛げの無い私を側に居させてくれないかしら。
愛しているわ、ね、世界のお兄さん?
ありがとう…
君の愛は、本当にあたたかいよ……
(額に口づけして)
ずっと一緒だよ、これからも
世界が終わるまで、ね?
でもごめん、お兄さんまだまだ、もう少しだけ忙しい時期が続くから、またちょっとだけ待たせちゃうかもしれない
此方こそありがとう。また宜しくね。
ええ、そうね。ずっとずっと一緒よ。
私の大切な片割れさん?(頰に口付けて)
私も同じでちょっと忙しい日が続きそう。
だから気にしないで?お互い様なんだから。
身体壊さないように頑張りましょう?
(頬への口づけを受けながら抱き締めて)
おいおい、身体壊さないで、って…ありがたいけど、君は早く寝なさい?
投稿時間が見事に深夜なんだけど?
(苦笑いしながら砕けたような口調で)
あらあら、ばれちゃった?
だってその時間じゃないとあなたに逢いに来れないんだもの。…赦して?(背に腕回し優しく抱き締めて)
無理はしてないし、きちんと寝ているから心配無用よ。
ほんとに?
嘘ついちゃダメだよ?
(じっと目を見つめ)
…まあ、俺も実は君の投稿、リアルタイムで見てたし、今夜も徹夜の予感だから君のこと言えないんだけどねー?
嘘じゃないから安心して。
それに貴方も人の事言えないんでしょう?
でも貴方と話してるだけで頑張ろうって気になれるから感謝しないとね。
…お互い時間ができたらゆっくりお話しましょう?
ほんとに?
君にそう言って貰えるなんて、お兄さんとっても嬉しいよ
俺の方は、今日やっと仕事の山場が終わったよ…
あら、嘘だと思う?
お疲れ様。大変だったでしょう?偉い偉い。(優しく髪撫でて)
ご褒美、あげないといけないかしらね。
君は頑張りやさんだから、自分でも気づかないうちに溜め込んでそうだなぁってね?
ん、ありがとう(目を閉じて受け入れ )
ごほうび?
くれるの?
(首をかしげて)
ふふ、鋭いわね。でも今回は本当に大丈夫よ。
心配してくれてありがとう。
ええ、ご褒美あげたいなって思うんだけど、でも料理も私よりあなたの方が上手だし。どうしましょ。
ええ、信じて。
…もう、貴方ってば。私があげたいって言っているのに貴方がくれちゃ意味ないじゃない。私ばかりもらってばかりだわ。(髪に口付けされれば困った様に眉下げて此方からも背伸びをし頰に軽く唇落として)
んー、君の気持ちは嬉しいよ?
それだけで十分なくらいには、ね?
(だから、むりしなくていいよ? と頭を撫でて)
でも…私だって何かあげたいわ。無理とかじゃなくて…好きだから貴方に何かをあげたいって思うの。おかしいかしら。(俯き小さくポツリ呟いて)
んーん、おかしくないよ?
(俯く貴女を抱き寄せてその耳許で、かすれた声で宥めるように言い聞かせて)
ありがと…、君にそういってもらえるなんて、俺は世界で一番幸福者だよ……
当然よ。私が貴方を世界一幸せにしてあげる。
(おずおずと背中に腕回し貴方抱き締めれば、優しく囁き掛けて)
だから、あんまりふらふらしないでよね。まぁ、無理にとは言わないけれど。
ん、よろしくね…
(“それはこっちの台詞だけど”という言葉は飲み込んで、健気に抱き着いてくる相手の髪をすいて)
おっと、耳がいたい言葉だね……
(苦笑いしながら「努力するよ」と囁き)
ふふ、俄然やる気が出てきたわ。
やっぱり私じゃ嫌だなんて今更クレームは聞かないわよ?(髪撫でられれば擽ったいのか微かに身を捩りながら口角上げにんまり笑い掛け)
まー…いちいち嫉妬してたらキリがなさそうだから諦めるけど。最後に貴方が帰ってくる場所が此処であったら良いなって思うの。馬鹿げてる?
おやおや、燃えてるね…
(変なスイッチでも入っちゃったかな? と苦笑いしながら、彼女の宣誓を聞き)
馬鹿げてないよ…、嫉妬してくれるのもだけど、そう思ってくれてるの、ほんとに嬉しい
(「まぁ、もう結構叶ってると思うけどね」と、ごく小さい声で呟いて)
ちなみにお兄さんも嫉妬深い方だから
ふふ、私プライドが高いのよ。知ってるでしょう?だから貴方を絶対幸せにして見せるわ。(軽くウインク飛ばし苦笑する相手に強気に言って聞かせ)でも貴方を束縛したいわけじゃ無いの。…余裕が無くて、なんだか格好悪いわね私。貴方の前では本当はもっといい女でいたかったのに。(顔に掛かる前髪振り払いながら深々溜息吐いて)…え?貴方でも嫉妬するの?
