フランシス・ボヌフォア 2015-04-09 22:55:12 |
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それは良かったわ。ここのマカロンは私のお気に入りでもあるのよね。
(意味ありげな視線さらり交わしながら自身も一粒好きな味の其れを摘んで)
あらあらメルシー。そんなに私のことが好きなんて嬉しいわ、ムッシュー。
(クスクス笑いながら愉快そうに言葉紡げば席詰め寄り御礼と言わんばかりに頰に軽く唇押し当て)
おっと、大胆だねマドモアゼル…
(貴女の突然の行為に苦笑いしつつも嬉しそうに受け入れ)
さっき君は俺のことを狡いって言ったけど、君も十分イケナイ子だよ…
(お兄さん心臓が持たないよ…と、頬を染めながら顔を背けぎみに、珈琲を飲み)
たまには大胆にいかないと、貴方に忘れられちゃいそうですからね。(冗談交じりに言葉紡ぐと満足したのか身体離してウインク飛ばし)
あらあら、このぐらいで心臓がもたないの?なら今日のデートはあんまりはしゃいで貴方に迷惑かけないようにしないとね。心臓が爆発しちゃわないように。
(マカロン摘んでは幸せそうに頰緩め乍珍しく照れた様な行動見せる貴方横目に見据えくすり控えめに笑み零し)
ああ、そうしてくれると助かるよ…
(完全にペースを乱され、貴女が身を離した隙に息をつき、自分の頬にかかる金の髪をかきあげ)
こんなにお転婆なお姫様、そう簡単に忘れられないよ…、俺の中には君で一杯さ
(もらっていいかい? と貴女に尋ね、貴女が返事をする前に指先でマカロンを一つつまみ上げ)
でもだからと言って私とのデート中によそ見なんかしないでね?そうしたら違う所に行っちゃうんだから。
(釘刺すように強気な言葉吐き出せばカップ傾け残りの珈琲飲み干して)
今は、でしょう?貴方の一番は直ぐコロコロ変わるもの。今は私で一杯でも明日はきっと違うわ。
(ええ、どうぞ。とマカロン既に摘み上げた相手に小さく頷きながら、慣れているのか甘い言葉さらり躱し、まるで万華鏡みたいね。とクスクス笑い声響かせて)
おっと、それは悲しいねぇ、そんなことされたら、お兄さん泣いちゃうよ…
(言葉とは裏腹に、冗談を言うような声の調子で囁き)
おやおや、それはどうも
(良いとは言えない貴女からの評価にも関わらず、貴女が笑うのにつられて微笑み)
自由と平等、愛の国だからねぇ、ここでは愛があれば何でも許されるさ
(君もそうだろう? と、貴女の目をまっすぐに見ながら)
あら、泣いちゃうの?それはそれで見てみたいかもしれないわ。貴方の泣き顔。
(冗談っぽく返す貴方に乗せられ妖艶に笑って見せながら頰撫で態とらしく煽って見せ)
そうね、確かに私もそうかもしれないわ。でも、あまり度が過ぎると本当の愛を見失ってしまうわよ?
(貴方の問い掛けに否定する事なく素直に頷きながら視線絡ませ)
うわぁん、お姉さん鬼畜~
(大袈裟な動作で泣き真似をしながら仰け反って見せ)
本当の愛ねぇ…
(軽く悩むような動作をしてから)
心配しなくても、君は特別さ
(何事もないように囁き珈琲を飲み干し)
あらあら。本気で泣かせてあげましょうか?
(泣き真似始める貴方冷めた目で見つめては珈琲で濡れた自身の唇白いハンカチで拭い)
そう。私も貴方は特別だわ。同じ存在として、ね?
(貴方のカップ空になったこと確認すればギャルソンを呼び少しのチップ渡しながら支払い済ませて)
ごめんなさーい…
(少々ふざけすぎたと自覚したのか、貴女の視線に気圧され、少しむくれながら反省の意を示し)
メルシー、マドモアゼル
(お昼はおごるね、と呟き、先に立ち上がって、そろそろ行こうかと貴女に手を差しのべ)
謝ら無いでよ。私が悪いみたいじゃ無い。(くすくす愉快げに笑いながら差し伸べられた手を受けて立ち上がりお気に入りの鞄肩に掛け乍店を出て)夜は貴方の手作りがいいわ。もちろん沢山愛のこもったのね?(ウインク慣れたように飛ばし腕を組みながら石畳の上を上機嫌で歩き始め)
ウィ、マドモアゼル、喜んで!
