大和撫子(♂)×イケメン王子(♀)の恋日記

着いたよ（内心早く着いてしまったことに残念さを感じてしまいながらもそれを口には出せず入口付近で彼女の体を降ろそうとし）

もうちょっと…このままがいい(じっと甘えるような瞳で彼を見つめて降ろされたくないのか離れたくないのかギュッと服を握って頭を横に振り)

へ？ あ…分かった（まさか家に着いても離れようとしないのは予想外だったので一瞬戸惑うも彼女の要望に応えそのままの状態で家の中に入り）

わがまま言ってごめんね(ギュッと抱きしめながら小さくつぶやいて迷惑かけちゃったかなと思い少し落ち込んでいて家の中に入れば他の人に見られないと分かりホッとして)

別にいいよ。涼華のかーわいい姿を見れたから僕は満足だし（彼女の要望はわがままとはとらえずむしろここまで甘えてくる彼女を「可愛い」という言葉で表しにっこりと満足げに笑っており）

あ、ぅ…(可愛いと言われると顔を赤くして見られないように服を握り締めて顔を隠し「楓はかっこいいよ…」ぼそっとつぶやくと耳まで真っ赤になり)

ありがとう（普段可愛いと言われているためかっこいいと言われる事が何より嬉しく思えしかもその相手が愛する彼女とあらば尚更で嬉しさのあまり「じゃあ今日は一緒に寝ちゃおうか」ととんでもない爆弾発言を笑顔で言い）

え？い、いやそ、それはちょっといそぎすぎのような(彼の言葉を聞くとバッと思わず彼の顔を見てしまい大好きな彼と一緒に寝れるのは嬉しいが初めて来たのに一緒に寝るなんてと思うと顔を赤くしながら慌てて頭を振り)

あ、そっか。まずはお風呂からかな？（まるで気にする様子を見せずむしろ楽しそうにしており慌てている彼女を見つめては「お風呂」という単語をだし進路を変更し脱衣所へと向かい）

ち、ちがうちがう！楓もういいから降ろして！(お風呂と言われるとさらに慌ててこのままお姫様抱っこをされていたら連れて行かれてしまうと思いバタバタと暴れ出して)

あれ、もうちょっとこのままがいいんじゃないの？（暴れられると連れて行くのが容易ではなくなってしまい一度立ち止まるも元はといえば家に着いてもこの状態でいるのは彼女が望んだからではないかと言い出し）

も、もう大丈夫！(先程までは甘えていたがいろいろ大変な事になってきて甘えていちゃダメだと思いへらっと笑って降りたいのか足をプラプラさせて「お風呂の前にご飯食べよ？ね？」と言い聞かせるように首を傾げて)

うーん……分かったよ（最初はもう少しこうしていたいと想ってしまい躊躇ってしまうのだがしばらく考えて渋々ながらも彼女の言葉を受け入れ降ろそうとしゃがみ）

ありがと(そっと床に足をつけて彼から降りるとここまで運んでもらえて嬉しかったのでニコッと笑いしゃがんでいる彼の頭を優しく撫でていい子いい子をしていて)

子供扱いしないでよー（撫でられるのは嬉しいのだが何だか今の感じはどこか子供扱いされているような気がしたので不満そうに頬を膨らませ）

ごめんごめん…ふふっ(頬を膨らませて不満を言う彼を見て謝るもその姿が可愛らしくて口元に手を添えてくすくす笑っていて可愛いなーと思って頭を撫で)

むぅ……（謝ってもその態度から本当に反省しているのか疑問に思い何か仕返しができないか考えると突然彼女の服に手をかけボタンを外そうとし）

な、なにして！(頭を撫でていると急に服に手をかけられてビクッと体が強ばり外されないように後ろに軽く下がって服を守るようにギュッと掴んで)

え？ただ涼華の服がちょっと乱れてたから直そうとしただけだよ？（相手の様子を見ておかしそうにクスクスと笑いながらも内心ではもう少しだったのにと悔しがっており）

そ、そうなの…？(疑いの眼差しを向けていたが先程までお姫様抱っこをされていた為服が乱れていたのはあながち間違いじゃないかと思い自分で服を直してよしっと思い)

そうだよ。ひどいなー……信じてくれないなんて（図星ではあったものの彼女はその事実を知らないのでそんなつもりはなかったと言ったような態度を見せると拗ねたように顔を背け一人歩き出し）

え、あっ…ご、ごめんね？(一瞬とはいえ疑ってしまい拗ねた彼の腕を掴んで申し訳なさそうに謝り怒っちゃったかなと不安そうにじっと見つめていて)

どうしようかなー。変な気持ちはないのに疑われちゃったし（謝られて背中を向けるように立ち止まり不機嫌そうにしているのだが顔はごまかせずニヤニヤと笑っており）

うぅ…ごめんね…(怒ってると思うと泣きそうな声を出してギュッと後ろから抱きついて謝りグリグリと背中に頭を押し付けて許してもらおうと頑張り)

もう……しょうがないなー（ここまで真剣に謝られると嘘だとは言えずに当然彼女を許すと口にすると「涼華は悪くないから泣き止んで」と優しい口調で言い）

泣いてないし…泣きそうだっただけだもん(うーと背中に顔を押し付けると目をごしっと拭って彼から離れて許すと言われたことが嬉しくてエヘヘと笑い)

でも泣きそうにはなってたんだよね（結局してたかしてなかったかの問題でありながらも大して気にする様子は見せず笑っている彼女の頭をお返しかいい子いい子と撫で始め）

そ、そうだけど…(うっと困った顔をして頭を撫でられると気持ちよさそうにして学校では絶対に見せない表情を見せていて幸せな空間だったが空腹が限界を来たのかその空間を壊すようにお腹の音が鳴ってしまい)