君は十分、いい女だよ?
格好悪くなんかない…、もっとも、君が俺のために、そんな風に乱れてくれるなら、俺は悪い気はしないよね…?
むしろ嬉しい方なんだけど
(貴女の頭を撫でながらふふっと小さく笑って)
嫉妬するよ?
今も言ったように、ね、フランソワーズ?
(敢えて名前で、耳許に吐息混じりで囁いて)
嬉しい?面倒くさいの間違えじゃないの?重いでしょ、こんなの。(自嘲気味に笑いながら相手の手に擦り寄り)
くすぐったいわ、フランシス。
(耳元に吐息かかればこそばゆいのか肩震わせ相手の名を紡ぎ静止促して)
嫉妬も何も私の心を掴んでいるのは貴方なのに、一体何に嫉妬するの?
俺の嫉妬?
そうだねぇ、詳しいことは教えなーい
(ふざけたように破顔しながらも、貴女を閉じ込める腕の力は強く)
んー、そうだなぁ……
(少しだけ考えるそぶりを見せて)
じゃあ、お兄さんにキス、して?
俺が満足するような
(目を細めて笑いながら貴女を見つめ)
それって結構難題じゃない?
(顔を上げ貴方の頰に手を添え輪廓指先でなぞり)
ねぇ、ムッシュー。少しかがんでくださる?(自身より幾分か背の高い相手の唇届か無いのか胸元の服掴んで軽く引寄せて)
期待してるよ、フランソワーズ…?
(悪戯っぽく微笑みながら、言われた通りに少し身を屈め、相手の表情をしっかりと観察しながら)
そんなに見つめられると照れちゃうわ、フランシス?それにキスをする時は目を閉じるものでしょ?(背伸びをし爪先立ちしながら近くなった相手の唇に指先這わせ優しく撫でて)
んー?
君の頑張る姿を見なきゃ、意味がないじゃない?
(敢えて意地悪な言葉を吐くが、それに反して、まだ高いだろうかと相手が辛くないようにさらに身を屈めて)
意地悪。いいわ勝手に塞いじゃうから。
(貴方の瞳掌で覆うと控えめに唇押し当て数回啄ばむ様な口付け様子を伺い)
(へぇ、そう来たかと心のなかで笑い、相手の腰を強めに引き寄せ、片方の手で行き先を探すかのようにその背中を探りながら撫で上げ)
んっ…くすぐったいわ、ムッシュー。(背中探る貴方の腕の動きに僅かに身体揺らし乍相手の瞳塞いだまま唇舐め上げ其処に軽く吸い付いて)
(唇は相手に貸しているということを名目に、相手からの抗議の声には微笑むだけで返答はせずに、それでも手の動きだけはやめず)
んっ…もう!
(最初こそこそばゆい感覚に耐え唇重ねていたものの、一向に止む気配の無い愛撫に唇離し貴方の瞳塞ぐ手を開放して。不満げに頰膨らませ子供のように拗ねた表情で貴方見上げ)
(薄暗い視界の中で手探りで相手の背中をなぞっていれば、怒ったような声とともに視界が開けて)
ふふ、お兄さんの勝ちねー
(子供のように頬を膨らませて睨み上げられても可愛らしさしか感じず、微笑みながら相手の頬をつついて)
ずるいわ。いつから勝ち負けになってたのかしら。(頰突く貴方不満げに見つめながら濡れた口元手で軽く拭い)
意外と貴方って意地が悪いわよね…。そんな所も嫌いじゃないけれど。
ごめんごめん、頑張る君があまりにも可愛くってね…?
(これで許して? と自分の唇を舐めながらウインクして)
そーお? それは嬉しいな
俺は、俺に甘い君も、俺の悪戯で怒る君も、ぜーんぶ愛してるよ?
(相手の手をとって指先に口付けて)
そうやっていつも…はぁ、私が本気で怒れないってわかってるからね?(茶目っ気込めたウインク飛ばされれば段々怒る気力削がれてきて深い溜息溢して)あらあら、貴方が愛してるのは私だけじゃないでしょ?美しいものなら誰でも好きなくせに。(意地悪く口角釣り上げにんまり笑ってみせて)
おや、さすが俺の半身…、わかってるじゃないの
(してやったり、と言うように下から笑いかける相手の言葉を軽く受け流して)
でもね…、誰でも、じゃない、何でも、だよ?
それから、美しいものに惹かれるのは、君だって同じでしょ?
(当然のことのようににっこりと微笑みながら諭して「もっとも、君の方が俺より一途なんだろうけどね」と付け足し)
確かに美しいものに惹かれるのは自然の摂理だわ。…はぁ。貴方が美しくなければ良かったのに。(諦めたように肩下げ何度見ても整った美しい容姿持つ貴方に少しばかり憤り覚えて徐に無防備な頬ぐいと引っ張り)
いたたたっ、…もう、誉めてくれたと思ったらすぐそういうことするんだから
(ひどいわっ、と涙目になりながらやんわりと相手の手を外させて、そのまま手首を掴み)
俺もね、君の美しさにやられてるのよ?