(貴女の軽やかな足取りに合わせるように、街路樹から柔らかな昼の木漏れ日落ちる道を進み)
もうすっかり春だね…、絶好のデート日よりって感じ?
(美しい花が咲き、賑やかな店が並ぶ商店街を眺め)
そうね、この間まではあんなに寒かったのに。あ、確か菊の所では春には桜が咲くのよね。桃色で可憐なお花。私の大好きなあの子の名前でもあるわ。
(東の島国の二人思い馳せながら嬉々として春めいた空気纏うマルシェを横目に進んで)
ふふ、季節が変わると並ぶ食材も違ってきて面白いわね。
(市に出された彩り鮮やかな果実見詰めては楽しそうに笑み携え)
桜は美しいね…、そうだ、菊に聞いてみて、散ってしまう前に見に行こうか?
二人にも会いにね
(友人二人の顔と桜を思い浮かべ旅行の提案をし、どうかな? と貴女の顔を覗きこむ)
ああ、春らしいデザートなんかを作ったら素敵だろうね
あら、それは良いわね。私、日本文化大好きだし。
でも私と一緒でいいの?羽伸ばせなくなっちゃうかもしれないわよ?
(貴方の提案に賛成とばかり頷くも、ふと自身が付いて行っては寛げないのでは無いかと思い少しばかり不安そうに尋ねて)
苺の季節だからナポレオンなんてどうかしら。
(自国の以前の皇帝と同じ名を持つお菓子脳裏に浮かべて)
おや
(貴女のその発言に驚いたように目を見開き)
そんな心配要らないってこと、君が一番知ってると思ってたけど?
(爽やかに微笑みながら「不安がることはないよ」と囁き、絡めていた腕を貴女の背にまわして抱き締めるように)
良いねぇ、ナポレオン…、君の唇もちょうど、ナポレオンの苺みたいに色づいているね
(不安そうな貴女の唇に指をあて)
日本まで一緒に行って疎ましく思われたく無いのよね。
(苦笑溢しながら弱々しく貴方の背に腕回し軽く抱き締め返し)
ふふ、残念。私の唇は苺みたいに甘く無いかもしれないわよ?
(唇に当たる指先にリップノイズわざと立てながら口付けると小首傾げにんまり笑んでみせ)
疎ましくなんて思わないよ?
寧ろ一緒に旅行できるなら、お兄さん嬉しいよ?
(安心させるように、よしよしと貴女の頭を撫で)
それに、桜ちゃんや菊も、君に会えることを楽しみにするはずだよ?
(先ほど彼女が“大好き”ど形容し、自分達に縁あるその名前を出し、宥めるように)
おや、それはどうかな?
いくら君でも、お兄さんは騙せないよ?
(ここが往来であるということも気にせずに、触れるだけの口づけを貴女の唇に落とし「ほらね?」と微笑み)
もぅ、子供扱いしないでよ。
(わざとらしく頰膨らますものの撫でられること慣れてなく内心嬉しいのか貴方の服軽く掴んで)
…あら。どうだった、私の唇は?甘いだけじゃないはずだけど?
(目の前で微笑まれば怒る気力無くなり肩下げ苦笑溢しては背伸びをし貴方の唇に指先当ててニンマリ挑発的に笑んでみせ)
ごめんごめん、君があまりにも可愛らしくて…。
(貴女の甘えるような仕草に、甘く愛しさが溢れるのを感じ、さらに密着させるようにその細く括れた腰を抱き寄せ)
でもわかったでしょ?
君はなーんにも心配要らないんだよ?
(「俺はこんなにも、君のことを愛しているから」と、貴女の耳元で囁き)
おっと、ダメだよこれ以上は…。
はやる気持ちもわかるけど、楽しみはあとに取っておきたいんだ?
これ以上は止められなくなっちゃう…
(やんわりと、自信の唇に押し当てられた指を捕まえて、そこに、キスを落とし)
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