ばびぶべ、 2015-03-21 19:43:36 |
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ん…
(襟元のシャツを開いて鎖骨あたりに唇を押し付けてくるとくすぐったいのか少しばかり鳥肌が立って、自分もつけようかと思えばバレはしないだろうか?と一種の不安がよぎり、でも今は忘れよう。相手の首元に吸い付けばおそろいの所有印が出来て、照れくさそうにしていて「早く飯食おうぜ?」と腹も限界なのかそう言って
(ただいまですー
(満足気に微笑んでいると彼も自分の首元に吸い付いてきて。ちくり、と一瞬鋭い痛みが走るもそれは直ぐに目に見える快感というものに変わり。お揃いだ、嬉しい。そして照れ臭そう笑い、ご飯食べようと誘う彼に思い出したように顔上げ。すっかり冷めてしまった。一度電子レンジで温め直そう。皿にパスタを入れるとちん。「 信二は座ってていーよ。」と彼に向き直り首傾げ。
( /おかえりなさーいッ ‼︎ / むぎゅ、/
そうか…
(こちらが提案すれば相手の後方のパスタはすっかり冷めていて、こちらに向き直って首をかしげる相手にそう応えてダイニングに座ればこの風景はまるで新婚のようだと妄想していて。しばらくしていればあたりには料理の香りが立ち込めて「料理できるなんて意外だな」と相手からは想像も出来ていてなかったのか
(おぅふ…筋肉痛なのであまり抱き付かれると…
並程度しか出来ないけどね。
(意外、確かに意外だ。本当に並程度のものしか出来ないが、彼は喜んでくれるだろうか。そう会話する内に合図が。開くと瞬く間に美味しそうな匂いが立ち込めて。彼の前に置くと、「 召し上がれ。」と。自分も隣に腰掛け彼をじ、と見つめる。不味くありませんように、と願うばかりだ。
( /お疲れ様です ‼︎ 寂しかったですよー。/ 泣、/
俺もそんなもんだよ
(並み程度のものはと言えば自分もその様なもので、昨夜のように炒飯のように何かを炒めるか、急いでいるときは瓶詰めの類いでご飯をかきこむくらいで、このような本格的なものは久しぶりで。具はミートソースか。「いただきます」と手を合わせて早速一口食べれば暫く沈黙して。隣のスープを流し込めば「ほぅ...」と落ち着き「参ったな、完璧だよ」と告げればガッツきはじめて
(ありがとうございます。よしよし、いなかったぶん慰めてあげますから/撫で
でも信二のご飯美味しかったよ。
(昨夜のご飯はとても美味しかった。それにこんな料理が敵うだろうか。手を合わせ食べ始めた彼を凝視し、内心どきどき。そして、完璧だと言われ勢い良く食べる彼に屈託の無い笑みを浮かべると自分も手を合わせて一口。「 ん、美味し。」と目を見開き呟き。良かった。意外とマシなものを作れて。
( /もっと撫でて、もっと撫でて ! / すり、/
はは、サンキュ
(昨夜のただ炒めて具を会わせただけの料理を美味しいといってくれる相手にお礼を述べて。それにしても人が作ってくれたご飯は何故こんなにも暖まるだろうか、誰かご飯を共にするだけでこんなにも心が癒されるのだろうか。独り暮らしの自分にはそれが堪えて。パスタを食べてスープも飲み干してそう思えば、おかわりはあるだろうか。パスタは無さそうだ。「おかわり」とスープの器を差し出して。
(はいはい/苦笑/撫で撫で
.. はい。
(たまには人と一緒にご飯を食べる、というのも悪くないかもしれない。もぐもぐと食べていると彼からのおかわりの要望が。一瞬きょとりとするも、直ぐに微笑み返事。箸を置くと立ち上がってスープを器に注ぎ。また戻り彼の前に置くと、「 はいどうぞ。」と。食べっぷりが良い人は好きだ。彼を知れば知る程好きになっていってしまう。
( /ごめんなさい ! レス遅れちゃいました。/ うああ、/
サンキュ
(ダイニングから立ち上がってスープを注ぎに行く相手が戻ってくればスープを受け取りすぐに飲み始め。それほど時間はかからずスープを飲み干せば「ごちそうさん。旨かった」と手を合わせて言って。そういえば家に帰りたくないと言う相手にこのまま住むにしても着替えなどはどうするのかを相手に相談すれば「一旦家に帰って必要なもん取ってきたら?」と提案して
(大丈夫ですよー/撫で
(手を合わせてご馳走様する彼に此方も合わせて、ご馳走様と手を合わせ。食器を二つ分持ってシンクに持って行き、スポンジを手に取って洗い始めると彼から提案が。確かに家には大事な物が沢山あるし着替えとかも必要だ。一旦取りに帰った方が良いかも。でも父親が居るかも、という不安も。もう家を出て行くのだからさっ、と取って帰ればいいかと安易な考えで。これから起こる事に知る由も無く呑気にしていて。「 じゃあ、これ洗ったら取りに帰るね。」と。
( /ありがとうございます ‼︎ / むぎゅ、/
送っていこうか?