もう離れられないくらいメロメロなの
離したくないくらいには君のこと愛してるの
(相手をたしなめるような少し強い口調で、掴んだ相手の手首に口付けして)
あら、痛いのも嫌いじゃないでしょ?(涙目の相手見つめ降格緩めにんまりと笑いながら涙浮かぶ目尻に軽く口付けてみて)
…ほんと?なら、ずっと離さないで?私意外と寂しがり屋だから目を離したらどこかいっちゃうかもしれないわ。(紡がれた言葉に嬉しそうに瞳細めては肩口に顔埋めて甘えるようにぐりぐりと其処押し付けて)
可愛いことしながら恐ろしいこと言わないで?
お兄さん興奮しちゃう
(自分の肩口に顔を埋めて甘えてくる相手の髪に指を入れて優しく撫でて、彼女の耳元でそっと呟き)
もちろん、君を誰にも渡す気はないよ、これは大前提だね
(声と抱き締める腕の強さに、嫉妬の片鱗を見せつつ、本人は当然と言うように頷いて)
あらやだ。興奮しちゃった?ごめんなさいねー。(特に悪びれた様子も無くくすりと喉奥震わせ笑い声零すも一応謝罪の言葉述べ乍背に腕回して)
ふふ、merci!貴方が其処まで言ってくれるなんて、私愛されてるのね。嬉しいわ。(抱きしめる腕の強さに胸高鳴らせ柔らかな髪に指滑らせては背伸びをし無防備に晒された唇に口付けて)
もう1日も終わってしまうけれど、どうしても貴方に伝えたいことがあるからこっそり伝えておくわね。ねぇ、フランシス。
Que tous tes désirs se réalisent. Joyeux anniversaire!!
お誕生日おめでとう。貴方に沢山の幸せが訪れますように。
Bon soir.Vous allez bien?
お久しぶりね。まさかまたお逢いできるなんて…。
一目でも顔が見れて嬉しかったわ。ありがとう、優しい人。気を、使わせちゃったかしら。ごめんなさいね。
謝らないで…?
謝るのは俺の方だよ、君は、こんなに俺のことを想っていてくれてるのに…、君に悲しい思いしかさせていない…
恋人、失格だね
大丈夫よ、気にしてないわ。
きっと貴方にも事情があったのだろうし、私自身に貴方を引き止めるほどの魅力が無かったのも事実だわ。
それをわかっておきながら、また逢いたいだなんて、本当どうかしてるわね。ごめんなさい、迷惑だったでしょう?
(相手の柔らかい唇に人差し指をあて)
逢いたいって言ってくれた、君の気持ちは本当に嬉しいよ?
ありがとう…
でもね、今謝らないでくれって、言ったばかりでしょ?
俺、君に謝られるのは苦手なんだ…、君はいつだって正しい、君は悪くないもの
…っ、本当?実は凄く迷惑だったとか思ってない?
不安なの。貴方が余りにも優しいから。迷惑をかけたくないの。分かるでしょ?
迷惑だなんて、そんなこと思ったこともないし、思うはずもないさ
ついでに言うと、身勝手で我が儘で、謝るべきなのはなのは俺だよ
だって今も、君の優しさにすがろうとしているのだから
…なら、まだ貴方の隣に居てもいい?貴方の側は凄く、その、落ち着くの。
身勝手で我儘なのは私も同じでしょう?
ふふ、すがってくれて良いのに。めいいっぱい抱きしめて貴方を受け止めてあげるわ。貴方の全てが好きよ。
おやおや…
(優しくも情熱的に愛の言葉をささやいてくれる相手に、参ったと肩をすくめ)
君という人は…、聖母にも小悪魔にも成れるんだね…、お兄さんずっと君の虜だよ……
(触れていいかい? そう相手の耳元で囁いて)
あら、誰がそうさせてるのかしら?…貴方のためなら何にだってなれちゃうのよ?(くすくす笑いながら相手視界に移し仕返しとばかり耳元に息吹きかけて)
おっと、マドモアゼル、前より大胆になった…?
(くすくす笑いながらいたずら好きな相手を腕の中に閉じ込めて)
ほら、捕まえた…
きっと貴方に嫌われたくなくて必死なのよ。察して頂戴?(瞳細め微かに微笑みながら目前の相手の頰にするりと手を這わせて)
ふふ、捕まっちゃったわね。別に逃げたりしないのだけど?