……ぷっ（自分は彼女を撫で彼女は幸せそうにしている空間の中へと旅立っていたのだが現実へと戻すかのように彼女の方からお腹の音が嫌というほど響いてしまい一瞬固まってしまうもやがておかしさがこみあげてしまい耐えきれず吹き出してしまい）

……っ(お腹がなると両手でお腹をぎゅっと力強く押さえるが鳴ってしまった後でしばらく静寂が包まれていたが彼が吹き出すとかぁっと真っ赤になって全身が熱くなり彼から数歩ふらふらと離れると「ご、ご飯買ってくる…」と呟き落ち込みながら玄関の方に歩き)

あ、僕も行くよ（落ち込む彼女を一人にするわけにはいかずご飯を買ってくる宣言をする彼女を追いかけるように後ろからついていこうと歩き出し）

(笑われたことを根に持ってるのか立ち止まってちらっと彼を見つめて言うことはないのかと言う目をしていて、一人で行くのは嫌なのかぎゅっと彼の服の裾を掴んでいて)

え、えっと……ごめん？（何か含みを感じる彼女からの視線を感じさらに甘えているのか不明だが自分の裾を掴んでくるのでもしやと想い謝罪をするとお詫びの意味を込め彼女の唇に触れる程度のキスをし）

ゆ、許すけどき、キスは余計だ！(謝れれては満足そうに笑って頷こうとしたが触れるだけのキスをされると一気に彼から距離を置いて真っ赤になって手の甲で口元を隠し)

でも嬉しかったでしょ？（赤くはなっているが普段の彼女を見ていれば嫌ではないはずだと思っておりクスクスとおかしそうに笑いながらも彼女との距離を縮め「大好きだよ」と甘い声で囁き）

っ…い、嫌ではなかった…(顔を赤くしながら肯定も否定もせずふいっと目をそらして距離を縮める彼を横目で見て彼の囁きにさらに顔を赤くし「わ、私も好きだよ…」と返すとショート寸前になり)

ふふっ。じゃあ行こっか（彼女の反応一つ一つが自分を満足させてしまい楽しげに笑うとまた彼女のお腹が鳴ってしまいそうな気がしたのでそうなる前に行こうとすると彼女に向けて手を差し出し）

う、うん(お腹がなると思いギュッと押さえているがこちらに手を出す彼を見てコクっと頷き差し出された手に自分の手を重ねて玄関から出てどこで買おうかと考えていて)

……ねえ、ずっと気になってたんだけど…今日の午後の授業で元気がなかったのは何で？（彼女が覚えているか分からないが昼休みに元気だったはずの彼女が突然授業の時にサボろうと（？）していたのでどうしても気になるのか心配そうに問いかけ）

え？あぁ…楓が男子と話してるのがなんか嫌になったというか…ここら辺がモヤモヤっとしたからというか(すっかり自分は忘れていたが彼から聞かれると思い出し理由を述べたらバカにされるかなーと思っているがしばらくして理由を話し胸のあたりを指さしてへらりと笑い何だったんだろうねーと呟きながら首を傾げて)

……それって、嫉妬してくれたの？（涼華が女子と話しているときに自分が嫉妬していたように彼女も男子と話していることに嫉妬していたのだろうかと思うと彼女の顔を覗き込みながら尋ねてみて）

ま、まぁ…そうかな…？(嫉妬と言われると顔を赤くして小さく頷き顔を覗かれると赤くなってる顔を見られないようにふいっと顔を横にそらして頬を両手で隠し)

えへへ（不謹慎かもしれないが嫉妬をしてくれるというのはそれだけ自分を想ってくれているということなので嬉しくなってしまいだらしない笑みを浮かべたかと思うと手を離し人目を気にすることなく彼女に抱きつき）

わっ！ど、どうしたの？(彼から顔をそらしているといきなり抱き着かれてビクッと体がはねそちらを急いでみて上記を述べながら小さく首をかしげて自分が何か言ってしまったのかと今言ったことを思い出していて)

ううん？ただ嫉妬されると分かると嬉しくなっちゃって（愛する彼女から思われるだけでも充分幸せに感じてしまいだらしないほど緩ませた顔を見せながらも抱きついた状態から離れようとせず）

も、もぅ…あまり嫉妬させないでよね…(毎日嫉妬していたら疲れてしまうと思ったので上記を述べると大好きな彼を抱きしめて外で誰が見てるかわからないけどたまにはこういうのもいいかと思いぎゅっとしていて)

それはこっちのセリフでもあるよ。涼華は女子から大人気だし（自分だけが嫉妬をさせているのではないと不服そうな顔で文句を言いつつ抱き合っている感触は幸せそのものであり幸せそうに頬を緩ませながらもその時間を堪能しており）

そうかな？(大人気と言われると首をかしげて確かにファンの子は多いがそれはあくまで王子を演じている自分が好きだからではないかと思っていて不服そうにしていたがすぐに幸せそうな顔になり可愛いなーと思っていて)


(/遅れてすいません…。本体の方が用事がありましてなかなか浮上することができず返信が遅れてしまいました。来月の初めぐらいまでは遅くなると思います。)

そうだよ。現に何度も告白されてるんでしょ？（先程聞いた話では一人だっただろうがそれでも彼女のことだから何度も女子に告白をされているんだろうなと考えていると徐々に嫉妬心があふれてしまい頬を膨らませ）

（/了解しました！いつでもお待ちしておりますよー）

（/久しぶりにあげます）

しえーん