木戸番 2015-04-06 13:25:07 |
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>相良
(もう良いのかと確認の言葉を貰えれば頭を一度縦に揺らして頷き、最後に挨拶の時間までくれた相手の優しさに自然と口元を綻ばせつつ「ありがとう」と先ほどから感じていたその感情を言葉にして。手を差し出されると驚いた、と言う様子で瞳を真ん丸にしながらその手を数秒目にし、その後には少しばかり躊躇いを見せてから相手が持ってくれた風呂敷へ手を伸ばしその中からスルスルと紺色の一枚の布を取り出して、それを広げると器用な手つきで頭巾の様に自分の髪の毛を覆い隠してしまって。否が応でも目を引いて仕方が無い自分の髪では縁起の悪さから相手と一緒に居る所を見られる事で先ほど告げていた"薬売り"としての評価が下がってしまう事を考えたようで、其処までしてから今度は自ら相手の手をそれこそ炎のように暖かさを持ちつつそれでも青年であることを示す様に大きさの有る手で取って)
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