ふぅん、俺に嫌われたくなくて、ねぇ…
(相手のいじらしい返答に、捕まえた相手の顎を掴みあげ、品定めするように微笑みながらその澄んだ瞳を覗きこんで)
…何よ。そんなに見つめても何も出無いわよ?(美しいマリンブルーの瞳に見つめられれば何処か見透かされる気がし、湧き上がる恥ずかしさからふいと顔背けて)
君のそういう、恥ずかしがる顔とか、滅多に見られないからね…
(恥ずかしそうに目をそらすアメジストの瞳を面白がるように見つめ、愛らしい薔薇色の唇を、そっと親指でなぞって)
分かってるのなら止めてくれてもいいじゃない。意地悪な人ね。(余裕が無いのか頰を膨らませるも、直ぐに深呼吸し唇に触れる指先を軽く舐め上げ)
お兄さんにも、君に意地悪したくなることだってあるんだよ?
(指先の感触に笑みを深くして、相手の唇の中にそっと親指の先を潜り込ませて)
あら、その言い方だとまるで普段は私が貴方に悪戯しているみたいじゃない?
(侵害だとばかりに眉潜めるも、口内に浅く入り込んだ指先躊躇うことなく舌這わせ軽く吸い上げてみせ)
んっ、や…ッ、もう!(咥内で無遠慮に蠢く相手の指先に頰紅潮させ息苦しそうに目尻に涙浮かべるも、反撃とばかりに指先に歯を立てて軽く噛み付いて)
おっと、痛いじゃないか…
(噛みついてきた歯を感じて慌てて指を引っ込め、指先から伝う銀の糸を自分で舐めとって怪しく微笑み)
自業自得よ、lapin bête(口端から溢れた唾液払うようにルージュごと手の甲で拭うと、妖艶な笑み浮かべる相手見上げて)
さぁ、何処かしらね?意外と身近な所だったりするかもしれないわ。(愉快そうに瞳細め笑み浮かべながら此方からも唇素直に重ねて)
(ちゅ、と軽いリップ音を響かせて唇を離すと、至近距離で視線を捉えて微笑み)
へえ、誰なんだろうねそれは…、お兄さん嫉妬しちゃうよ
ふふ、思ってもないくせに。
(身体離し肩を竦めれば自嘲気味に苦笑浮かべ)それに誰にも教わってないから安心して。
ふーん、それなら君の言葉を信じることにするけど、聞き捨てならないね…、まるで俺が君のことをどーでも良いって考えてるみたいじゃないか?
(身体を離した相手に困ったように笑って)
気を悪くしたらごめんなさいね。違うのよ、貴方ならヤキモチなんて妬かないんじゃないかと思って。
(軽く頭下げ謝罪してはやんわりと弁解し始め)
俺はそこまで完璧な男じゃないけど?
(項垂れてしまった相手の頭にそっと手をのせ、穏やかな声で言い聞かせながら撫でて)
嫉妬だってするし、拗ねたりもする、何でもないことで苛立ったりもね?
そうね。よくよく考えたら私だって嫉妬したり拗ねたりするわ。片割れのこともわからないなんて、駄目ね。許してくれる?(相手の首に腕を回し申し訳なさそうに謝ると唇に優しく口付けて)
んー?
(先程までとは打って変わって切な気な声で抱き付かれ、口づけを受けてから、こちらも抱き締め返してその背中をゆったり撫でながら首をかしげ)
いったいどうしちゃったんだい?
許すも何も、そんなことで君を嫌ったりしないよ?
ほんと、どうしちゃったのかしら私。らしく無いわね…
(相手の肩口に額擦り付け深々とため息一つ零すとゆっくり顔上げ)
嫌わないで?…貴方に嫌われたくないの。情けないし、可愛げもないし、凄く我儘でめんどくさいかもしれない。でも、貴方が好きなの。側に…居たいの。
それは…
(視界に飛び込んできた相手の表情何時もと違く、無表情な視線に気まずさ覚え思わず唇ぎゅっと閉じて)
ねえ、どうなの?
ほら言って
(自分の言動に戸惑う相手に、なんとなく加虐心を呼び起こされ、薄く微笑みながら相手の顎を持ち上げ視線を合わせて)
ん?
それは、どっちの頷き?
ちゃんと、その可愛い唇で言葉にしてよ…
(顔を覆う白い手の片方を掴んで半ば強引に開けさせ、顎を支える手の親指でまた唇をなぞりつつ耳元で「じゃないとまたココ、犯しちゃうよ?」と甘く囁き)
…っ、馬鹿。分かってるくせに。
(隠していた手を掴まれ強制的に顔暴かれれば悔しげに唇噛み締めながら耐え切れず目尻から透明な雫一筋零して)
愛して欲しいわ、貴方に。貴方の一番になりたい…。
はい、良くできました
(耐えきれずに泣き出してしまった相手を労るように優しく胸に抱き止めあやすように背中を撫でて)
っ、馬鹿!馬鹿馬鹿!私ばっかり好きみたいで…嫌になるわ。
(胸に顔埋めながらも悔しいのか胸板手で叩いては弱々しく愚痴こぼして)
よしよし、ごめんね、ついいじめすぎちゃった
(心配そうな顔をして腕の中の彼女を慰めるも、心の中では自分が引き出した気高い彼女の弱い部分に満足して)
もぉ、子供扱いしないで。意地悪ばかりされたら私だって悲しいわ。
(宥めるような柔らかい言葉紡ぐ相手に頰膨らませながら顔背けて)
おや…、こういうの、イヤ?
