【BL】会いにきて？

べろちゅ―。
(隣でｿﾌｧｰに腰掛けながらﾊﾟﾀﾊﾟﾀと軽く足をさせつつちゅ―と述べる時に口先尖らせて言ってみては「できる?」と横目に問い)

…で、できる、…はず
(実際自分自身はもちろんしているところも見たことがないのでどうやっていいかわからないものの何故か強がるも最後は声が小さくなり)
　

…頼んないな―。
(できると強気で言うものの最後は声が小さく聞こえ予想は出来ていたがやれやれと言ったような顔で上記を呟き)

う、うるさい
(呆れたように言われればやけになり「お手本見せてよ」とﾆﾔﾆﾔしながらまた煽り)
　

腰抜かすよ?
(お手本と煽りﾆﾔﾆﾔとした顔を向けてくる相手に内心ﾑｯとしては何やら上から目線で大口叩いており)

あれれ､もしかしてできないの?
(軽く馬鹿にしたようなにやけ顔をするも実際本当にされては余裕がなくなるのはこっちだからやだな、なんて思い)
　

言ってないし､出来る｡
(馬鹿にするようにﾆﾔついた顔を向けられｲﾗついてきては相手の言葉を否定し出来ると言い張り｡傍へ近付けば最初に唇を重ねそれへ舌を這わせ「…舌出してよ」と見つめ)

(相手の様子を見れば本気で言っていることがわかり今までは笑って誤魔化してた焦りが全面的に出て「ほ、ほんとにするの…?」と今更怖じ気づいて)
　

…出来ないの?煽ったのそっちなのに、
(煽っては小馬鹿にしてきていた先程とは違い再確認してくる相手に不満そうに目を細め､ﾌﾞｰと言わんばかりに見ていて)

できるから、
(上記を強気で述べれば恐る恐る舌を出して)
　

ん…､ん……
(再度出来ると強気で述べる相手が舌を出せばそれを唇で挟みそのまま深く重ね合わせ､お互いの舌を円を描くように絡ませながらいて何処と無く必死で)

ん..っ…ぁ..
(相手の舌が絡んできて驚きはするものの何故か嫌な気はしなくて､それどころかもっともっと､と相手を求める内に自分からも絡めて)
　

ふ…っ､ん…
(相手の舌と絡めていればﾋﾞﾋﾞと電気が走る感覚に陥り更に自ら舌を絡ませてくる相手の服をｷｭｯと掴み続けて)

ん…んぁ…っ
(体の力がだんだん抜けていくのを感じ腰が抜けるって言ってたっけなんてぼんやりと考えながら快楽に浸って)
　

っ…は､ぁ…
(もう見本にはなったでしょと思い相手の肩を掴みゆっくりと顔を離せば呼吸を繰り返し「…分かった?」と見つめ)

(力の抜けた体を相手に預けて荒い呼吸を整えながら考えるも「…お､れには…まだハードルが高い、です」と顔を真っ赤にして答え)
　

……ﾍﾀﾚ｡
(ﾊｰﾄﾞﾙが高いと顔を真っ赤にする相手に予想はしていたが先程までの強気を聞いているため呆れながらﾎﾞｿと呟き)

…ごめん、
(いつもならﾍﾗとして終わるところだが何故か申し訳なくなり謝るもﾊｯと気がつけばまたﾍﾗといつものように笑い)
　

…惨めになるから謝るの無し｡
(しゅんと謝っていたのが何かにﾊｯとしﾍﾗと笑った相手に軽く抱き着き､顔を埋めながら上記を述べて)

えぇ､何それ
(軽く笑いながら抱きついてきた相手の頭を撫でて)