(相手が洗い物を終えれば帰ると言えば父親とばったり出くわせれば大変なことになるだろう、ともかく面倒事は避けられない。もし出くわしたときのために上記を述べれば部屋へ戻り出かけれる格好へと着替えて。
(今日はクラス会で焼肉なのに熱でいけませんでした(´・ω・`)
うん、ありがとう。
(家までは遠い。電車では必ず痴漢に会うしタクシーを使わねば、と思っていた所に送ってくれると。笑み浮かべてお礼を言うと洗い終わりタオルで手を拭き。己は制服しかない為にシャツにスカートを着るだけで。リボンは暴露たらいけない、としない。
( /うわ、焼肉とかめっちゃ良いじゃないですかあ。熱はだいぶおわたですね。/ ごしゅうしy、/ 寝なくて大丈夫何ですか ⁉︎
じゃあ行こうか
(笑みを浮かべながらお礼を述べられれば玄関先にて上記を述べて、階を降りて車に乗り込めば「親父に会うことはないか?」とエンジンをかけ、駐車場から発車すれば気にかかっていたことを問いかけて
(寝たらすっきりしたんで大丈夫ですよー、
.. 今は仕事だと思う。
(靴を履き、階を降りて助手席に乗り込めば問われ不安な面持ちで頷き。もしかしたら居るかもしれない。でもああ見えて仕事人間だから。心の中は恐怖心しか無くて。家への行き先を伝えると座席に身体を預け。父親は見た目的に最上級に格好良いし人辺りもいいのだが。どこで間違えてしまったのだろう。そればかりが頭を交差し。
( /それは良かったです ! お大事に。/ 手合わせ、/
ならいい…
(不安な面持ちで頷かれれば会うことはないと告げられれば少しばかり安心するが今日は休日、特別な用さえ入っていれば会うことはないだろうと思うが油断はならないと思っていて。「ここだったか?」と詳細を見て知った住所について
(でも焼肉がホントに悔しかったですけどね笑
ん、ここ。
(あの人は見栄っ張りだから外装はとても良い一軒家だ。小さく息を吐くと、「 信二は彼処の公園の前で待ってて。暴露たら大変だから。」と少し離れた公園を指差し。父親の車も無い事だし、いないだろうの安心感から1人で大丈夫の意味を込めて上記を。助手席から降りて家まで足を進め。
( /焼肉いいなあ。私もバイト仲間と昨日の夜はもつ鍋を食べに行ったんですよ。/ えへん、/
気をつけてな、何かあったら連絡するんだぞ
(つい先ほど車内で交換した連絡先で伝えるよう言えば、離れた公園で待つよう指示されて。駐車場には車はないようだと安心すれば公園まで車を走らせて、しばらく待つも相手に何かないだろうかとそわそわするも気を落ち着かせるために音楽をかけて
(もつ鍋ですかー、ウチのは美味いですよー。なんでも兄貴の友達が泊まりに来てその時食べたもつ鍋が2,3年経った今でも忘れられないとか
うん、分かった。
(振り返り携帯を横に振ると微笑み。鞄から鍵を取り出すと扉を開け。懐かしい匂いが漂い、気持ち悪い。直ぐに靴を脱ぎ自室へ向かい。何も変わっていない部屋は昔のままで。大きい鞄とスーツケースに要るものだけを入れて行き。洋服はこれ位でいいか、と階段を降りて靴箱から靴を取り。次いで広いリビングに自分のカードと通帳と印鑑を棚から取り出し。他は、と思いながら見渡していると玄関から物音が。信二が来たのかな、と気に留めていなかったら。父親が。『 お、花。久し振りじゃんか。』とまるで彼女に言うような台詞で。言葉が出ずに息だけが荒くなっていくと、彼は段々と近付いてきて自分に触れ口付けをしだし。それは恋人の様なやり方で。
( /おお、信二さんの家はもつ鍋屋さんですか ? いいないいな、食べに行きたいです ‼︎
…遅い
(相手が家に行き約三十分、それまでに何回時計を確認したことだろうか。気になって相手の家の前に行ってみれば車が停まっており「…!?」と絶句して、こうしてはいられないと今すぐにでも家に乗り込もうとすればいやまて、このままいけば教師だとバレてしまう。何かないかと車の中を探していればお気に入りのスポーツサングラスが。それをかければ「花!」と家の中に乗り込み
(いやただの家ですよ笑、そのあとのシメの雑炊も美味いですしね、とにかく食べさせたいくらいですよ
.. っや、離して !
(彼の力に敵う筈が無い。それでも必死に”彼氏の為”に”自分の為”に抵抗し。それでも彼は首筋まで唇を持って行き触り始め。『 花は可愛いなあ。最上級だよ。俺に似て。』と褒められ。ソファーに押し倒されると昨夜信二にされた事を。ものの何十分で事が終わると彼は達成感に溢れた表情で自分を膝枕しながら髪の毛を撫でていて。また汚れてしまった。すると玄関からまた物音が。もう、信二でも誰でもどうでもいいや。絶望でいっぱいだ。
( /わ、雑炊いいですよね ‼︎ 私もつより、最後の雑炊が好きです 。/ うきうk、/
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