(美しく波打つ相手の髪にそっと唇を落とし、吐息を孕ませた声で耳許に囁いて)
俺は、もっと乱れる君が見たいよ?
悪趣味な人。…ねぇ、貴方は言ってくれないの?
(耳元に温かな吐息感じればピクリ身体震わせながらも負けじと相手の頰に手を這わせ優しく撫でて)
っ、また意地悪するの?それとも知ら無いふりしちゃうぐらい私の事が嫌い?(耳くすぐる相手の指に思わず身体震わせるも紡がれた言葉胸に突き刺さり暗い顔色で問いかけ)
(相手の視線にそろそろからかうのはやめた方が良さそうだと気付いて、労るように相手の額に口付けて)
本当に嫌いなヤツにはね、俺はこんな風に会話したり、キスしたりしないよ?
本当?貴方は誰にでも愛を振りまくのが上手だから本当のことがわからないわ。それに、私には言ってくれないから。
(肩落として溜息ひとつ零せば、暗い雰囲気打ち壊すように自身の頰に両手で叩いてから笑顔向けて)
もう、うじうじしても意味無いわよね。気にしないで、もう平気よ。
(気丈に振る舞って見せる相手に、ため息ひとつ溢してその手をとって強引に抱き締め)
ちょっと一人で解決しないでよ、まだお兄さんの愛の言葉は終わってないんだから
(全然平気でもない癖に、と相手の背中を撫でながら呟き)
あら、これ以上続きがあるなんて分からなかったわ。ごめんなさいね、フランシス。でもその続きは結構よ。(相手に抱き止められれば一瞬顔強張らせるも紡がれた言葉聴く耳持たないとばかりに言葉打ち消して)平気よ。だって私は世界のお姉さんだもの。
っ、言わせろよ…!
(相手の毅然とした言葉と態度に一瞬怯みかけるも、すぐに落ち着きを取り戻し、抱き締める腕を緩めて相手をまっすぐに見つめて、意を決したように)
好きだ…、いや、愛してるよフランソワーズ
…っ、いいのよ。無理して私にあわせなくて。逆に気を遣われると悲しくなるわ。(不意に荒々しい口調になる相手にたじろぐも、紡がれた愛の言葉素直に受け止められず眉尻下げてその唇に軽く指先押し当てて)私にまだ魅力が足りないのなら頑張るわ。いつか心から私を好きになってくれるようにしちゃうんだから、ね?(くすりと控えめに笑いかけて)
……なんだよ、それ
(相手の言葉と、言葉を封じるように唇に当てられた指に、自分の気持ちを拒絶されたように感じとり目の前が真っ暗になって、目の前の華奢な手首を掴むとぐいと頭上に持ち上げ、反動で引き寄せられたしなやかな肢体を互いの身体密着させるように抱き締め)
だって…、言いたくなさそうだったじゃない。私が無理に言わせたみたいで、そんなの耐えられない。(先程よりも強く抱き締められれば動揺から瞳揺らし貼り付けた笑み崩すと、聞きたくないとばかりに顔左右に振り胸の内叫んで)
(あくまで拒絶を続ける相手に、頭の中で何かが切れる音がして)
……へえ、そうかい
(相手を軽々と抱き上げると固い表情のままどこかへ歩き始め)
え、フランシス…?怒ってるの?や、やだ。降ろして?
(言葉少なに自身抱えて歩き出す相手の様子いつもと異なり、その異様さに背筋ぞくりとし、腕の中でもがいては解放して欲しいと訴えて)
(どさりと少々乱暴に相手を下ろしたのはベッドの上で、手首を相手の頭上に一纏めにして押さえ付け、スカートを身に付けた相手の脚を割って膝をつけ、押し倒して)
わからせてあげようじゃない、俺の愛
(普段の様子とはかけ離れ荒々しい相手の行動に恐怖覚えベッドの上で小さく身体震わせると、弱々しい声で許しを乞い)ご、ごめんなさい…フランシス。謝るから、この手離して。痛いわ。(無駄だと分かりながらも身を捩り相手から抜け出そうともがいて)
(弱々しくも抵抗する相手を冷たく見下ろし、まずはそれができないようにすることが先だと考え)
ダメ、……だって、この手を離したら、また君俺から逃げようとするじゃない?
