大和撫子(♂)×イケメン王子(♀)の恋日記

それはお互い様だよ（普段の彼女を見ている彼にとっては恥ずかしいことをさらりと言えるのは自分のみならず彼女もだと不満げに口にするが突然腕に抱きついてきた彼女を見てクスッと笑いながら優しく頭を撫で）

（/いえいえ。大丈夫ですよー）

そうかな…？(自分が恥ずかしいことを言ってることには気づいていなく首をかしげて不思議そうに彼を見ていて学校はもちろん朝はこうやって二人で歩けないので暗くなった今が幸せな時間となり頭を撫でられると嬉しそうに笑って)

無自覚だからたちが悪いなー……よし（どうやら彼女が自分が普段人前で恥ずかしいセリフを言ってるのか自覚できていないようでいつか自分も人前で彼女が恥ずかしくなるようなセリフを言ってやろうと決意しつつ撫でていた手を離そうとし）

自覚ないんだから仕方ないじゃーん(彼の言葉を聞いてクスクスと笑っていてそんなに恥ずかしいこと言ってるかなとうーんと悩んでいてよしという彼を見て不思議そうな顔でじっと見つめて手を離されそうになると困った顔をして)

へえ………じゃあ（自覚がないのなら気づかせてやろうと彼女のあごに触れると「この口付けで……君を独り占めしたい」といつもと違う雰囲気で言いそっと触れるキスをし）

っ…！ど、どうしたの？え？楓だよね？(顎に触れられるとぴくっと肩がはね彼とは思えない雰囲気と言葉に顔を赤くしてキスをされるとすぐに少しだけ顔を離して彼の目の前で真っ赤になりながら混乱していて)

涼華はいつもこんなことをしてたってことだよー。キスはしてないだろうけど（予想通りの反応に満足げに頬を緩ませては彼女は自分相手に恥ずかしいセリフを言っているのだと告げ）

してたのは認めるけど…そこまで恥ずかしいこと言ってないもん(彼から初めて先程みたいなことを言われたからなのか未だに熱くなってる頬を触りながら頬を緩ませてる彼を見て不満そうにつぶやき)

そんなことないよー。人前で妻になってくれなんて恥ずかしくて仕方なかったし（いくら演技とはいえ他にも言えるセリフはあっただろうと思いながら不満そうにしている彼女の頬を掴んでは引っ張り始め）

え、そうだったの？(妻になってくれと言ったのは事実だが彼がそんなにも恥ずかしかったなんて思っても見なくて驚いた表情で見ていると頬を引っ張られて眉を下げ困った顔をして)

じゃあ……もしみんなの前で僕が涼華に結婚してくださいと言ったらどうする？（言葉は違えど意味は殆ど似たような物なのでそれでも構わず彼女の頬を軽く引っ張ったり撫でたりし）

んー嬉しいかな？(何も考えていないのか相手の言葉を聞くとへらりと笑って嬉しかったのかいつもよりにやけていて頬を引っ張られていても気にしていなくて)

んー……じゃあ突然全校生徒の前でキスしたら？（恥ずかしがるどころかむしろ嬉しそうにしているのでムッとした態度を見せると人前でなくても彼女が恥ずかしがりそうな行為をすると言い出し）

う、嬉しいけど…それはダメだよ(顔を赤くして小さく頭を横にふってキスをするなら二人だけの場所でされた方がいいのでみんなの前でというところに拒否をして彼は何でそんなに恥ずかしいことしたいんだろうと思っていて)

……何で？（理由は分かってはいるのだがそれを口には出さず顔を赤くしている彼女を見て「涼華はやっぱり可愛いね」と意地悪そうに且つ愛しそうな眼差しを向け）

だ、だって…(顔を赤くさせながら俯いて恥ずかしそうに手をモジモジさせて「っ！そ、そんな、恥ずかしいこと言わないの！」可愛いと言われるとさらに恥ずかくなり顔をそらして)

やーだよ。いぃぃぃっつも涼華は言ってるんだから僕からも言わないと（普段の行いからして彼女には自分の言葉を否定する資格などなくあっさり却下すると「本当に赤くなっている涼華は可愛いよ。もう世界で一番可愛いよね」と次々と褒め言葉を述べては彼女を褒め殺そうとし）

楓の意地悪！そこまで恥ずかしいこと言ってないよぉぉ！(これ以上は無いというほどに顔を真っ赤にさせていて却下されると泣きそうになっていて「やーめーてー！静かにならない口なら…塞いじゃうからね」あまり可愛いと言われていなくて免疫がない為そろそろ限界になりこれ以上褒められないように彼の制服の前を引っ張り唇を重ねてすぐに離れて)

……涼華（されないと思っていた涼華からのキスに最初は戸惑いやら驚きやら色々な感情が織り成し固まってはいたのだがやがて小さな声で彼女の名を呼んだかと思うと「やっぱり可愛いよね。もう………大好き」と懲りもせず可愛いというのだがすぐに自分が今言える愛の言葉を囁き彼女を抱きしめ）

(固まってる彼を見てやりすぎたかな怒られるかなと思って不安そうに眉を下げていると名前を呼ばれた途端言わせないためにキスをしたのにまた可愛いと言われて頬を赤らめて抱きしめられると驚いてオロオロしながらもぎゅっと彼の背中に腕を回して「私も大好きだよ」と呟き)