【真姫募集】ソルゲ組の２人の日常【ラブライブGL】

いいえ、断じて全くそんなつもりはありませんが
（疑問系でからかっているかどうか問いかけてくる相手にここで敢えて本当のことを話し、不機嫌にさせる必要もないので特に意味は無いのだが妙にキリッとした表情で否定をしておき、嘘をついている若干の後ろめたさから一瞬視線を外し｢…そういえば真姫、明日は休みですが何か予定はありますか？｣明日という単語を聞き、そもそも明日は土曜日であり学校は休みではなかっただろうかと思い出せば少し考えた後でふと休日の予定について尋ね

…嘘ね、海未って正直な人だからすぐに顔出るの…ババ抜き弱いでしょ
(視線が外れたからか嘘と見抜き、相手みたいな素直で正直な人は感情は表情に出ているのでわかりやすいなと思いつつ、相手は恐らくババ抜きみたいな表情で勝負のテーブルゲームは苦手であろうと口にしては、小さく首をかしげ「特に…ないわね、作曲したいって思うけど」と休日は主にμ'sの為に仕事をしているから仕方ない事なのだが、最近はないため退屈そうにしながら、相手は何か自分になにか用事なのだろうかと考え始め)

うっ…そ、そんなことはありませんよ…？
（ババ抜きといえば修学旅行で幼なじみ二人に連戦連敗をした苦い思い出が蘇り、そこまで自分は感情を表に出してしまっているのだろうかと考えながらあれだけ連続して負け続けたのそういう原因があったのかと、それを素直に認めてしまうのが悔しいのか白々しく視線を外しながら否定をしておき｢それなら丁度良かったです。せっかく曲作りをするのなら作詞の私と作曲の真姫、二人一緒の方が色々都合がいいと思うんです。どうです、明日一緒に作業をしませんか？｣特に予定がなく、敢えていうなら作曲をするのみだということを聞けば好都合と言わんばかりに共同での作業を提案してみて

はぁ、だから表情に出てるんだってば…
(思い出させてしまったのだろうか、トラウマを見たような感覚が生まれてしまい、楽しいところではあるが、やはり相手は正直な人なので一つ変えれば絶対わかるため、ため息をつきながらも白々しい相手の表情を再び指摘し始め、そろそろこの会話を終わりにさせようかと迷ってしまっていて「それなら、私もちょうど良かったわ…あなたがいないと作曲出来たもんじゃなかったから。場所は私の家でいいかしら」と同じことを考えてたのか提案された内容は完全に一致して、丁度自分も相手に用事もあったし、明日に連絡して日曜日にと思ったが明日でも良かった為、場所を勝手ながら指定したあと首をかしげ)

むぅ…不覚です
（再び顔に感情が出てしまっていることについて指摘を受ければしまったと慌てて両手を頬に当て、どうにも自覚がないうちに感情が表に出てしまうようで、それがどうにもならず悔しそうにそう呟き｢ええ、私はそれでかまいませんよ｣お互い創作意欲はすこぶる高いようで、彼女もまた己と同じ考えでいることがわかり、これならば明日は有意義な１日となることだろうと期待を膨らませつつ作曲を並行して行う以上ピアノがある環境の方が都合がいいと考え、相手の問いかけには異論はないと答えを返し

でも、そういうのって…私からしたら羨ましいって思うわ
(悔しくしなくてもそれだけ相手は正直で嘘はつけないというより嘘は言わないということなので長所ではないかと考えているも、自分とは逆の存在だからなのか羨ましく思いながら、小さく首をかしげ「それなら、私の家でやりましょ？ついでに海未には歌ってもらうし？」と都合はどうやら合ったので良かったと安心して、相手には悪いが歌詞のついでに歌ってもらおうと、未だに掴めていないからという理由で歌って欲しいようで)