(耳元で囁くと、相手の言葉を封じるために間髪入れず唇を塞ぎ、こじ開けて中に侵入し)
(言い返す前に唇同士重なれれば瞳大きく揺らし柔やかなシーツの上金の髪乱しながら嫌だと首竦め)
逃げないから、離して…っ、んん〜っ、ふぁ…やだ。
(目尻に生理的な涙浮かべながら舌を追い出そうと懸命に身体揺さぶり)
(咥内で相手の舌が抵抗を示すように蠢けばそれにも苛立ちを覚え、あっさりと顔を上げると、自分がつけていたネクタイを外して)
……それが、逃げてるってことだろ
(理不尽な怒りと欲を向けていることにすら気づかないまま、低く吐き出すように言って、ネクタイで相手の手首を拘束し始め)
(自身の手首拘束されれば本格的に身の危険感じ涙浮かべたまま頭上の相手キッと睨みつけて)
こんな事して楽しい?好きでもない女を押し倒して…いったい何がしたいの?私が全部悪いの?ねぇ、ムッシュー。私がどこかのAV女優みたいに乱れるのがお望みならそうしてあげましょうか?
(理不尽な行為に此方も怒り抑えきれず、吐き捨てるように舌打ち一つすれば何時になく饒舌に唇から言葉発して)
……っ!
(やはりこちらの気持ちをわかってくれない、そをな相手の言葉に反射的に右手の拳を振り上げるが、それを緩めた力で振り下ろしたのは相手の顔の横で)
言葉に気を付けなよ、ほんとに犯しちゃうよ?
(相手の乱暴な言葉の抑止のために耳許で囁いて頬に触れ指先で唇をなぞり、相手の細い脚の間においた自身の膝を主張するように動かして、そのまま頬から首筋、首筋から滑らかな鎖骨、形のよい胸、なだらかな脇腹へと指先を滑らせ)
俺はね、好きでもない女にこんなことしない、寧ろ好きな女にもこんなことしないよ…、だとしたら、なぜこんな風にしたか、わかる?
(拳振り上げられれば瞬間的に殴られると分かり身体強張らせながら瞳ぎゅっと閉じ衝撃に備えるも振り下ろされたのは顔ではなくシーツの上で瞼ゆっくり上げれば馬鹿にしたように鼻で笑い)
あら、殴らないの?殴ればいいじゃない…今更遠慮するのもおかしな話だわ。ここまでしておいて…んっ!
(緩やかに身体滑る相手の指先と脚の間で確かに蠢く膝の動きに無意識に身体びくびく震わせ唇から吐息溢れかけるも、自尊心からか唇きつく噛み締め声抑えて)
全然分からないわ。難しすぎるなぞなぞね。…いい加減にしてくれないかしら、私が面倒くさいのは分かったでしょう?もし、いつもにこにこ笑って何でも受け入れるような、そんな子を期待しているなら残念ね。これが本当の私よ。
フランソワーズ、言い過ぎだ、もうやめよう
(なけなしの理性で相手を殴打することをやめその事を馬鹿にしたように笑われ、自虐的な言葉で煽られても、拳を握りしめて怒りの気持ちを押さえ込み、逆にそれを静かに自分の非として受け入れようとして)
君を傷つけたくない…、いや、もう傷つけてしまったね……、ごめん
(相手の手の拘束をほどいて、拒否されることを覚悟で出来るだけ優しくその頬に触れて)
どうせなら殴ってくれれば良かったのに…。嫌いだって蔑まれれば諦めもつくのにっ!
(紡がれた謝罪の言葉と共に手首自由になれば直ぐさま顔を隠す様に両手で顔覆い涙声で訴えて)
これじゃあ私だけ悪いみたいじゃない。こんな、情けない…惨めで醜い姿、貴方には、見せたくなかったのに、…もう遅いわね。
(深い自己嫌悪に耐えきれず子供の様に嗚咽零しながらも嫌われるのを覚悟したのか諦めた様に弱々しく言葉発して)
……ごめんね
(諦めもつく、そう言った相手の言葉に胸の中で何かがざわりと音をたてた気がして)
嫌いでも、ただの好きでもない、愛してるんだ、世界で一番…、まったく、愛の国が情けないよね、世界で一番愛した女を、こんな風に泣かせて…
(両手で顔を隠してしまった相手に、自己嫌悪の溜め息をついて、相手の上から身を引いてベッドから降りて背を向け)
少し、離れようか……、いまの俺に、君に触れる資格はない…
…きっと違うわ。わたしが貴方の気持ちを素直に受け止められなかったのがいけないの。
(相手の謝罪の言葉に居た堪れなさ覚え更に涙溢れるのを抑えきれず嗚咽唇噛んで堪えながらひたすらに自己嫌悪に苛まれ)
…そう、ね。私には貴方を引き止める権利はないわ。
(本当なら相手の手を掴み行かないでと引き止めたい所だがそれをしたら余計に我儘な自分を嫌われてしまうと思うと行動に起こせずシーツ力強く握りしめ相手の背に向い優しい声色で伝え)
それじゃ、さよならだね
(相手の姿を見ると離れがたくなると思い振り返らずに、はずしたネクタイもそのままに扉に手をかけ)
Adieu, mon mignon personnes
…本当に行ってしまうの?あ、いや。やっぱりなんでもないわ。ごめんなさい。
(扉に手を掛ける気配感じればベッドから半身起して相手の背中に向けて声掛けるも途中で唇に手をあて言葉飲み込み)
気を付けて帰ってね。
馬鹿な人。好きじゃ無かったらこんなに何度も逢いたいなんて言わないでしょう?
