木戸番 2015-04-06 13:25:07 |
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>三枝
(金を受け取る木戸番はねぎらいの言葉に対して虚を突かれた風に頭を下げている、その後自分の身支度をさせる為普段自分の世話をしてくれていた蛇男を呼び寄せて自分の事を持ち上げ裏へと連れていく。裏へ下がれば数着の着物の入る風呂敷を共に自分の事を再び抱きかかえた蛇男がやって来て『達磨を一つお買い上げと言うコトみたいで、ハイ、どーゾォ』と愛想の良い笑みを浮かばせながら達磨を相手へと差し出して。普段世話を焼いてくれていた蛇男へ最後に一言別れの言葉を残してから身近な腕で握手を行い、その後木戸番にも短い挨拶を一つばかり残して風呂敷を背中に背負うような形で「坊ちゃん、俺ネ生憎に重たいからサ…迷惑かけるね」眉尻を少しばかり提げつつ四肢が短いとは言えど重たさが無いと言う訳じゃないのでそれを伝える様にその一言を添え「これから宜しく頼みます」と相手の世話が無ければ自分が野垂死ぬ事位明確で、面倒を掛ける意味合いも兼ねてその一言を添えて)
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