羨ましい…ですか？表情から感情が読まれているというのはあまり気持ちがいいものではありませんが…
（自身が欠点だと思っている部分を相手は羨ましいとまで言い切ったことに釈然としないような表情を浮かべ、表情に感情が出るということはつまり周りには思考すら見透かされやすいということではないかと考えればそれはやはり気分のいいものでは無く、羨ましく思うようなものではないだろうと自身の考えを述べ｢なっ…う、歌ですか？勿論真姫も歌うんですよね…？｣今回の目的はあくまでも作詞と作曲の合同作業であり、自身が歌を歌わされるという想定はしていなかったため、まさか自分一人相手の前で歌うようなことにはならないだろうなと恐る恐る相手へと尋ね

私としてわよ…一年も一緒なんだから私のことくらい知ってるでしょ？
(羨ましいと思うのも自分は素直ではないし正直に言えないタイプなので、相手見たく正直に言えるような性格はしてないので、１年間相手とも過ごしてしたのだから自分の性格くらいは知っているだろうと問いかけながら、首をかしげて「何言ってるの…作詞した本人が歌わないなら私は何したらいいってのよ」と自分は相手の作っている歌詞を知らないし、音程を掴むためにも相手には歌って欲しいのだから、自分が歌う必要性はないだろうとため息をつきながら話)

あぁ、そういう…真姫もそれなりにわかりやすい方だと思いますが…
（そこまで聞いてようやく相手が何を言いたいのかを理解すれば、確かに素直でないとは言われがちな彼女ではあるが周りから見れば自分とはまた違った方向にわかりやすい性格をしていると思いながらも、こんなことをあまりハッキリ言っても多分認めはしないだろうと考え、小声でそう呟くのみに留めておき｢そ、それは…確かにそうかもしれませんが…｣相手の言い分はもっともであり、返す言葉もないのだがいくら仲間である相手の前とはいえハッキリ言えば恥ずかしく、少し俯きがちに煮え切らないような反応を見せていて

何か…言った？
(呟いた声が聞こえなかったのだろうか、キョトンとしつつ相手の呟いた台詞を聞こうと思い不思議そうにしているも、やはり自分の事なのだろうかと思いジッと相手を見つめながら首をかしげ、気にしない方が身のためかもしれないと独自で考え出して「まだ私が入る前に作った曲だって作詞があったから作れたのよ？音程はなかったけどね」とあの時は希の言葉もあって仕方なく作曲したが、現在は自分からという事もあるので目の前にいる作詞している人物がいるので、ついでに歌ってもらおうと思っているようで)

いえ、何も。気のせいでしょう
（聞こえなかったというのならばわざわざ事を荒立てる必要もなく、それならそれでいいだろうと判断をしては彼女の問いかけに対して軽い調子で肩を竦めながらそう答えてみせて｢わかりました、やります。やればいいんでしょう…｣やはりやるからには妥協はしたくないのだろう、今回の計画に対して意欲を燃やす相手の様子を見せられてしまえば自分もその本気に応えなければならないだろうと考えれば自分一人恥ずかしいからだとかそんなこと言ってられないなと、自分たちに課せられた責任感から考え、半ば開き直りにも似た口調でため息をつきながらも相手の要望に応えると誓い

そう？それなら、もう帰っちゃう？
(肩をすくめる相手からはおよそ何も言っていないと知れば納得して、このままだと暗くなって見えなくなってしまうと考えれば、早めに帰ったほうが良さほうだと判断して、ゆっくりと立ち上がりつつ相手の様子を伺い「やればいいんじゃなくて…やるのよ？あなたのお陰で皆が歌って踊れるんだから」と相手がいなかったら、そもそもμ'sとしての問題で自分もかかわることもなかったような気もしているので、相手に任せるだけでなく自分も頑張ってみようとして)