私は貴方が欲しいわ、フランシス。貴方が必要なの。
…、もう分かってると思うけど、私って捻くれ者だし素直じゃないから、可愛いこと何一つできないわ。それでも良いの?
ずるい人よね貴方。…でもどうしてかしら。嫌いになれないの。
(深々と溜息吐き出すと絆されたように貴方と同じ様に緩く微笑み、背中に腕を回し抱きしめて)
あらすごい自信ね。…愛しているわ、世界のお兄さん?
(軽く爪先立ちになり貴方の片頬に唇落とすと満足気に笑い)
貴方の言った通りっていうのは少し不服なのだけど?まぁ、結果的にそうなるのかしら。
(唇触れればくすぐったいのか小さく身捩り、素直じゃない言葉紡ぐも表情は微かに頰赤らめ嬉しそうに目尻緩めて)
相変わらず君は素直じゃないね?
そんなところが魅力的なんだけど
(相手の言葉に苦笑いしつつ相手の腰を引き寄せ耳の辺りに口付け)
二人でフランス、だからね
(相手の言葉にくすりと笑って、耳への刺激にピクリと目許を震わせ)
…誘ってるのかい?
ふふ、さてさてどうかしらね。ご自由に受け止めてもらって構わないわよ。
(愉快そうに口角上げにんまり笑うと白い相手の美しい頰に指滑らせて)
そんな可愛いこといってると、ほんとに好きなように受け取っちゃうよ?
(頬を撫でる白い手をとって、その滑らかさを楽しむように頬擦りし、指先に口づけて)
さっきのが可愛いだなんて、貴方変よ。
(至極愉しそうにくすくす笑いながら慣れたように自然と指先に口付ける相手に負けじと首筋に軽く口付けて)
おやおや、変な俺は嫌いかい?
(軽い口づけをする相手を抱き留め、後頭部や耳の辺りを指先でくすぐって様子を窺い)
いいえ?大好きよ、そんな貴方が。
(首筋から唇離して顔上げるも相手の指先が耳元掠めればくすぐったさに微かに唇震わせ、身を捩り)
やだ…っ、擽ったいわ。
俺も大好きだよ…、そんな風に可愛らしく反応してくれる君が
(身をよじる相手を弛く押さえつけ、そのまま唇を重ねて)
ん、…やだ。なら可愛く反応出来ないと嫌いってこと?
(相手の紡ぐ言葉にくすくす笑い漏らしながら唇擦り合わせるように口付け)
んー、そうかい、ありがと
(うっとりと見上げてくる瞳に微笑んで、両手でその頬を撫でながら微笑み返し)
でも、男としては“可愛い”より“かっこいい”とかの方が嬉しいな…?
かっこいいのは言うまでも無いじゃない。わざわざ言わなくてもわかるでしょ?
(唇の端に軽く口付け緩やかに笑み浮かべれば、首筋に沿って人差し指を滑らせて)
でもそうね、口に出して言わないと分からないならいくらでも言ってあげるわ。貴方は世界で一番素敵な男よ?
その言葉、本当に俺だけに言ってる?
君は素敵な女性だから、お兄さん心配になっちゃうよ…、小悪魔さん?
(首筋を伝う細い指にぞくりと肩を震わせながら、思い出したようにまた相手の華奢な腰を引き寄せて)
疑ってるの?ふふ、小悪魔ね。そんな可愛らしいのお姉さんには似合わないと思うけれど。
(肩震わせる相手の様子に加虐心擽られ、耳に息吹きかけ形の良い其処に指を這わせ様子を伺い見て。再び腰抱かれれば僅かに嬉しそうに目元緩めながら頬に口付け落として)
好きよ、mon chéri。
えー、小悪魔じゃないなら君は天使、かな?
(耳への吐息と続く悪戯な指先の動きに軽く目眩を覚え、わずかに顔を歪めながら腰を抱いた指先に力を込め)
ん、俺も好き、愛してるよ
(相手の頬への口づけがくすぐったくて、愛の言葉を囁いたあと柔らかく唇を奪い)
お返事ありがとう、monsieur。
こんなに早く頂けると思ってなかったら驚いたわ。…けど、それ以上に嬉しいの。
此方から返事をしなくなったのに、また逢いたいなんて我儘言ってごめんなさい。
でも貴方さえ良ければ此処で、また貴方と一緒にお話がしたいわ。
あれだけわかりやすく君の痕、残されたらね…、どんなに疎くても気付くって…
まあいいや、君が望むなら、また可愛がってあげるよ
さあおいでよ、子猫ちゃん…(両腕広げ)
あら、そんなにわかりやすかったかしら。
…貴方が一方的に可愛がるの?私だって貴方を可愛がりたいのだけど?(渋々胸に抱き付いて)
可愛い君が残したものだもん、……それとも、俺来ない方がよかった?(にやり)
へぇ、じゃあ、お兄さんも甘えさせてもらおうかな?(貴女抱き締め髪をすいて)
もう、相変わらず意地悪ね。
沢山甘えて構わないわよ。可愛い可愛いべべちゃん?(クスクス喉奥震わせ笑いながら頰撫でて)
君のこといじめるの、楽しい(ふふっ)
おやおや、からかってる?
