匿名主 2015-04-05 16:25:03 |
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(今度の役は一国の姫を狙う悪役で主役並みに出番があり主役以上に目立ってしまう感じで姫役の子も悪役のほうがかっこいいと言ってしまう感じで仕方ないので一旦休憩して服で額の汗を拭っているとタオルを持ってきたファン達が一斉に集まり)
……どうしよう(今日に限って自分以外の部員全員が用事で部室を出ざるを得ない状況になってしまい自分も部室を出るのだが時間までは余裕がありすぎるので困惑するもこっそり演劇部を覗きに行こうと目的がすぐ決まり体育館へと向かっていき)
ありがとう(差し入れを持ってきてくれた女子たちにお礼を言って始まるという事なので差し入れを床の上に置き壇上に上がって自分の番が来るまで舞台袖で部員の演技を見ていてこうした方がいいああした方がいいと意見を交えながらやっていて)
いるかな……(体育館の入口からちらりと片目のみを覗かせておりおそらく演劇部であろう人たちの中から涼華を探すのだがその姿は怪しくそれでいてその人物が彼とあっては尚更目立つ存在となっていることに本人は気づいておらず)
(自分の番になり袖から出てきて台本に書かれてる言葉に少しアドリブを入れながら演技をしていって姫役の子の腰に腕を回して髪の毛にキスをするところをやっていると姫役の子が倒れてしまい起きるまで違うとこの練習をしようとやっているとざわついてるのに気づきそちらを見て)
うーん……やっぱり演技上手いなー(彼の目には一度彼女が映ると周りが見えておらずざわついてるのにも気づかないほどであったが彼女がこちらを見たかと思うと慌てて引っ込むのだがそれでようやく周りが自分に注目していることに気づきオロオロし始め)
なんだろ(舞台から軽やかに降りて慌てて引っ込んだ彼の元に駆け寄って少し集まりかけてた男子の集団を掻き分けて扉を覗き込み外にいる彼を見てやっぱりと頷くと「楓?部活は?」と気になったことを聞いてこちらを見に来るってことは部活で何かあったのかなと思って)
りょ…!?こ、これはそのえーと、先輩たちが帰って時間ができちゃったから涼華の様子を見にこっそり覗いてたとかそういうのじゃなくて!(見つかってしまいさらにテンパってしまい慌てて弁解をしようとするも滅茶苦茶になってしまい最終的には「じゃ、そういう訳で!」と本人なりの全速力でその場から立ち去ろうと走り出し)
いや、あの…(見ても分かるほど彼がテンパってるのにこちらも慌ててしまい覗く感じじゃなくて普通に見にくればいいのにと言おうとしたが突然走りだす彼に驚いて逃げるのを追いかけたいという本能に逆らえず「楓待って」と彼に追いつける速さで走って)
はぁ……はぁ(走り出してすぐに息を切らしてしまい彼女が呼び止めるのと同時に疲れてしまい呼吸を整えるために立ち止まり「運動不足だ…」と呟けば彼女の方を向いて驚いたような顔をし)
大丈夫?(立ち止まった彼を見て疲れたのかなそれともどこか痛めたのかなとすぐ近くに立ち呼吸は乱れていなく自分よりも彼の方を心配して驚いたような顔をする彼を見て不思議そうな顔をして)
だ、大丈夫(心配されないように彼女に向けて笑顔を浮かべ「そ、それよりも部活抜け出してきてよかったの?」と彼女がここにいることにより部活動をしている他の人たちはどうしているのだろうか気になってしまいそう問いかけ)
それならよかった(彼の笑顔を見ると安心したように微笑み「あー大丈夫だと思うよーヒロイン役の子倒れちゃったし…楓も見にきなよ」とケラケラと楽しそうに笑って部活見学に誘っていると後ろから部長が追いかけてきて大丈夫なわけあるかと後ろの襟を掴まれて引きずられるように体育館に戻されて)
あはははは……(やはり大丈夫なわけなく苦笑いを浮かべるもこそこそと隠れているわけにもいかずかと言って他のところに行く事もないので彼女の誘いに乗り部活動を見学するべく今度は堂々と体育館の中へと入っていき)
もー先輩怒らないでくださいよージョークですよジョーク!(と笑いながら体育館の中に入っていき自分の役である悪役のソロの場面の練習でありギャラリーも増えていて適当にやろうかと思ったが誘ったのは自分だが彼が見ていてくれると思うと本気にならなきゃなと気合を入れて舞台に上がり)
やっぱり演技をしている涼華も格好良いですよねー(一方で他の女子、彼女のファンであろう人と彼女の魅力について語っている姿は昼休みに他の男子との話に花を咲かせている姿と同じであり自慢の彼女を褒められていることから頬を緩ませており)
(舞台の上で演技をしていてアドリブを入れたくなり舞台から降りて女子と話してる彼の元まで行き「美しき姫…我が妻となり一生そばにいてくれないだろうか」と台詞を言うと楓の顎に指を添えて少し顔を近づかせて)
…………(演技が始まり一度会話を止めて彼女の方を見ると突然こちらに彼女が来たかと思えば顔を近づけられ恐らくセリフであろうものを述べられると顔を真っ赤にはしないものの固まってしまい「ボクハオトコナノデ…」と片言口調になってしまい)
…ぷっ。(自分が勝手に入れたアドリブでも彼の答えを聞くと目を丸くさせて吹き出してお腹をかかえてケラケラと楽しそうに笑い「楓…っ…その返答は…」と笑いすぎて喋れなくてあー可愛いなーと思いながら涙が浮かぶ目をこすって)
……はっ!?(演技上のセリフかと思いきやそれがそうではないと分かり顔を真っ赤に染めると「りょ、涼華ー!」と恥ずかしさのあまりポカポカと彼女の胸を叩くのだが傍から見れば男女の立場が逆転していちゃついてるようにも見え)
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