刀剣乱舞/清安

もういい。やっぱりお前は僕のこと分かってないよ。( 逸らされた視線肩掴み無理矢理合わせるときっと睨みつけ。己が欲しい言葉は"一番"だが、素直にそれを言えるはずもなく掴んでいた手離し )

…分かるわけねーだろ、お前、何にも言わないんだもん。怒る前にちゃんと言葉にしろよ(離れていく手を今度は此方から掴むとなあ、と言葉を急かすように掴む手に力込めて低く言い)

…うるさいっ、沖田くんなら黙って抱きしめてくれたよ( 掴まれた部分がじんと熱く感じるほどには彼の事を意識してしまっているのだと自覚させられる状況に、打破する為の言葉勢いで吐いて )

…本当ウ ザいよお前。俺はあの人みたいに優しくはないし、いい加減その目に、此処にいる俺をうつしたらどう(やはり相手には前の主が全てなのか、と苛立ったように一層眉間に皺よせると少し乱暴に肩押して組み敷き)

…ッ、そこまで言うなら僕にこのまま唇重ねてよ。できないでしょ？お前は僕が一番好きじゃないんだもんね。( 押し付けられた衝撃に顔歪め。下唇一度ぎゅっと噛み締めてから睨みきかせて見上げると主が一番の彼に出来るはずがないという不安と、もしかしたらという期待込めつつキスの催促して )

あったま来た、(低く小さく呟き片手で相手の顎掴んで固定すると強引に唇重ねそのままグイグイと押し付ければ自身の苛立ちをぶつけるように唇噛んでやり)

んんっ、…痛ッ( 思いの他重なった唇だったが、彼反対に低いトーンで発せられた言葉に期待など出来るはずもなく、訳がわからないまま暫く固まっていたが、束の間走る痛みに眉寄せ、肩押して )

…は、どう？お前の大好きなあの人はお前にこんな酷いことしないでしょ(肩押されアッサリと離れるも未だ苛立ちが冷めないのか不機嫌に顔を歪ませつつ"お前は俺のいちばんになりたいの"と先程の相手の言動にピンと来たのか朱に滲む唇親指でなぞりながら問い掛け)

…僕を一番愛してくれる人が欲しいんだ。…それにお前のさっきのやつ、痛かったけど別に嫌じゃなかった。( きゅっと羽織握りながら視線落とし。このまま言葉にせず己の気持ち隠し続けていても恐らく後悔してしまうだろうと、言いづらそうにしながらもちらりと目合わせ )

誰かの代わりになんかなるつもり無いよ俺。愛して欲しいなら、俺じゃなきゃ駄目だって言って(結局のところ愛されたがりなのは自分だって目の前の彼だって同じなんだと今更ながらに気が付けばあと一息、相手から言葉を引き出そうと続けて言い)

…清光じゃなきゃ、嫌だ。僕の事愛してくれるでしょ？( もうここまで来てしまえば言おうが言うまいが変わらないと悟ったのか俯きがちではあるもののしっかりと告げ。さらに此方から仕掛けるようにそっと彼の髪の毛に手通せば有無言わさぬようにすれすれまで顔近づけ )

(誘われるがまま此方からも距離詰めて間髪入れずに再度軽く唇合わせれば先程とは違いすぐに離して頬ゆっくりと撫でて瞳覗き込み)…いーよ。だからお前も俺のこと、愛して。

…うん、壊れるくらいに愛してあげる。全部。( 再び重ねられた唇離れると、確かめるように唇指で触って。満足のいく返答に口元妖艶に笑ませれば彼の鎖骨狙って噛み付いて歪んだ愛の形示し)

い、ッ…中々キョーレツテキじゃん。(遠慮なく噛み付かれた痛みに思わず顔歪めるも直ぐに口元に笑み乗せ"あとお前さ、さっきのって主に嫉妬してたりするの"と自身の主への慕いの気持ちを否定した先程の彼の言葉思い出して)

なに自惚れてんの、そんなわけないし。(ぺろりと噛み跡舐め彼から降り掛かってくる言葉に眉寄せると否定の言葉を。しかし、それは単なる繕いに過ぎず、実際は彼の言葉に肩揺らしてしまう程には心中見透かされたのかと動揺したわけで)

ふうん、俺は結構してたんだけどな。嫉妬(相手の動揺に気が付いていながらも心の中で嬉しく思うだけにとどめ自分とは違い手入れされていない髪に指通してとけばさらりとそんなことを言ってのけ)

…僕嫉妬されるようなことした覚えないんだけど。(白々しく返事した彼を目細めて一瞥すれば。己の髪の毛は相手のものとは違い手入れが行き届いているわけでもなければ輝きもしないわけで、触れられる事が好ましくないのか手軽く払い)

沖田くん。お前、口を開けばあの人の話ばっかりじゃん(彼の前の主への忠誠は一緒に仕えてきた自分がよく知っているが、だからこそ何か思う部分があるのか唇を尖らせて複雑な表情浮かべ)

…沖田くんの事は尊敬してる、それはお前も同じだろ？‥それにお前に対してとは違う感情なんだし、さ。(己の抱いているものがそういう感情ではないと伝えちら、と目やり訴えかけるようにして。)

そうだけど、そうなんだけど…お前があんまりにも過去に執着してばかりで不安になんの。折れたりしないでよね(両手で相手の頬包み込んでゴツンと額あわせると目を閉じて強く伝え)