そういうこと言うと、こうしちゃうよ?
(意味ありげに指先を首筋から鎖骨に滑らせ)
あら、悪趣味な人。こんな美人を虐めるなんて。
んッ…、べべちゃんにしては随分と厭らしいわね。(身体微かに震わせ指から逃れようと後退して)
そんな悪趣味な俺、嫌いになっちゃう?
だめ、逃がさない
(言葉を体現するように腕の中に閉じ込め)
甘えても、良いんでしょ?
(耳元で囁いた後耳朶に舌を這わせ)
知ってる癖に。これ位で嫌いになるなら、今更逢いたいなんて言わないわ。
確かに甘えて欲しいって言ったけれど…ひあっ…、擽ったいわ、フランシス。(抱き締める迄は許容の範囲内だが、耳許に生温い感触這えば身体びくつかせながら慌てて耳を手で隠し)
よかった、嫌われてなくて(くすっ)
おや、隠しちゃうの? 残念
(眉を下げて苦笑いしながら貴女から離れ)
Joyeux Noël…、愛しているよ、君とこの日を過ごせて良かった
(耳に当てられた貴女の手を優しく取り指先に口付け)
あら、嫌われたくなかったの?(クスクス)
Joyeux Noël、クリスマスおめでとう。私も愛してるわ。聖なる夜を貴方と過ごせて幸せね。(お返しとばかりに軽く背伸びし頰に口付けて)
そりゃもちろん
君に嫌われたらお兄さん生きていけないよ…
ふふ、ありがとう…
でもどうせなら、こっちに欲しかったなぁ?
(軽く身を屈めて軽く唇を奪い、すぐに身体を起こすと至近距離で、ね? と微笑んで)
あら、大袈裟な人ね。
…はぁ。ならもう一度屈んで下さる、monsieur?(お返しの筈が唇奪われれば参ったと溜息零しながら首に腕を回し)
うん、ほら、お姫様…?
(貴女からのお願いに微笑みを潜めながらそっと腰を折り、此方も貴女の金糸のまとめ髪を撫でて)
うん……
(満足げに頷いて目を閉じ、貴女の唇を受け入れ、そのままそっと両手を白く細い首にまわし、サファイアのネックレスをそこで留めてやり)
プレゼントだよ…
…っ、いいの?こんな高そうなの…
(首元に触れる金属の冷たさにびくつきながらも、光浴びキラキラ輝く蒼玉に瞳見開いて)
考えてみたら、こういうプレゼントって、あんまりしたことなかったからね…
(微笑みながら驚いた表情の貴女の額に口付け)
うん、やっぱりとても似合ってるよ
別に貢いでもらう気は無いのよ?でも、嬉しいわ。大切にするわね。
(ネックレス大事に握りしめ笑顔で再び頰に口付け)
別に、貢いでいるつもりもないよ?
それ以上のものを、君からもらっているからね…
(耳許で囁きながら貴女抱き締め)
そんなんじゃ、足りないくらい
そうかしら。私、貴方に何も出来てないと思うのだけど。逢いたいと言って縛り付けてるわ。(背に腕回し擦り寄りながらポツリ呟き)
それだけ、君が俺の事を好きでいてくれるんだろ?
いつも愛をありがと…
(貴女の後頭部の辺りを撫でながら額に口付け)
そうね、それだけ貴方が好きなの。分かってね、フランシス。
ふふ、愛の国だからかしらね。こちらこそ。
(互いの頰摺り寄せながら優しく微笑みかけ)
ふふ、当たり前でしょ?私も貴方も世界一美しい国なんだから。(自信に満ちた笑み浮かべながら相手の顎を撫でて)
差し詰めこのネックレスは首輪なのかしらね。貴方のものっていう。
おや、聡明な君にしてはえらく飛躍した考えだね?
そう考えた訳を聞かせてもらいたいな?
(相手の言葉に少々驚いた顔をするも、すぐに余裕のある微笑みで、不機嫌になるでもなく相手を見つめて)
訳?そうね…この宝石が貴方の瞳の色に似ているからかしら。それからサファイアは確か魔除けの石にもなる筈だったわ。(胸元で鈍く光放つ宝石と貴方の宝石にも勝る深い蒼交互に見ては緩やかに微笑み。魔除けなどというオカルトチックな言葉にふと隣国脳裏によぎり感化された訳では無いのよ、と付け加え)
トピック検索 |