マルゲリータ系乙女 2015-04-07 09:27:04 |
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『夜のネコ』1
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~第零夜 或る日の事~
トゥルルルルルル…カチャッ
小さな家のボロい部屋に住んでいる、大学二年生の腐った青小年。
親は病弱なため、空気の良い田舎で伸びやかに暮らしている。
トゥルルルルルル…カチャッ
何度も携帯を動かし、やっと一人の女性に掛かる。
『…何?』
大人っぽいクールな声が携帯から聞こえてくる
その声は青年…
望月 三毛(モチヅキ ミケ)の
実の姉の物だった。
「…姉さん、俺よく考えたら金無いわwwwあはは~どうしよーww」
緊張感の抜け落ちた ふざけてるかのような口調だが、イカれてるだけであって別に障害的なアレじゃない
「はぁ? アンタ何言ってんの?
バイトは?」
「つぶりたww」
先月のこと、三毛がいたバイト
のオーナーが色々やらかして、
そこは見事に潰れたのだった
「…っはぁ~」
「姉さ~んwwそんな深いため息
つかないでwwww」
「…まぁ、いいわ。アンタに良いバイト紹介してあげるから」
「アザーッスwwww」
さすがしっかり者のお姉さんは
パソコンの電源をつけると
シュパパパッ!!
凄いスピードでそのバイト先の
サイトへ移動する
「はい、今から連絡先言うから
メモってね…」
「いやwwwwちょっとまっちww
俺w今は夏休みだけどw夏休み終わったら、大学あるよwwww」
「あー、その辺は大丈夫だから」
姉はニッと笑うと頭に?をのっけている三毛に言った
「夜のバイトよ」
第零夜 完
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