フランシス・ボヌフォア 2015-04-09 22:55:12 |
通報 |
んっ、や…ッ、もう!(咥内で無遠慮に蠢く相手の指先に頰紅潮させ息苦しそうに目尻に涙浮かべるも、反撃とばかりに指先に歯を立てて軽く噛み付いて)
おっと、痛いじゃないか…
(噛みついてきた歯を感じて慌てて指を引っ込め、指先から伝う銀の糸を自分で舐めとって怪しく微笑み)
自業自得よ、lapin bête(口端から溢れた唾液払うようにルージュごと手の甲で拭うと、妖艶な笑み浮かべる相手見上げて)
さぁ、何処かしらね?意外と身近な所だったりするかもしれないわ。(愉快そうに瞳細め笑み浮かべながら此方からも唇素直に重ねて)
(ちゅ、と軽いリップ音を響かせて唇を離すと、至近距離で視線を捉えて微笑み)
へえ、誰なんだろうねそれは…、お兄さん嫉妬しちゃうよ
ふふ、思ってもないくせに。
(身体離し肩を竦めれば自嘲気味に苦笑浮かべ)それに誰にも教わってないから安心して。
ふーん、それなら君の言葉を信じることにするけど、聞き捨てならないね…、まるで俺が君のことをどーでも良いって考えてるみたいじゃないか?
(身体を離した相手に困ったように笑って)
気を悪くしたらごめんなさいね。違うのよ、貴方ならヤキモチなんて妬かないんじゃないかと思って。
(軽く頭下げ謝罪してはやんわりと弁解し始め)
俺はそこまで完璧な男じゃないけど?
(項垂れてしまった相手の頭にそっと手をのせ、穏やかな声で言い聞かせながら撫でて)
嫉妬だってするし、拗ねたりもする、何でもないことで苛立ったりもね?
そうね。よくよく考えたら私だって嫉妬したり拗ねたりするわ。片割れのこともわからないなんて、駄目ね。許してくれる?(相手の首に腕を回し申し訳なさそうに謝ると唇に優しく口付けて)
んー?
(先程までとは打って変わって切な気な声で抱き付かれ、口づけを受けてから、こちらも抱き締め返してその背中をゆったり撫でながら首をかしげ)
いったいどうしちゃったんだい?
許すも何も、そんなことで君を嫌ったりしないよ?
ほんと、どうしちゃったのかしら私。らしく無いわね…
(相手の肩口に額擦り付け深々とため息一つ零すとゆっくり顔上げ)
嫌わないで?…貴方に嫌われたくないの。情けないし、可愛げもないし、凄く我儘でめんどくさいかもしれない。でも、貴方が好きなの。側に…居たいの。
それは…
(視界に飛び込んできた相手の表情何時もと違く、無表情な視線に気まずさ覚え思わず唇ぎゅっと閉じて)
ねえ、どうなの?
ほら言って
(自分の言動に戸惑う相手に、なんとなく加虐心を呼び起こされ、薄く微笑みながら相手の顎を持ち上げ視線を合わせて)
ん?
それは、どっちの頷き?
ちゃんと、その可愛い唇で言葉にしてよ…
(顔を覆う白い手の片方を掴んで半ば強引に開けさせ、顎を支える手の親指でまた唇をなぞりつつ耳元で「じゃないとまたココ、犯しちゃうよ?」と甘く囁き)
…っ、馬鹿。分かってるくせに。
(隠していた手を掴まれ強制的に顔暴かれれば悔しげに唇噛み締めながら耐え切れず目尻から透明な雫一筋零して)
愛して欲しいわ、貴方に。貴方の一番になりたい…。
トピック検索 |