木戸番 2015-04-06 13:25:07 |
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>相良
――(やれることが有る、と自分の存在を受け入れられると嬉しいと言う短い言葉では形容が出来ないほどに何処か現実味が薄い程の夢見心地になり。自分に触れる相手の手は柔らかく、欲を言うならもっと触れて欲しい、更に欲を強めるなら、もっと触れたい。と思ってしまって。立ち上がる相手を見ると相手が立つのに自分が座っているのは居心地が悪くて裸足のせいかペタペタと湿った音を立てながら相手の後ろを付いて歩き。台所、食事を作る場所だからか多くの食材の匂いを感じ、その中に本当に微かだが食事用なのだろうか、調味料の一つだろうか、酒の匂いを感じ取るとピク、と肩を揺らして。仕事が無ければ酒を貰えないと言う事で暫く酒の接種をして居なく、そのせいで無性に依存が表に出てしまって。そんな自分の事を抑え込むように腹部辺りで腕を組んで。「貴方さまは、お酒を嗜みますか」振り絞る様に問いかけるその言葉は相手が飲まないのに自分が飲むのは駄目だと言い聞かせるようでもあって)
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