ワガママヌシ 2015-04-06 01:37:26 |
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わざわざすみません(車を用意してくれたと言われれば執事長に頭を下げて。「わかりました」旦那様の言葉にうなずいて先ほどから握られている手を見てどうしようと思っていて)
大丈夫ですよ。運転手には場所を伝えていますので安心してください(一礼してお見送りをしていて。『優しい人でしょ?』ニコッと笑い旦那が早く帰ってきたのは驚いたがそれが自分のためだとわかると嬉しくて)
(車に乗り「お願いします」運転手に頼んでは自分はスマホを取り出して。「本当にお優しい方ですね」相手の言葉にうなずいてニコッと微笑み嬉しそうな相手を見ていて)
(はいと小さく返事をすると目的地まで車を静かに走らせていて。『でしょ?誠くんのことかっこいいお兄さんって言ってたわ』ふふっと楽しそうに笑っていて好きな人に好きな人を褒められると嬉しくて)
(静かな車の中で少し雪平に会うのに緊張していて、相手みたいな性格だったら…とか色々考えていていて。「そんな、お兄さんなんて」相手の言葉に照れながら頭を降り)
(しばらく車を走らせるとこれまた豪邸の前に車を停めて『つきました』と後ろを振り返って声をかけ。『ふふっ、誠くんはいいお兄さんよ』ニコッと笑い照れてる相手を見て可愛いなと思っていて)
ありがとうございます(運転手にお礼を述べて車を降りると凄い豪邸だなと思いながら。「ありがとうございます」相手の言葉に照れながら返事をして「あの、手を…」相手を見て少し困っていて)
(ペコッと頭を下げて『あ、帰るときは屋敷に電話をください』というと走り去っていき。『え?手…あっ!ごめんなさいね』手と言われるとずっと相手の手を握っていたので慌てて離して照れたようにへらりと笑い)
『はい、どちら様でしょうか?』(しばらくして女性の声が聞こえてきて。『今日は楽しいことが沢山あったわ』ニコニコと幸せそうに笑っていて久しぶりにこんなに楽しかったなーと思っていて)
すみません、舜さまの執事のものですが雪平さまに会えますか?(声が聞こえれば簡単に説明して無理かなと内心思っていて。「明日も明後日も楽しいこといっぱいにしましょうね」ニコッと微笑み相手を見て)
『舜さま…あ、楠原様からお電話を頂いておりますのでどうぞお入りください』(先程電話が来ていた為怪しむこともせずに玄関を開けて。『えぇ、この先ずーっと楽しいことしますよ。誠くんも…一緒に楽しみましょうね?』と微笑みながら相手を見て)
(『雪平坊ちゃんの部屋はこちらです』一人のメイドが立っていてペコッと頭を下げると相手の少し前を歩いて洋風な部屋というよりは一部だけ和風な感じの所に向かい『雪平さま…お客様がお見えです』と声をかけると襖が開いて『はじめまして。泉誠さん』と薄く微笑みながら着物を着た一人の男性が立っていて)
はじもまして、雪平さま(着物をきた目の前にいる相手を見て頭を下げてまた相手を見てはなんて綺麗な方なんだろうと少し相手を見つめていて。「もちろんですよ」奥様の言葉にニコッと微笑み相手のそばにずっといたいと考えていて)
まぁ、こんなとこでってのもなんだし中に入ってください(どうぞと中に入るよう促してメイドには下がっていいよと目だけで伝えると一礼してメイドは下がり、部屋の中は和風な感じで畳や障子など日本風な部屋になっていて。『ふふっ…よかったわー』相手の言葉に嬉しそうに微笑み)
ありがとうございました(相手の言葉に頭を下げて礼儀正しい人だなと思いここだけ日本風な部屋なんだなと思いながら。嬉しそうに笑う相手を見て自分もつられて笑い「明日は何をしますか?」相手を見て首を傾げて)
それで?どうかしたんですか?(舜の執事がなんで自分のとこなんかにと思っていて、畳の上に座布団を相手の分もひいてそこに正座をして。『明日は誠くんのお友達に会ってみたいわ』キラキラと瞳を輝かせていて体調もいいので外に出てみたいなと思い)
あの舜さまのことを色々知りたくて、執事長に雪平さまだったら色々知っていると言われたので(座布団を引いてもらえばそこに正座をして相手と向き合うようにして座りここにきた理由を述べて。「大我にですか?」友達と言われれば大我が頭に浮かんだので相手を見て首を傾げて)
舜のこと?あ、もしかして舜の執事やめたいとか思ってますか?(親友である舜のことを聞きたいと言われると首を傾げて前もこんな事あったなと思いながら気になることを聞いてみて。『ええ、外にも出たいし大我君にも会ってみたいし…いいと思うの』ニコニコと楽しそうに笑っていて)
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