そうですね、明日もありますし今日は解散にしましょう
（少し騙しているようで心苦しくもあったが相手が納得したことでキリもいいため話題をそこで打ち切って、すっかり日が傾き暗くなった窓の外をチラリと見やり。明日のこともあるし、何よりもあまり遅くなって家族に心配をかけたくないと考えては相手の提案へと二つ返事で頷いてみせて｢わかりました、ですがやるからにはとことんやりますよ。私が満足するまでは付き合ってもらいますからね｣誰かに言われたからやるのではなく自分の意志でやるんだと相手の言葉を聞いて新たな決意を胸に抱けば、そうと決まったからには中途半端な仕事は許さないと相手のことなのでそこまで心配はしていないが念押ししておいて

えぇ、じゃあ帰りましょ？海未と帰るのは初めてだけど
(思えば先輩である相手と帰ることなんて無かった事もあり、何時もの凛や花陽と変えるのが当たり前になっていたので、なんというか新鮮だなと思いつつ、相手を先に行かせようと立ち上がって小さく後ろに下がれば、ちらりと相手の方へ視線を向けていき「そのつもりよ、エリーがいてくれたら意見も聞けただろうけど…海未が満足するまでやってくれるなら嬉しいわ」と念を押されるとは思わなかったが、そこまでしてもらわないと自分だって困るし、相手の事だから怒ってしまうだろうなと思いつつ、薄く笑みを浮かべながら提案した本人の話をして)

言われてみるとそうですね。ですがたまにはこういう組み合わせも悪くないです
（思えば相手とこうして１対１で関わるということ自体が非常に稀なことであり、他のメンバーも絡めて一緒に帰ったことは今までにも何度かあったが二人きりというのは初めてであることに言われて初めて気づき、しかし不思議と気まずかったりといったことは全くといっていいほどなく、むしろこうして二人でいる時間に安らぎを感じてしまっている自分がいて、仲間たち皆で過ごす騒がしくも楽しい日常もかけがえのないものではあるのだが、それでもたまにはこうして穏やかにゆったりとした会話を楽しむ時間があってもいいと感じているのも確かで、そういった時間を過ごす上で相手は最高のパートナーと言えて、要は波長が合うということなんだろうと自己分析しながら少し遅れて歩く相手を振り返り隣に並ぶように歩みを緩め｢実は絵里もさっき練習中に誘ったのですが今週は忙しいようで…、なので私たち二人で絵里もあっと驚くような最高傑作に仕立て上げてしまいましょう｣相手の口からもう一人のメンバーの名前が出れば本当は明日は三人で作業が出来ればと考えていたことを話し、しかし居ないなら居ないで自分たちだけでも彼女風に言うのなら｢ハラショー｣と言わしめるだけの曲を作り上げようと不敵に笑い

まぁ、ほら…海未みたいな人と歩くって結構珍しいじゃない？悪くないと言うよりも新鮮味が溢れるって言えるわよね
(相手との帰りはやっぱり気まずいだなんて有り得ないし、むしろ相手と帰るのは新鮮味が溢れすぎて自分としては騒がしくも静かすぎる事もないゆっくりとした帰りとなれば、ジワジワに来る楽しさと言うべきか、相手のモチベーションとかテンションは上がるのだろうかと思いつつ、しっかりとした相手と帰るだなんて、少し憧れでもあったかなと内心にしまいながら相手を見つめ「せめて、関係のない皆に驚かせる曲にしましょう…誰にも超えられないようなね？」と確かに絵里は忙しそうだが、流石に一人を驚かせるなんて目標にするなら小さいと厳しく考えたのか、せめてμ's皆を「ハラショー」と言わせてやろうじゃないかと、こちらも不敵な笑みを浮かべながら相手とは意見が合いそうだと考えつつ、断然とやる気が出てきてしまい明日がとっても楽しみになり)

そうかもしれませんね、μ'ｓがなければ私たちはきっと出会うことすらなかった。そんな私たちが今、こうして一緒に居ることは奇跡的なことで見える世界が変わって見えるというのも当然といえば当然でしょう
（そもそも相手と自分は元々は単なる同じ学校の先輩と後輩という関係であり、趣味が一緒な訳でも部活が一緒だった訳でもない、ましてや穂乃果やことりのように幼なじみですらない。そんな接点なんて何もなかった自分たちが今こうして一緒に居て、同じ一つの目標に向かって突き進んでいる。この巡り合わせを言葉にするならば陳腐な表現にはなるが奇跡と呼ぶ他ないだろうと聞いている方が少しこっぱずかしくなるようなことを口にしつつ、一緒にいる今が新鮮な気がするという彼女の言葉には理解を示して頷き｢なるほど…私は少し真姫に対する認識を誤っていたかもしれません。意外に熱い女の子なんですね真姫は、それともこれも穂乃果の影響なのでしょうか？｣普段の何事にも少し一歩を引いているような少し冷めたような態度も見せる彼女のイメージとは真逆の、皆の度肝を抜いてやろうという情熱のこもった言葉を聞けば意外だなと感じて目を丸くし、同時に相手に対する理解が一層深まったような気がして素直に嬉しく思えて、そんな一面ももしかしたら自分の幼なじみの穂乃果に少なからず影響を受けたのだろうかなんてクスッと悪戯な笑みを浮かべながら問いかけ

まぁ…ね、すれ違う事はあっても話しかけることは無かった…、出会えて良かったわ。会わなかったら親に言われるがままの自分になってたし
(μ'sが無かったら親に言われるがまま病院の娘として、ピアノに触れずに育って成績も前よりもすごい点数を取り続けていただろうなと思いつつ、そして相手との出会いとしてもすれ違って文化祭とかで挨拶される側なのだろうと思いながら、まるで相手に感謝するように微笑みながら、前の自分なら言えない言葉を呟いていき「影響ね…惹かれてくのよね。穂乃果のやり方というか生き方に…いつの間にか穂乃果みたいに行動していたりしてるし」と認識はどうであれ穂乃果に影響されているのは間違いないため、穂乃果はいつの間にか人の人生と生き方を変えてしまう、まるで太陽のような存在で同じように過ごすようになったから少なからず、みんなもだろうと想像して)

ふふ、今日は随分と真姫の本音が垣間見える気がしますね
（普段、素直ではない彼女の振る舞いの裏に隠されたμ'ｓという居場所への想いや感謝の気持ち、そういったものをまざまざと見せつけられればいつもはクールに構えている彼女だが本当はどれだけ今という時間をかけがえなく思っていて、皆やスクールアイドルのことが好きなのかが相手の笑顔や発言から新たに伝わってくるようで、そこまで相手が思ってくれていると思うとμ'ｓの初期メンバーとしては胸の内にこみ上げる万感の思いがあり、嬉しさのあまり表情は自然と弛んでしまい｢それはきっと穂乃果が本当にやりたいこと、好きなことに対して嘘を吐かないからでしょうね…それが親から敷かれたレールの上を進むしか無かった私たちには眩しく思えるんでしょう｣穂乃果という少女に対して抱く相手の感情と己の中の感情、その二つにはとても近いものを感じ、互いの共通点といえば家の跡取りという点であり、少なからずそういった意識に縛られて生きてきた自分たちにとってどこまでも自由で好きなことは好きと馬鹿正直に言い張れる彼女が羨ましくて憧れを抱くのだろうと述べ

こ、こうして…一緒にいるからじゃない？
(自分の本音を見せ続けるなんて相手が初めてであり、そこを言われてしまえば動揺しながらも相手とこうして帰っているからではないかと視線をそらしつつ話していくと、髪を弄りながらも恥ずかしいのかうつむきがちで歩いていき「…そうなのかもしれないわね…私とかは親に敷かれたレールを穂乃果は新しいレールを作ってしまう…そんな穂乃果に憧れてるのかもしれないわね」と穂乃果のおかげでスクールアイドルをやっていられる為、相手の思考や行動は憧れるものばかりであり、視線を上に向けながらも思い返すような言葉を放ち)